srngです
自衛よろしくお願いします
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<凪ちゃん。口開けてー>
なんて横から聞こえる。私は読んでいる本から目線を話さず、あ、と口を開けた。
口を開けているとほおりこまれたのは甘いお菓子。シロップが良く染み込んでいるスポンジが美味しい。
[これ美味しいですね。どこのです?]
<ん?俺が作ったー>
[マジでなんでも出来るじゃないですか]
彼のできないことを探す方が難しいのではないかと思いながらまた本を読む姿勢へ戻った。
そこから2時間は経っただろうか。
本を読んでいるだけだったはずなのに、
体が熱を帯び、息は上がっている。
ゆっくり座っていたソファから寝る体勢に移ってみる。寝る体勢になった今も身体がおかしい気がする。
<なぎちゃーん>
[どう、しました?]
息が上がった状態で彼の呼び掛けに応える。<目、もう惚けてる。>[え?]
彼の言う言葉に素っ頓狂な声が出る。
目が惚けてる…?何故?さっき読んだ本のせい?いや、本だけで惚けるとは思えない。まさか、
[貴方、盛ったでしょ、]
<せいかーい。凪ちゃん俺の事信じまくってて可愛かったなぁ。>
[うっさい!]
やっぱりか。きっとあのケーキのスポンジなんだろうな。
そう思っていた瞬間彼の指が腹をすうっと撫でる。それだけで体はピクりと跳ねた。
[え、あ、ちょ、セラ夫]
<なぁに?>
[ここ、リビング、ソファ。]
<大丈夫、ベッド行こうね。 >
そう言われ抱き抱えられたがその抱き抱えるために触れている腕がどうしようもなく快感を産む。
ぼふっとベッドに転がったいや、転がされた
<凪ちゃん。>
[なんですか、]
<今回、すっごいしんどいだろうけど、頑張って。>[…優しくはしてくださいよ?]
<勿論。>私達はゆっくりと唇を合わせた。
読み切り作品です
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コメント
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ヌーン…神すぎる…平和だぁ…(盛ってる時点で平和じゃない)コメント遅れた、ニーン…(鳴き声)