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トントンside
で、高校に着いた訳やけど…
職員室どこや。
説明何も無しに来させられたからなんもわからん…
…とりあえず中入るか
トコトコ(((((*´・ω・)
あったわ。
中入ってすぐに。
コンコン、とノックする。
「失礼しますー。今日転入する桃瀬ですが…」
「あぁ、君が桃瀬君ね。わかった。着いてきなさい。」
トコトコ(((((*´・ω・)(教室の前)
「じゃあ、ちょっとここで待ってなさい。」
「はーい。」
学校とか何年ぶりやマジで…
まぁ接触さえすればええだけやし。
別にええか…
手招きをされる。
来いって事か?
自己紹介とかしとうないわ…
「じゃあ、自己紹介を。」
「あー、桃瀬豚平と言いますぅ。一応ドイツから来ました。ドイツと日本のハーフです。どうぞよしなに…」
「…えー、今言った様に、彼はドイツから来ている。わからない事もあるかもしれないから、教えてやってくれ。」
…とまぁ、自己紹介はこんな感じでええかな?
下手な気しかしないけど。
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「…あ!君が豚平君だよね?」
「あぁ、せやけど…どしたん?」
「いや、自己紹介をしておきたくてね!僕は世良真純!この隣に居るのが…」
「鈴木園子です!」
「毛利蘭です。」
「というわけで、仲良くしてくれよな!」
「あ、あぁ。」
なんというか、勢いが強い奴やな…
俺こういうの苦手なんやけど…
「そういえばさー!何で豚平君は関西弁なの?」
「あぁ、親が日本人って言ったやろ?親に日本語を教えてもらったんやけど、関西弁やったから…移ったんちゃうかな?」
「なるほど!さっきから気になってたんだ!」
…めっちゃ探ってくるやん
「あ、そろそろ授業始まるで?」
「あ、やば。じゃあ、次の休憩時間でまた話そうね!」
「そやな!」
いい加減この貼り付けの笑顔もキツくなってきたわ…
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こむぎside
『久しぶりの転入生だからって興奮してるのか?』
「そうやと思う。…俺からしたら面倒なんやけど」
『まぁまぁ、年頃の女子なんぞそんなもんだ。』
「お前も実年齢ではそのくらいやろ」
『さぁ?人を殺す事しか頭になかったからな。そんなものはとっくのとうに消え去った。』
「あ、そう…」
まぁ事実なんだが…
前までただの道具だったからな…。
『…それで、来てるけどどうする?』
「そやな。うちの統領に手出す奴は殺すしかない。」
人数は50か…
だが、このくらいなら
『ノーマルでも十分だ。』
スキル
『毒支配』
『創造』
発動
毒:致死量(付着部:ナイフ)
創造:ナイフ×100
ナイフを敵に向かって投げつける。
「なんや、珍しく毒か?」
『私が毒でやられたからな、仕返しだ。』
「えぐ…」
敵がバタバタと倒れて行く。
…なんか楽しくなってきた
『で、このグループの頭と思われる人物よ。』
「ッなんだ!」
『お前は”どこ”から来た?』
「んな事、言うわけ…」
スキル
『洗脳』
発動
『もう一度問う。お前はどこから来た?』
「…とある組織の…ボスからの命令で…」
『その組織と言うのは?』
「…人を薬や拳銃とかで殺して、生計を立ててる」
『…アジトの位置を教えろ』
「アジトは___」
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次の日
……今は5時か
まぁ早いに越したことは無い。
起きるか。
グラッ
『…ッ!?』
あっ………ぶねぇ…!
なんだ今の…貧血か?
最近は症状が落ち着いていたからあんまり気にしてなかったが…
なんでこう人が居る所に行くタイミングでなるかなぁ…
「こむぎー!ご飯出来てるで!」
『わかった。すぐ行く』
学校でもならないといいが…
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小学校
「あ、愛瑠ちゃんおはよう!」
『おはよう!』
「宿題はやってありますか?」
『うん!家に帰ってから終わらせたよ!』
「よかった!困った事があったら言ってね!」
『?うん!』
…なんの確認だったんだ?
ガララ、と教室の扉が開く。
「みんなー!席に着いてー!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
授業中
つまらん…
足し算引き算とか…まぁ小学校だからな…。
「はい!じゃあ愛瑠ちゃん!5+4は?」
『9です』
「正解!よく解けたねー!」
馬鹿にされてるとしか思えなくなってきた…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
昼休み
「愛瑠ちゃん!一緒に遊ぼ!」
『いいよ!』
また子守りか…
サッカーもあいつらとなら楽しいがなぁ…
席を立った瞬間__
グラッ
『ッッッ!!』
こんな時に貧血かよ…!
