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続き楽しみです
この村には、人狼がいる。
第6話。4ゲーム目。
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「おー?お前ら楽しそうな事してるなぁ!」
「”俺たち”も入れてくれ!!」
「この声、もしかして…」
「田中さんと西谷さん!!!!」
「人狼ゲームか、たしか同じくクラスのやつらがそんなことをやってたような…」
「なんだか面白そうだな!!俺たちもいれてくれ!!」
「田中に西谷!良いところに来たなぁ!俺はGM(ゲームマスター)やってるから入ってくれ」
「田中さんとノヤッさんは人狼ゲームやったことあるんですか!?」
「ない!だからこれが初めてだ!」
「ノヤと同じく、俺もやるのは初めてだな」
「じゃあみんなでやりましょう!!今のところ月島の意地の悪い企みで月島と山口がトップなんですよ、影山は味方の俺に投票しちゃうし…(前回参照)」
「それは、すまん」
「日向!ツッキーは意地悪くないよ!!」
「山口うるさい、時間もあれですし早く始めましょう」
「それもそうだな!そろそろ始めるぞ〜」
「先輩の腕の見せ所だな!龍!」
「おう!ノヤ!」
【プレイヤー】
日向翔陽/1年
影山飛雄/1年
月島蛍/1年
山口忠/1年
田中龍之介/2年
西谷夕/2年
菅原孝支(GM)/3年
プレイヤーが増えたため役職の追加と
役職の人数配分をこの通りにします。
【役職】
村人 2人
占い師 1人
怪盗 1人
人狼 2人
場:村人2人
ルールはこれまで通りです。
それでは始めます。
夜のターンはカットします。
〜〜〜〜〜
夜が明けました。
皆さんは話し合いを始めてください。
(分かりやすくするために「」の前に名前入れておきました)
日向「はいはーい!俺!村人!! 」
月島「だから何」
日向「月島冷たっ」
田中「俺、名乗っていいか?聞いて驚け、俺はな、占い師だ!!」
西谷「龍!占い師だったのか!」
山口「結果はどうだったんですか?」
田中「ふっふっふ、占いの結果は、月島を占って黒(人狼陣営)だった!」
影山「それは違います、俺、占い師です」
日向「占い師がふたり…?これってありえるのか…?」
月島「占い師は1人しかいない、だから2人いるってことはありえない」
西谷「影山の結果はどうだったんだ?」
影山「はい、俺も月島を占いました。だけど結果は白(村人陣営)でした。」
山口「どっちかが本物で、どっちかが偽物ってことですかね。」
田中「俺が本物の占い師だっ!」
影山「いや、本物は俺です!」
日向「これどうするんだ?」
西谷「山口はどう思う?」
山口「俺はどっちかって言われたら難しいけど信じるとしたら田中さんの方だと思います。今回ばかりは決めかねません、だけど田中さんのが本当なら結果が見えてくると思うので信じたいです。あ、俺は村人です。」
西谷「そうか、俺もちなみに村人だからどっちかが黒なら結果が見えてくるこっちを信じたくなるな」
田中「これって、場に村人が2人あるかもなんだよな?だったら この村人の多さはおかしくないか?」
日向「俺も最初言った通り村人なので今のところ村人が3人、占い師2人で…月島は…」
月島「僕がこの役職だと思ってても怪盗がいるから正直どっちか分かんないんだよね。まあ本物の占い師が本当は隠れてて、占い師名乗ってる2人が人狼って可能性もありますけど」
影山「だから俺は占い師だ!」
田中「もちろん俺もだ」
山口「今回は正直言ってみんなグレー(役職がはっきりしない)ですよね」
影山「じゃあ分かりました、これでも信じてくれないなら俺と田中さんに投票してください。そうすれば偶数になるのでどっちも追放出来ますよね。」
月島「そう言われるとオーサマの方が本当な気がするよね、分からないけど」
日向「田中さんはこれで良いんですか?」
田中「うーんまあみんなグレーな時点でわかってたことだ。自由に平等に投票してくれ」
西谷「じゃあ龍と影山はお互いに投票して、村人側は投票数が同じになるようにみて投票ってことでいいか?」
山口「分かりました」
菅原(GM)「そろそろ話し合いはいいか?そろそろ終わりにする。投票開始!」
【投票結果】
日向↪︎田中
影山↪︎田中
月島↪︎田中
山口↪︎影山
田中↪︎影山
西谷↪︎影山
影山「まあ、予想通りの結果です」
日向「人狼は誰だったんだ?」
菅原(GM)「じゃあまず場の2枚から役職見ていくか?その方が盛り上がりそうだし」
月島「お願いします」
菅原(GM)「じゃ、オープン!」
場の2枚 :怪盗 村人
山口「村人が1枚しかないってことは村人はこれで合っているんですね」
西谷「なんかずっと鳥肌立ってたぞ…」
日向「よかった…」
田中「てことはつまり、今いる本当の役職は村人3人、占い師1人、、人狼2人ってことだ」
月島「これで田中さんかオーサマどっちかが人狼なら村人陣営の勝ちってことですね」
日向「月島は結局村人陣営なのか?」
月島「そこ気づいちゃったんだ」
山口「え?どういうこと?」
月島「僕ね、実は怪盗だったの」
田中「おい、どうなってんだ?」
月島「話は簡単です。僕は場にある2枚のカードから交換して怪盗から村人になりました。つまり田中さんの証言は嘘になります。」
西谷「なにぃ!?」
月島「それと村人が今の人数で正しいというのも違うことになります。僕が村人になったので残りの村人は2人いるはず、なのに村人を名乗っているのは3人です。誰が本物の村人でしょうね」
西谷「なんだって…」
山口「嘘…」
日向「頭がもうごちゃごちゃだ…」
菅原(GM)「なーんかすごい展開だなぁ、そんじゃ結果発表いくぞー!」
【結果発表】
場の2枚…怪盗 村人
日向…村人
西谷…村人
月島…怪盗→村人
影山…占い師(追放)
田中…人狼(追放)
山口…人狼
仲間の人狼が追放されて
1匹になった人狼は怖くなって
村から逃げ出しました。
よって村には平和が訪れました。
村人陣営の勝利です。
おめでとうございます。
日向「山口…山口が人狼だったのか!!」
山口「実はそうだったんだよね…すみません田中さん!お役に立てなくて…」
田中「いいんだいいんだ、あそこから巻き返すのも難しいから結果オーライだ」
西谷「なんで月島は分かったんだ?あとなんで怪盗だったって名乗らなかった?」
月島「僕もそこまでの把握は難しかったんですけど、オーサマが僕を白って言ったのと、僕は怪盗だったから怪盗から村人ってわざわざ名乗らなくても両方追放の話は出ていたのでこれは勝てると思ってあえて名乗りませんでした」
山口「ツッキー頭良い〜!!」
月島「そんなこと言ってる山口は負けたんだから大口叩ける立場じゃないでしょ」
山口「うう…」
田中「俺は全然大丈夫だって!なあ山口!今度は勝って、月島を逆にぎゃふんと言わせてやろうぜ!」
山口「はい!」
菅原(GM)「それにしても影山の占い師が本物だったとはなぁ、田中はないと思ってたけど影山もびっくりしたなぁ」
影山「俺はただ仕事を全うしただけです。バレーと一緒です。」
日向「影山はいつも真面目だな〜!凄かったな!面白かった!田中さんやノヤッさんもまた2回戦やりましょうよう!」
田中「そのつもりだ!なあノヤ!」
西谷「おう!龍!今度も勝つ!!」
finish 4 games.
next dream…?