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わんく
shp_side
今日も今日とて学校に行かないと … 。 アラームを何十にも掛けて 、 起きるのを怠そうにする 。 今日は6時40分迄には起きれた 、 良かった 。 急いで学校の準備をしないと 。着替えて朝飯食って鞄持って 。 何時からこんなに学校が楽しみになったんだろう 。 まぁ良い 、早くしないとあの人が 、 来てしまう 。 ワイの白馬の王子様 。
kn「 お~い ! ショッピ君おるかぁ~ ! ? 」
shp「 んわ 、 うるさ … 」
玄関口から今日もワイを呼ぶ大きな声が聞こえる 。 来てくれた 、 嬉しい 。 と一瞬頬を緩ませたが何時も通り無表情に戻して 。 鞄持ってメット被って 、 弱いがそれなりの力で玄関の扉を開けた 。
shp「 … 朝から五月蝿いっすよ 、 クソ先輩 。 」
kn「 おう ! おはようショッピ君 ! ! 」
話聞いてねぇなこの人 。 まぁ 、 何時もの事やし 、 ええか 。 なんて思いながら自転車を引いて 。 先輩に遅れない様にと自転車を準備してる時 、 先に進んでしまった先輩へと少し駆け足で向かう 。 少しでも先輩と長く居たいから 、 。 付き合ったとして 、 ワイが先輩の横に立つなんて釣り合わないって分かってる 。 ” お似合いカップル ” なんて縁遠いだろうな 、 だけど友達としてならまだマシだろう 。 似付かわしく無いけれど 、 ” 後輩にも優しい先輩 ” と先輩の株を上げれるからだ 。 なら 、 とことん友達で居て無いと … 。 顔を顰めて考えていたところ 、 ふと先輩に話しかけられた 。
kn「 なぁ 、 ショッピ君 ? さっきから眉間凄いことなっとるで 、 なんか悩み有るんやったらバシバシ俺に話してええからな ! ? 」
shp「 ん … 、 別に悩みなんて無いですよ 。 まぁ 、 有っても言いませんけど 。 」
貴方の事で悩んでます 、 って流石に本当の事は言えない 。 これは俺だけの秘密で良い 、 そう考えて咄嗟に嘘を吐いた 。
kn「 なっ … 、 尚更気になるやんけぇ ! 」
shp「 ほんま五月蝿いわこの人 … 。 」
何時も通り 、 先輩が巫山戯て五月蝿くなって 、 ワイがそれにツッコんで注意して … 何時迄続くんだろう 、 でも幸せだな 、 。
kn「 五月蝿いって酷いなぁ 、 ! 」
shp「 んふ 、 w 」
少し声のボリュームを下げて 、 悄気ている先輩が犬に見えておもろかった 、 可愛い 。
kn「 な 、 何がおもろかったんや … 、 」
shp「 別に ? あ 、 急がんと遅刻しますよ 、 クソ先輩 」
kn「 ゲッ 、 少し急ぐでショッピ ! 」
shp「 んわ 、 」
俺は流石に彼女では無い 。 ” 待って ” とは言い難くて 、 その言葉を飲み込んで 。 先を走る先輩を 、 追う様に自転車を引き乍 。 普段慣れない足取りで駆けて行く 。 校門に着いた時は 、 既に何人かに取り囲まれた先輩の姿があった 。 ぁ~ぁ 、 残念 、 もう独り占め出来ないのか 。 なんて考えていたら先輩からメッセージが来た 。
【 ショッピ君 、 今日放課後空いとるか ? 】
先輩がこのメッセージをくれた日は必ずワイを抱いてくれる 。 だって俺達はそう言うことをして終わったら帰る関係だから 。 キュッと胸が締め付けられる様な痛みが胸に来る 。 でもまた先輩を独り占め出来る 。 嬉しい様な虚しい様な 、 複雑な気持ちになって 、 取り敢えず自転車を止め乍返信を考えた 。
結局でた答えはYESだった 、 まぁ元々YESしかないけど … 。早くメッセージを返さんと 、 と打ち込んで 、 送信し 。
【 空いてますよ 、 先輩ん家行けばええんすよね ? 】
ドキドキとし乍返信を待つ 。 だが そんなに長く掛からなかった 。
【 おん ! 何なら一緒に帰るか ? 】
嬉しかった 、 一緒に帰る ? なんて聞かれたの 、 久し振りだったから 。
【 じゃあそうしますわ 】
今日は良い1日になりそうだ 。
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今回は此処までです 。
大体1750字お疲れ様でした 。
次回 ♡ 10 。
お楽しみに~。
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