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竜胆「,,,え?」
はるちよ「は?らん?」
ココ「は?え、、は?」
竜胆「に、兄ちゃん?は?え?」
ドサッ
〜竜胆目線〜
俺たちの目の前に倒れこむ兄ちゃん、、飛び散る血、声も出ない俺たち。時が止まったような気がした。兄ちゃんが倒れた。自分を銃で打った。死んだ、兄ちゃんが、兄ちゃんが,,,
兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃんが兄ちゃんが死んだ死んだ死んだ俺のせいで、兄ちゃんが死んだ俺の、俺の俺のせいで兄ちゃんが兄ちゃんが!
何も考えられなくなった、頭の中が真っ白になった、
「ー〜ー〜〜!」
誰かの声が聞こえる、何か言ってる、俺に手を伸ばしてー。
はるちよ「竜胆!!!」
竜胆「,,,」
はるちよ「何ぼーっとしてんだ!!救急車呼んだから!蘭下まで運べ!」
竜胆「兄ちゃん、兄ちゃん、兄ちゃん」
はるちよ「竜胆‼️しっかりしろ!竜胆!!ココ!蘭を下まで運んでくれ!竜胆が!」
ココ「わかった!竜胆を頼む!ダッ」
はるちよ「竜胆‼️しっかりしろ!」
竜胆「,,,」
はるちよ「竜胆!!蘭が!蘭がッ、、、死んじまうッッ」
竜胆「ハッ 兄ちゃんが?」
はるちよ「竜胆ッッ戻ったか?」
竜胆「兄ちゃんは??」
はるちよ「ココが下まで運んでくれてる、救急車も呼んだ、早く、蘭の元へ行かなきゃ」
竜胆「、、、、」
はるちよ「竜胆?」
竜胆「兄ちゃん,,,死んじゃう??」
はるちよ「,,,ッ死なねぇよ、死なせねぇ、そうだろ?」
竜胆「、、、!うん、そうだ」
はるちよ「行こ、竜胆、蘭は死なないから」
竜胆「うん、兄ちゃんは、死なない」
俺たちは自分に言い聞かせるように言ってその場を後にした。
ピーポーピーポー
救急員?「こちらです!早く救急車に乗ってください!」
竜胆「兄ちゃん!兄ちゃん!」
はるちよ「蘭!」
ココ「らん!!」
救急員「一緒に乗られる方は誰ですか?」
はるちよ「こいつです!」
竜胆「俺です!」
救急員「わかりました!お乗り下さい!」
〜病院到着〜
ガラガラガラ!!
病院の人「道を開けてください!緊急です!」
竜胆「兄ちゃん!兄ちゃん!!」
病院の人「ここでお待ちください」
竜胆「兄ちゃん!!」
病院の人「今から緊急手術を行います!」
手術室の手術中のランプが着いた。兄ちゃんの手術が始まった。
タッタッタッ
少しして、はるちよとココが走ってきた。
はるちよ「竜胆‼️蘭は!」
ココ「ッッ手術中らしいな」
竜胆「、、、」
手が震える、吐き気がしてきた、兄ちゃんが、死ぬ?今まで考えたことなんて1度もなかった。兄ちゃんはずっと俺のそばにいて、死ぬ時も一緒にー。いや、兄ちゃんがいつか死ぬなんて考えたことなかった。俺は恐怖と吐き気で口を抑えた。全身が震える。
そっ と誰かの手が俺の背中を撫でた。暖かい手だ。
はるちよ「落ち着け、竜胆、大丈夫だから、蘭は死なない、そうだろ?」
竜胆「はるちよ、、、そう、、、だよね兄ちゃんは、しな、、、、ない、よね。」
コテン
俺はそのまま意識を失った。寝てしまったのか、気絶したのか。
はるちよ「ッッはぁ、俺、もう無理かも」
ココ「え?」
はるちよ「蘭がこんな状態なのも、竜胆のこんな顔、こんな状態を見てるのも」
ココ「、、、だよな。俺もだ」
はるちよ「俺、竜胆寝かせてくるわ。」
ココ「,,,あぁ、ありがとう。頼んだ」
はるちよ「ココ」
ココ「?」
はるちよ「気をしっかりもてよ、大丈夫、それだけを思え。」
ココ「あぁ、ありがとな」
〜ココ目線〜
俺は、ずっと憧れていた奴がいる。
それは、もちろん首領のマイキーでもある。
でも、もう一人、灰谷 蘭 梵天のNo.threeの幹部だ。
蘭はいつも全員のことを気にかけてくれてた。
煽ってきたり、いつもハイテンションで話しかけてきたり、最初は正直ウザかった。
でも、過ごしていくうちに、その裏側に蘭なりの優しさがあるのに気づき始めた。俺が重いものを持ってる時、大丈夫〜?頑張れー笑 って煽ってくるが、さりげなくドアを開けてくれたり、俺が4徹目でフラフラな時、俺を心配して、休むように言ってきたり。あいつは、本当に良い奴なんだ。
そんなあいつが今は自殺しようとして手術中だ。信じられない。
これは夢か冗談で、いつものように笑って なんてね〜 って帰ってきてくれるんじゃないか、ドッキリだよ〜 って言ってくれるんじゃないかって、でも、時間が経つ事にそれが現実だと知られる。お願いだ、神様なんて信じていないし、願ったこともない。でも、こうすることで蘭が帰ってくるかもしれないならー。
ココ「お願いします 神様仏様。蘭をッ助けてくださいッッポロッポロポロ」