子供達が目の前に居るってのに…
「愛瑠ちゃん?どうしたの?」
『ッなんでもないよ!行こう!』
「?うん!」
ぅ…頭がぐらぐらする…
何で朝よりも酷いんだ…!
「愛瑠ちゃん体調悪い?」ボソッ
コナンが話しかけてくる。
『い、や、そういうわけじゃないんだ、けど』
「お前らー!先行っててくれ!」
「「はーい!」」
子供とはいえ迷惑かけるのは抵抗があるな…
「大丈夫?」
『大丈夫!…私の体質なんだ、これ』
「体質?」
『うん。貧血と、脳貧血と、偏頭痛。』
「えっ……病院行った方が…」
『行ったよ?でも、お薬飲んでも治らなかったの…』
「そ、そうなんだ…」
『でもね、私は今みたいな生活ができてとっても幸せだよ!』
「…そっか!じゃああいつらの所に行こう!」
『うん!』
まぁ…
昔に実験体として血を大分抜かれたのが原因なんだがな。
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帰り道
「今日、愛瑠ちゃんの家行っていい?」
『え…っとちょっと待ってね?お兄ちゃんに確認するから…』
これだから子供の相手は嫌いなんだ…
prrrrr
「どうした?愛瑠」
『あのね?__』
(すまんトントン、厄介な事になった。)(念話)
(なんや?)
(子供達が家に来たいと直接言ってきてな…)
(うわ面倒なやつや…とりあえず適当な理由付けて断ってくれ。)
(あぁ。)
………あ。
(すまん、もっと厄介な事になった。)
(はっ?)
[後ろから口と体を抑えられる。]
(誘拐されるわこれ。)
(は?(2回目)
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牢獄
(待て待て待て、何で殺さなかった?)
(あのなぁ…子供達の目の前で異能使ったらどうなる?怪しまれるぞ?)
(あぁ、そっか…で、どうするんや?)
(分体を呼ぼうと思ってる。あいつに変装してもらって自分で動かす。)
(わかった。くれぐれも倒れるような事はするなよ?)
(あぁ。)
さて、今の状況は…
異能持ちの一般兵が10人、指揮官が2人…
(銃持ち)
で、子供(灰原、コナン除く)が気絶…
一番面倒な奴が起きてるな!?
そのまま寝ててほしい…
「どうする、灰原」ボソッ
「今は何もできないでしょ!万が一動きでもしたら…!」ボソッ
コソコソ話、全部聞こえてますよー。
『…ん、ここ、どこ…?』
「愛瑠ちゃん、平気?」
『頭いたいくらいかな…』
「よかった…」
いやまぁ、嘘ではない。
さっきからクッッッソ頭痛いしな
とりあえず一時凌いで…
スキル
『分体生成』
『不可視』
『偽装』
『マリオネット』
発動
自分とは違う見た目の分体が出来る。(透明)
それじゃあこれで…
「…被験体11番!!何をしている!」
私のことか…?
勘のいい奴め…
となるとこの場は神力を使うと不味いか…。
『私…?』
「あぁそうだ。お前今、異能を使っただろう。」
ちょ、馬鹿!!子供の前で言うな!!
殺すぞ!(物騒)
『異能?なにそれ…』
「恍けるな!!今お前、創造系の異能を使っただろ!!」
(トントン、バラす羽目になった)
(は?)
