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シノ 今日から日記付けよ〜!
シノ 日記の名前は〜?
ルイキ お〜!どんな名前なんだ?
シノ カゲロウ8月日記!
ルイキ いいな!
ルイキ 確か今は
シノ えっと今日は8月15日午後12半!
ルイキとシノは楽しげに笑う
ルイキ 今日は本当暑いな!
シノ そうだねぇ!
シノ んーあ、夏は好き〜?
ルイキ 夏は海とか夏休みが合って楽しい好きだけど
ルイキ いや、でもまぁ夏は嫌いかな
猫を撫でながら君はふてぶてしくつぶやいた
シノ あ、猫!
逃げ出したの後追いかけて飛び込んでしまったのは
真っ赤に変わった信号機だった
バッと通ったトラックがルイ兄を轢きって
僕は泣き叫ぶ
ルイ兄の血の香りと僕の大量の汗の匂いが混ざり合って
嘘みたいな人の9番目の陽炎が嘘じゃ無いぞ!って笑ってる
夏の青空。かき回すような音に全て眩んだ
時計が回る
目を覚ました
時計のベルが鳴り響くベットで
シノ …今は何時?
8月14日午前12時過ぎ位を指す
やけにうるさい蝉の声を覚えてた
でもさぁ、少し不思議だな。
同じ公園で昨日見た夢を思い出した
シノ 不思議でしょw?
シノ ねっ?ルイ兄!
ルイキ そうだなぁ!w
ルイキは優しげにそして少し不思議そうに笑う
シノ …(夢だとしても嫌だな)
シノ (ルイ兄が夢みたいにならないで欲しいし少し早めに帰ろ!)
シノ ねね!ルーイ兄!今日はもう帰ろ?
ルイキ ん?嗚呼別にいいけど?何で?
シノ んー家で沢山遊びたいから!
ルイキ シノは可愛いなぁ!w
シノ えへへ!でしょ!
ルイキとシノは手を繋ぐ
気づいたら周りの人皆は上を見上げ口を開けていた
落下したきた鉄柱がルイ兄を貫いて突き刺さる
僕の悲鳴と風鈴の音が木々の隙間で空廻り
ワザらしい人の10番目の陽炎が夢じゃないぞって嗤ってる
眩む視界にルイ兄横顔、笑ってるような気がした
シノ ルイ兄?笑って…る?
また視界が眩む
時計は廻る
兄は笑ってる気がした
陽炎9番目
陽炎10番目
陽炎は笑ってる
時間が戻る
シノ …なぁんでなの?
ルイキ どうした?
シノ いや、別に何でも無いよ!
ルイキ あ、猫が!
シノ !?
シノはルイキの代わりに死ねばいいじゃないかと今思いつく
シノ実行しようたが
ルイキ な、何にやってんだよ!!
ルイキ 馬鹿か!お前やっと一緒にいれるのに
シノ …!?ルイ兄!危ない!
ルイキ ………え?
次は最初のトラックがルイ兄を轢きずり回す
残ったのは血だけ
君の香りと僕の匂いが混ざり合う
また陽炎が嗤う!!
視界眩む君は微笑みの顔していた
何回世界眩んでも
陽炎は嗤って奪い去る
繰り返して何十年。
もうとっくに気がついていただろ。
こんな良くある話なら
結末はきっと1つだけ。
繰り返した夏の向こう
シノは嗤う
シノ ルイ兄!
ルイキ どうかした…か!?ん、な!トラック!?
シノは笑顔で嗤う!!!
バッと押しのけ飛び込んだ
瞬間トラックにぶち当たる血飛沫の色、ルイ兄の瞳と軋む体に乱反射して
文句ありげな12番目の陽炎に『ざまぁみろよ』って笑ったら
実によく在る夏の日のこと。そんな何かが
ここでやっと終わった。
カゲロウ8月日記はここで終わってる
作者はディズと書いてあった。
シノはまた。
目を覚ました
8月14日のベットの上
兄はただ『また駄目だったよ』と一人猫を抱きかかえてた
一人で兄は泣く
ルイキ シノ…
主、参考にした曲…カゲロウディズ
じん様作