テラーノベル
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次の日。
ヤマはほとんど口をきいてくれなかった。
それからも、何かあるたびに言われた。
「タバコやめろ。」
「吸いすぎや。」
最初は、それだけだった。
私は少しずつやめたいと思っていた。
でも、もう簡単にはやめられないところまで来ていた。
だから、時間がほしかった。
ゆっくりでいいから、やめたかった。
でもヤマは待ってくれなかった。
そして、いつしか話はタバコだけじゃなくなった。
「男に家まで送ってもらってたくせに。」
その一言を聞いた瞬間。
心の奥に閉じ込めていた言葉が、また顔を出した。
――浮気したくせに。
あの日、蓋をしたはずの気持ちが。
また、静かに疼き始めた。
私たちは、お互いに許したつもりだった。
でも、本当は。
何一つ終わっていなかった。
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ユキ
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コメント
1件
ああ、分かるわ……「何一つ終わっていなかった」って一文、めっちゃ胸に来た。ユウくんがタバコをやめる時間を欲しがってるのに、ヤマが待ってくれない。それだけじゃなくて「男に送ってもらってたくせに」って、許したつもりの根っこがまだ全然腐ってるんだなって。積み重なった言葉、そのままタイトル通りだわ。お互い赦したフリして、本音は引きずったまま。このもどかしさ、リアルすぎてしんどかった🔥