琥楽side
Sparkleに向けた作戦会議
このイベントはファンの需要も重視してる。毎年、色んな種目でファンは湧く。場合によっては会場全体が。
もちろん歌とダンスでの勝負もあるけどね。
今回はファンの需要を意識した二次審査に向けた会議。
「…うち出なくてええ?」
「ダメかも」
「…」
れるちが絶望してるのにゆうちゃんがど正論をかます。まあ…種目がこんなんじゃツンデレのれるち出たくないよねぇw
「全部SCで良くない? 」
「双子揃って逃げんな?私も嫌だよ?」
おーくにのちゃんも嫌なのかこれ
それぞれペアの競技が五つ、全員で出る競技が一つ。ブロックごとに同時に行われて、いつどの種目になるかは分からない。しかもほぼ事前に打ち合わせじゃなくて本番命。だから…
「その競技に合うペアな良いでしょ…?」
【競技一覧】
・ポッキーゲーム(2人)
ギリギリまで折らなかった方が勝ち
・感謝のコトバ(2人)
相手への感謝と愛を最大限伝えられた方が勝ち
・相手の好みに合わせろ!(2人)
一方が自分の好みを、一方が相手の好みを予想して大量の選択肢の中から服を選ぶ。あっている部分が多いほど勝ち
・イヤなこと、ぶちまけろ!!(2人)
相手のイヤなところ、直して欲しいところを言っても受け止められるよね?より良い関係だと思う方に票がいれられる
・探せ!あの子の行方!(2人)
観客席に隠れたメンバーを早く見つけ出した方が勝ち
・以心伝心!歌ってみた!(全員)
より綺麗に歌えた方が勝ち
※トーナメント戦。上位3チームが最終審査出場
※Aブロック、Bブロック、Cブラックに分かれ、実力や実績や活動歴の平均はほぼ同じにしてある
「…どうする?」
ゆうちゃんがスッと紙を指差す
「んー?全部誰でも変わらない思うけどなぁ?」
ちむさんが首をコテンと傾げる。
まあ全部誰でもいけると思うし…
「なら…リスナーさんの需要?」
確か会場の盛り上がり具合でも点数が入るはず
「なるほど。なら…」
〜
「よし、これでOK♪」
ゆうちゃんがささっと書き上げる。紙には綺麗な字でメンバーの名前。
「さーてと、それぞれ準備してきてね〜っ!」
うっきうきの顔で立ち上がる。ここ一年で、さらに綺麗に可愛く笑えるようになってきたなと思う。ビジネス的な話ではなく、本当に素で。
「こったん、明日空いてる? 」
席を立つとゆうちゃんがスッと覗き込んでくる
「何?デートのお誘い?」
「違うけど違わないかも…w」
苦笑いして続ける
黄色の瞳がキラッと光る。心から楽しそうな明るい目
「ちょっとお買い物付き合ってほしくて♪」
読んでいただきありがとうございます!
どもども星音です!
次回にはもう早速大会…ですかね!
それでは!また次回!
コメント
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すたぽらならどの企画をどのペアがやっても絶対大丈夫!でもツンデレれるちを見たいなと思う気持ちがチョットアリマス... 続きめっちゃ気になる✨️楽しみに待ってます!!