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新連載スタート~
side.りょ
最近、短いズボンにはまっている。もうおじさんだし、足出すのもちょっとなあと思って今まであんまりだった。
でも元貴と若井がそのままが好きって言ってくれて、手を出してみようと思ったんだよね。
誰も僕の足なんか見たくないと思うんだけど、自分のモチベーションのために何着か購入してる。
今日は若井の車でスタジオまで行って、新曲の合わせ。
2人の前で履くの初めてで、なんか緊張…。
せっかくだから、お気に入りの、太もも丈のズボンにしよう。
藤澤「おはよ~!」
大森「おはよ、ってなにその服⁈」
若井「おはよ。え、半ズボン?」
藤澤「いいでしょ~最近ハマってるの~」
大森「とりあえず乗って…」
車に乗り込んで、元貴の隣に座る。全然目を合わせてくれない。
やっぱり変かな、やめた方がいいかな、って落ち込んでたら、
大森「若井、ティッシュ」
若井「はあ?ん、これ使って」
大森「ありゃと、」
藤澤「元貴、?どうしたの…?」
心配になってのぞき込むと、ぼたぼたと鼻血を流している。元貴が鼻血出してるの、初めて見た。
藤澤「えええっ?大丈夫⁈」
大森「涼ちゃんの生足やばい…っ…止まんないんだけど…」
藤澤「へ、変…?」
若井「んなわけあるか。エロすぎて俺も鼻血出そう」
藤澤「は、はあ⁈なんでそうなるのさ…」
大森「なんで急に…?プライベートで履いてるの見たことない」
藤澤「いや、前から気になってはいたんだけど、僕おじさんだし…足見せるの諦めてたの」
若井「うん、訂正。涼ちゃんはおじさんじゃない」
大森「そこら辺のと一緒にしちゃだめ」
元貴がティッシュを変えて鼻を抑える。すぐにそれも真っ赤になって、服も汚れていた。
藤澤「ま、まあ…それで、2人がそのままが素敵って言ってくれて、愛してくれて、ちょっと試してみようかなって」
大森「それって…」
藤澤「うん、ちょっとだけ自信ついたの」
若井「最っ高なんだけど…」
大森「ぅう…涼ちゃん俺は嬉しいよ…」
涙目になるくらい喜んでくれて、すごく嬉しかった。でもね、全部2人のおかげなんだよ。
それを伝えると元貴が抱き着いてきて、僕の服に血が付いた。
大森「わわ…ごめん」
藤澤「全然大丈夫~!元貴もめっちゃついてんじゃん…笑」
若井「もうすぐ着くよ」
スタジオについて、車を降りるとなんと若井も鼻血を出し始めた。
焦りながら急いでスタジオに入る。
藤澤「おはようございまーす…」
スタ「おはようございまs…ってどうされたんですか!」
藤澤「2人とも鼻血出しちゃって…お願いします笑」
スタ「ありゃりゃ…最近暑いですもんねえ」
大森「ごめんね笑 ありがと」
若井「すんません…あざっす」
スタッフさんが困惑気味に応急処置をしてくれた。
僕の生足見て鼻血を出しましたなんか言えるわけないので、暑さのせいにしておいた。
2人で仲良くティッシュを詰めてソファに座ってて、なんだかおもしろかった。
スタ「藤澤さん、半ズボンなんですね~お似合いですね」
藤澤「へへ…このデザインかわいいよねえ~」
スタ「どこで買ったんですか?」
藤澤「えっとねえ~」
タグを見ようとズボンを少しめくると、元貴に腕を引っ張られて隣に座らされる。
小さな声で、「危機感なさすぎ。俺たち以外に見せちゃ、だめでしょ?」と注意された。
だからおじさんの太ももとか誰も見てないって!需要ないでしょ!
若井もむっつりしてて、もう何なのこの人たち…笑
大森「これ、あのブランドじゃない?俺も買おっかなあ…」
若井「えー俺のも買っといて」
大森「無理。自分で買え」
若井「ひっでえ」
藤澤「んへ…」
たくさんの人に褒めてもらって嬉しかった。また新しいの買いに行こう。
なにより、2人がいっぱい褒めてくれて、いつもよりだいぶと距離が近かった。
なんか終始デレデレで、手つきも変だし。
藤澤「もう、ちょっかいばっかダメです!」
若井「んー…涼ちゃんめっちゃ似合ってんだけどさあ」
大森「あんまりそれで外出しない方がいいよ」
藤澤「え、と…それは、どういう…」
若井「かわいすぎて、変な人がついてきちゃうよ?」
大森「ほんと、心配だわ…」
藤澤「何言ってんの笑 はい、やるよー」
いや長すぎる。ごめんなさい…
コメント
3件
いや最高すぎる