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「お兄様!誕生日おめでとうございます!こちらプレゼントです。出来れば受け取ってください!」
「フォルラ、お祝いしてくれてありがとう!プレゼントもありがとう!」
「ドラズ様おめでとうございます」
「キャナもありがとう」
「ドラズ、僕たちからも」
「ほら、やるよ」
「わっ!わっ、ありが、とうございます!」
(お、お兄様、よく持てるな……)
「ドラズ~!私からも~……ってもう持てないじゃない。ヴェレク達やり過ぎよ」
「それほど、愛情がこもってるのですよ」
(…………まぁ、仕方ないけど)
「お嬢様?どうかなさいましたか?」
「あっ!いや、何でもないよ!」
「もしや、体調が優れませんか?!」
「だっ、だから大丈夫だって!」
「そ、それなら、いいのですが……」
「……キャナは相変わらずの心配性ね」
「何を、話しているの?」
「「あっ!いえ何でもないです!!」」
「そ、そう…………」
「まぁまぁ、とにかくプレゼントを渡すのは終わったかい?」
「おや?父様は渡されないのですか?」
「もう、ドラズが持てないじゃないか。後程、部屋に持っていくとするよ」
「成る程」
「じゃあ、みんなでごはん食べましょ!」
「そうだな」
「お腹、ペコペコだぜ~」
「そうだね、お腹すいたね」
「ドラズ。ケーキが来たわよっ!」
「ケーキ!!」
(わぁ…………私のときより、相当でかい…………)
「こ、これ食べきるのか?」
「大丈夫ですよ、オバロ兄様。僕は食べきります!」
「ま、マジかよ……」
「オバロ、ドラズはケーキが大好きなんだ。これぐらい食べきるよ」
「これは人並み以上にやべぇぞ……」
(その気持ち全くの同感です。お兄様方。でも、ヴェレクは全然しゃべらないわね。クール系男子か)
「うん、美味しい」
「お嬢様、今回ばかりは残しても宜しいのですからね」
「だから、もったいないんだって。そして、何時も残さず食べてるんだから、きょうも残さないわよ」
「太りますよ?!」
「今、太ってる?」
「い、いえ……で、でも!いつか太ると……!!」
「太らないってば…………」
「じゃあ、太ったらどうする?」
「えっ?」
(めっちゃニコニコしてますねぇ、カディルドお兄様)
「まず、太りません」
「……だから、もし太ったらどうするの?」
「……もし、か……どうもしませんね。痩せるために頑張る、ぐらいでしょうか」
「フォルラ、そんなに甘く見てたら、本当にそうなるぞ」
「なりませんって…………全く……」