まぁ仕方ないよね。うん。
『…2人とも。今から見る事は誰にも言うなよ?』
と、声のトーンを下げて言う。
「え?」
スキル
『偽装解除』
『幻剣』
発動
9つの尾と、耳の生えた少女が現れる。
手には神々しい雰囲気を放つ剣を持っている。
「愛瑠…?」
「な、なんだお前その姿!!」
『…なんだろうな?お前が知る必要はない。』
クスクスと笑いながら言う。
「ックソ!!」(魔法の球を出す)
『そんな弾で殺せると思ったか?小さいからと侮るな。』
目の前で弾が消えていく。
「ヒッ、来るな、来るなぁぁぁ!!」
『…どこの誰かは知らんが、邪魔をするなら__』(首に剣を当てる。)
「待って!!」
コナンに止められる。
「その人を殺す気!?」
……はぁ。
『君が望まないなら、殺さない。ただ…』
「ただ…?」
『警察に突き出す。それでいいな?』
「…あぁ。」
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はぁぁぁぁぁぁぁ…
ほんっっっとに手の掛かる…
「…お姉さん何者?」
何者、ねぇ
『何だろうな?だが…君達の味方とだけ言っておこう。』
「信用できるとでも?」
『では、一つ情報をやろう。私は、君達が薬で小さくなっている事を知っている。』
「「!?」」
『警戒するな。私も小さくなっているんだから…』
「貴方もって…なぜ」
『ちょっとしたミスさ。油断していたら薬を飲まされただけの事。』
「何でその理由だけで俺達の仲間に?」
『…単直に言うと、君と同盟が組みたい。』
「同盟?」
『あぁ。君達は組織についての情報を持っているだろう?共に奴らを壊滅させたいと思っている。』
「……考えさせて。」
『あぁ。この任務が終わるまで、自分の国に帰れないんでな。ゆっくり考えるといい。』
「…ちょっと待ちなさい。貴方今”自分の国”って言った?」
『あぁ、祖国の事を自分の国って言っただけだよ。』
あぶね…
危うく王様なのバレるとこだった…
「祖国って…どこ?」
『…人間が知らない”はず”の国だ。一生をかけてもたどり着く事が出来ない場所にある。』
「俺が聞きたいのは__((ケホッコホ
ッ咳が…なぜ…(掌を見る)
あっ
『……ックソ…』ボソッ
「どうしたんだ?」
『何でもない』ニコ
「じゃあ、その掌から垂れてる赤いものは何かしら。」
よく観察してるなぁ…
『…偶にあるんだ、こう言う事。元から体が弱いんでな。吐血なんてしょっちゅうだ。』
「本当に元から?」
何で突かれたくない所を的確に…
『……これ以上は言えないな。言うと怒られてしまう。…彼に』
「彼って一体誰に…」
ブォン、と音を立てて転移してきたのは__
「愛瑠!平気、か…………」
『あ、豚平』
「……その血はどういう事かな?^ ^」
『いつもの☆』
「いつもの☆じゃないんよ!!お前元から血ないんにもっと無くす気か!?」
『いやわざとじゃないからな!?自分で好き好んで吐血する奴がどこにいるか!』
「んな事知っとるわ!何でそうなるまで使ったか聞いとんねん!!」
『それはわからん!今頭の中?しかないわ!!』
「(ため息)…とりあえず帰るで!!」
『ちょ、ちょっと待て!!子供達置いてくつもりか!?』
「あ、忘れてた…」
『忘れてたって……あぁもう!!転移させるぞ!!』
「隠す気微塵もないやんけお前!!」
『後でどうにか出来る!!行くぞ!』
「えっちょっまt」
転移する。
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路地裏
フラッ
『っと…』
「だから無理するなって言っとるやろ…」
『いやこのくらいならまだいいんだが…』
コナンと灰原がぽかんとしている。
『さて、これで…』
コナン達に向けて手を向ける。
スキル
『情報消去』
発動
消去内容:自分(その他能力)に対する記憶
ドサ
スキル
『転移』
発動
各々の寝室に転移させる。
『やっと終わった…』
「ったく、やりすぎやマジで…」
『すまんな、流石に今回は使わざる得なかった』
「はぁ…帰るで」
『あぁ、そういえば__』
言い掛けた次の瞬間には__
視界は暗転していた。
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「_____、__________」
「_や、それは多分…」
話声で目が覚める。
「あ、こむぎ!体に異変とかない?」
『神』と書かれた紙を下げている男が言う。
『……風邪の症状くらいだな』
「そっか!そんな酷くないんだね〜」
……は?ちょっと待て。
『ぺ神!?何でここにコホッケホッ』
「大声出しちゃダメだよ…ただでさえ喉痛めてるんだから…」
『国に残ってたんじゃないのか?』
「いや〜、元々は国に残ってるつもりだったんだけどね、トントンに呼ばれたから来ちゃった☆」
「ちょ、言うなって言ったやん!!」
「えへ☆」
『…それで、私が倒れてからどのくらいだ?』
「えっとね…1週間!」
『まだマシか…』
「いやいや、よくないで?学校1週間分休んどるんやから…」
『学校なぁ…明日は元々休む予定だったし、結局初っ端から不登校では?』
「一応風邪って事にはしてあるけど…」
『そうか…じゃあ、凸るのは変わらない、と』
「そやな、気になる所から全部潰していかないと情報も手に入らんし」
「じゃあ、それまでこむぎは寝よっか!」
『え、いやこの後』
「何、添い寝がいい?」
『あっ寝ます』
「いい子だね^ ^」
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後書き
自分で書いてて書き方が迷走した…
まぁさせたかった事させられたしいいよね!!
そして前回よりも少し長めに書いて見たよ〜
今日はやる気があった
あと、皆あらすじ見てる?
あれ結構大事な奴なんだけど
まぁ、うん。見てね!!(は)
というわけで、次回お楽しみに!!
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