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機械みたいにひたすら歩いた。
ドアをノックする、開ける、中を確認する、隣のドアをノックする。
ずらりと並んだ客室のフロアは、そのほとんどが無人のようだった。
いくつめの部屋だろうか、ドアを閉めようとした時にふと横にかけられた鏡が視界に飛び込んできた。真っ青な顔の自分と見つめ合って、やっとマスクをしてないことに気づいた。さっきのもみ合いの時に落っことしてしまったらしい。
それどころか、作業服の胸元もボタンは弾け飛んで、かなり派手に破れていた。妙にすうすうすると思ったけど、気が付く余裕がなかった。
「最悪……あいつ、馬鹿力過ぎ」
裂けた布地の間から下着が見えてしまっている。何とかしようにも着替えもない。
仕方なく手で掻き合わせた時に、ひやりと冷たいものが背筋を駆け抜けた。
ペンダントの感触がない***********************
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