ココ「うぅぅぅッッポロポロ」
〜はるちよ目線〜
はるちよ「クソッ」
あの強がりで普段涙を見せないココが、しかも誰よりも神様とかを信じてないような奴が、涙を流して願っている。蘭が戻ることを。
俺だってそうだ、蘭、あぁ本当にあいつは良い奴なんだ。梵天のメンバーとして大好きだ。他のみんなもそう思っているに違いない。
灰谷 蘭 灰谷竜胆の兄、竜胆のことを溺愛し、日頃から可愛い可愛い言って仕事怠ける時もあった。竜胆の方も兄ちゃん兄ちゃんついて行って、2人で笑ってるのを見ると、いい兄弟だなぁとも思う。蘭のことをよく知らない奴らからしたら、ただ笑顔の仮面をつけた悪魔のような奴にしか見えないだろうが、本当はそうじゃない。蘭には蘭なりの優しさがある。
俺が大量の書類で徹夜を続けていた時も、蘭は4徹目おめでとー!っていいながら煽ってくる癖に、夜遅くまで日付が変わっても、俺の仕事が終わるまで、側にいてくれた。話しかけて来て、煽ってくる時もある、でも、そばに居てくれるだけで、本当に嬉しかった。俺が疲れを見せてしまった時は、見逃すことなく、休め 一言そう言ってくる。さりげなく心配してくれる。そんな気のいい奴が今は、自分で自分を傷つけて手術中だ。正直信じられない。冗談だったりしないか?いっその事、これが長い長い夢だったら、いいのになぁ。いつものようにー。
竜胆「兄ちゃん!」
蘭「どうしたぁ?俺の可愛い竜胆♡」
竜胆「あのね!大好き!」
蘭「えー!♡俺の方が大好きー!」
はるちよ「朝っぱらからイチャイチャすんな!仕事しろ!」(ふふっ)
蘭「えーっひどーい笑」
竜胆「ひどーい笑」
はるちよ「うるせぇ!」(クスッ)
かくちょう「お前ら、朝っぱらからうるせぇぞ?笑」
明石「ハハッはるちよにブーメランだなぁ笑」
モッチー「フッ」
ココ「あー!うるせぇな!5徹目の俺を気遣え!笑」
蘭「えーめんどくさい」
竜胆「笑笑」
ココ「はぁ?!笑」
マイキー「フフっ」
楽しい
あぁ、あれ、夢、か寝てたんだな、俺、竜胆のとこ、行くか。
帰ってこいよ、蘭
〜竜胆目線〜
パチッ
竜胆「あれ、ここ、どこ」
はるちよ「お、目ェ、覚めたか?」
竜胆「はるちよ、兄ちゃんは?」
はるちよ「まだ、」
竜胆「そっ、、、か ウルッ」
竜胆「フルフル,,,泣かない!」
はるちよ「?!どうした?泣いていいぞ?」
竜胆「いや、泣かない、泣くのは、兄ちゃんが帰ってきてから、」
はるちよ「ーッそうだな、俺らがメソメソしてたら、蘭帰って来にくくなるぞ」
竜胆「うん、あ、はるちよ」
はるちよ「ん?」
竜胆「ありがと」
はるちよ「ん、どういたしまして」
竜胆「マイキー達には言ってるの?」
はるちよ「うん、でも、そのせいで、首領落ち込んじまって、今かくちょうが相手してるらしい。」
竜胆「マイキーが?大丈夫なのかな」
はるちよ「かくちょうによると、マイキー泣いてたらしい。」
竜胆「えっあのマイキーが?!」
はるちよ「あぁ、まぁ、それだけ蘭の存在は俺たちに必要不可欠なんだろうな」
はるちよ「かくちょうさ、電話越しでもわかった、泣くの我慢してた、俺たちを不安にさせない為なのかもな、」
竜胆「そうだな」
はるちよ「モッチーと明石は部屋にこもってるらしい、あの二人もなんだかんだ蘭を大切にしてたしな」
竜胆「スっ」
はるちよ「あっおい起きて大丈夫なのかよ」
竜胆「兄ちゃんのとこ、いや、できるだけそばにいたい。」
はるちよ「そっか、じゃあ行くか。ココもいるから」
竜胆「うん」
ココ「,,,,,,,,,あ、竜胆大丈夫なのか?」
竜胆「うん、もう、大丈夫」
ココ「そっかなら良かった」
はるちよ「、、、」
竜胆「,,,」
ココ「、、、マイキー」
はるちよ「ー?」
竜胆「?」
ココ「マイキーさ、怖くて、現実だと分かりたくなくて、来たくないらしい、かくちょうが教えてくれた。」
竜胆「マイキー大丈夫かな、」
はるちよ「大丈夫だマイキーにはかくちょうがついてる」
竜胆「うん」
パッ(手術中のランプが消えた)
竜胆「!!」
はるちよ「!らん、、、」
ココ「ゴクッ」
ギィィ(手術室のドアが開く)
手術を終えた人が出てきて、口を開いた
一旦ここで終了。続きをBADエンドにするか、Happyエンドにするか悩んでます。コメントくださいm(_ _)m
見て下さりありがとうございます。温かいコメント待ってます。
第3話はこちらの作品に続けて出させていただきます。見てくれると嬉しいです(❀╹◡╹)
コメント
4件
(;-ω-)ウーンどっちも好きだからな〜。Σ(・∀・Ⅲ)エラベナイ💦 きっとどっちでも素敵な作品になると思うからどっちも見てみたい👀‼️
めっちゃ素敵です!ハッピーエンド見たいです!でも、バッドエンドも見てみたい…なんにせよ最高でした!!