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「美味しそう…」
「でしょ、これはねこうやって…」
3日目になったから今日は料理について教えようと今やっている。
前世では技術と家庭科はいつも良い点数だったもん料理くらい出来るよ……多分。
ふふ、まぁいつもできているんだから出来るはずよ。
「これで完成?」
「うん。完成だよ」
「美味しそうなスープだね。名前は?」
「コンソメスープだよ」
今はスープを作っていた。
昨日獲った兎と私が前に獲っておいた他のお肉とレダくんが家庭菜園で育てた白菜? みたいなやつを入れて煮込んだスープ、味付けは秘密だけどコンソメはこの世界にはない。
「温かい……」
「ふふ、これだったら何日か保ちそうだね」
「うん。そうだね」
「他は何を作ってみたいの?」
「う〜ん……パンとか……かな」
「パンか……」
「無理だったらいいんだよ、別に作らなくても生きていけるから……」
「いや…私もパンは焼いた事無いからな……」
「そっか……ごめんなさい、出来ない事を言って」
「レダさんは何も悪くないよ、私が力不足なだけ」
実際私は一度もパンを焼いた事が無い。
まぁ、レンジで蒸しパンとかパンケーキはあるけど……ベーキングパウダーが無いと膨らまないので作れないけど。
「じゃあ……剣について教えて欲しいな」
「剣……いいよ、私は容赦しないけどね」
「ふふ、じゃあ午後はそうしようか」
「うん」
スープを飲み終えて外へ向かった。
「まずは、剣の構え方から」そう言って私はいつもの剣道の構えをした。
「こう?」と真似をしたようで私は角度とかを少し修正をした、
「そうそう、それで面とか小手や胴、突きというのが私的にはあるんだけど……」とその後はオタク全開で説明をした。
一応、変に思われないように、作法は教えられなかったけど。そんな文化あるわけないし。
「……という感じだけどまだよく分からないよね」
「うん。まだよく分からないけど熱量が凄い事は分かった。僕は森に出るのにもう少しかかりそうかな」
「そう? 最初にしては出来ていたと思うけどな」
「え?」
「昨日の兎で、さ」
「そうかな?」
「うん。慣れたら森にも入れると思うよ。変な所に迷わなければだけど」
「変な所?」
「うん。熊さんとか狼さんとか猪とか、たまにカリブーもいるから、私もそこに入った時は他の所と違ってびっくりしたよ」
「まじか……変な所に入らないように気を付けないとグジャグジャにされて食われるな」
「え…」と思わず引いてしまった。
「冗談だよ、冗談」
「そっか……そんな事を考えるなんて意外だったから……」
「そう?」
「うん。そうだよ」
「まぁそうじゃない可能性は0では無いけどね」
「それはそうだね」
そんな何気ない会話をして今日を終えた。
この村に来て4日目になった。
今日出発しようと計画立てている。
「これまでありがとう」
「いやいや。僕こそ色々教えてもらって助かったよ。これからも元気でね」
「うん。じゃあ私はもう出発しないと」
「そっか……絶対にまた後で会おうよ」
「絶対だよ。絶対」
「うん。僕との約束だね」
「レダさんはこれ持ってて」と私は亜空間にあったお肉を沢山渡した。
「こんなに?」
「私一人旅人なので消費がしきれなくて……なので私を助けると思って」
「うん。ありがたく貰うよ。本当に僕よりマーシャは賢くて、大人だね」
「ふふ。訳アリですから」
「訳アリの一人身同士だな」
「そうですね。そうだったらまた気を付けなくてもあえそうだね」
「あぁ。またどこかで」
「えぇ。また」と言って背中を向けて歩き始めた。
あれ……? 視線を感じるけど……
さっきからずっと見られているような感覚がある。
いわゆるストーカー? もしかしたらマフィア?
……いやいや、そんな妄想は辞めておこう……覗くなら面と向かってやってよね。
半日くらい歩いた時に謎の殺気を感じた。
獣でも魔物でもない、人の殺気だ。
そう感じた瞬間、私は即座に魔力を漂させたがそれと同時にあの火事も思い出した。
多分、炎魔法が暴発した。
その暴発した時に暴風が起きて私の小さな体は巻き込まれて木か石かに頭をぶつけて私の意識は途絶えた。
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