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月白シリーズの歌詞考察です
※主の解釈です
めちゃくちゃ長いです
月白の考察の中で文字が浮かぶと書いてあるところは歌詞として歌われない文章がMVに表示されるという意味です
月白風清
僕ー男性
君ー女性
“白い月夜に消えてった君が居た 君が好き”
白い月夜に消えてしまった。今はそこに居ないけれど君は確かに存在していた。そんな君が好きだった。この後「ずっとずっと言えなかった」という字が浮かびます。主人公(僕)は君に好きだということを伝えられなかったのです。
“少し冷えた空 光隠す雲
いたずらに笑う横顔 ただ見てた”
少し冷えた寒い日、雲が光を遮り薄暗い
そんな中でも君の横顔はしっかり見えていた。ここでは「忘れたくなかったから」という字が浮かびます。僕はいつかいなくなってしまう君の横顔を目に焼き付けていました。
僕と君の未来も、雲で隠れている薄暗い未来でした。
“君と夢の中 続く鈴の音と
重なる足音が二つ 響いてた 嗚呼”
夢のように幸せな時間。この幸せがこの鈴の音のように続けば良いのに。2人の気持ちも足音もしっかり揃っていました。ここで浮かぶのは「君と歩きたかった」という文字。僕は君と人生を歩いて行きたかったのです。
“夜桜も 花火の彩も
ただぼやけて見えてた”
夜桜も花火の色もどうでも良くて、僕はいつか消えてしまう君だけをずっとずっとみていました。
“君の小さな 震えた声で
「今日も月が 綺麗だね」”
君も僕も同じ気持ちでした。でも君は僕がそう思って居なかったらという不安な気持ちで小声で呟きます。月が綺麗ですね、にはILoveYouという意味があります。きっとここでは花火がなっていて声は聞こえづらいです。しかし僕は君だけを見ていたので君の声がはっきり聞こえました。ここで「もうすこしで離れ離れになってしまうとしても」という字が浮かびます。僕は君と離れ離れになっても忘れないようにずっと君をみていました。
“笑う君の瞳に恋をして 幾夜のときを君と過ごして
千の秋をいくつ重ねて 君を想う”
いたずらに笑う君の瞳に恋をしてから何日も共に過ごしてきました。しかしもうすこしで君は消えてしまう。君と過ごした秋の季節を数え君を思っています。
“秋風に吹かれたのなら 2人冷えぬように寄り添って
白い月夜に照らされて 君と居た”
秋の風に吹かれ少し寒い。でもまだ外にいたいから2人で寄り添いまた歩き出す。そんな2人を月が照らします。
“恋をした”
そんな時、君に恋していることを再び確認します。「好きだったよ」この文字が浮かびます。過去形で君に伝えました。
“彼此 描いて 他愛で重ねる手と手”
沢山の未来を頭の中で夢として描きます。そして、君の幸せを一番に願い神に手を合わせます。しかしもう君はこの世にいません。
“今じゃ 悠々 幽遠 と交わらない運命よ”
今はもう君と結ばれることは無い。余裕もなく、深く交わることの無い運命に未来を思い祈りを捧げます。
“どうしたって肩に触れるのは秋の雨
傘を差すかどうか迷うほどの”
どうしたって肩に触れるのは隣にいたはずの君ではなく秋の雨。守るべきものは、もういないので僕は傘を差すか迷います。
“覚えてるかな 月夜に消えた「居たい」問いたい”
月にいる君は僕のことを覚えているだろうか。君の隣にいたいという願いも月夜に消え、君に問いかけることも出来ません。
“いたずらな君はもう視界に居ない
あの夜の綻びを繕うように 脳裏 左回る想い”
いたずらに笑う君。僕は君の笑顔をずっと見ていたのでその顔を鮮明に覚えています。君が消えてしまったあの夜の悲しい気持ちを繕うように頭の中で君がいた頃の記憶を巡らせます。左回りつまり反時計回り。時を遡っています。
“きっと春になれば花は咲くさ
沢山の隠さぬ想いこそ落差”
きっと春になれば新しい人と幸せになれると、隠しもせずにつぶやくが、本心との落差は限りありませんでした。
”今宵の月も これから先も
2人で綺麗と感じたかった”
今宵の月もこれから先も君と二人で月を見上げていたかった。綺麗と感じたかったのです。
”紅の葉も 冬の夜空も
ただ霞んで見えてた”
紅葉も夜空も涙で霞んでしまいます。君がいたときは君だけを見ていたせいでぼやけて見えていましたが、君がいなくなった今、その視界をぼやかすのは涙でした。
”「ありがとう」より「ごめんね」よりも
言えずにいた
「君が好き」”
ありがとうやごめんねを伝えるよりも消えてしまう君に好きだと伝える方が僕にとっては難しいものでした。結局伝えられたのは好きだったの一言だけ。MVに浮かぶ「わかってたよ」。好きだったに対する答えです。口にしなくても君にこの思いは伝わっていました。
”袖を濡らす君の手をとり 幾夜のときを君と過ごして
千の恋をいくつ重ねて 君を想う”
今、僕の袖を濡らす原因となった君と手をつなぎ何度も夜を過ごしました。そのうちに何度も君に恋をしました。今そのすべてと君を思い再び袖を濡らします。
”秋雨に打たれたのなら 2人一つの傘に入って
暗い闇夜に迷っても 君が居た”
君がいた頃は、秋の雨に打たれたら2人で1つの傘に入っていました。雨が激しくなって迷ってしまってもいつでも隣に君がいました。しかし今君を失い暗闇の中にいる僕の隣には誰もいません。
”君が居た”
ここで「もしも君に届くのなら」という文字が浮かびます。僕は隣にいない君に好きだということを伝えたのではないでしょうか。
【間奏】
ここの感想では2人の最期の会話が描かれています。
「忘れないでね」
「忘れないよ」
「幸せになってね」
「今が一番幸せだよ」
自分が忘れられることは無いとわかっていても心配性な君は僕に願います。僕は忘れないよと約束します。君は自分を忘れないでほしいでも違う人と幸せになってほしいと伝えますが僕に今が一番幸せだと返されてしまいました。
”笑う君の瞳に恋をして ただずっと君だけに
恋をして”
笑う君に恋をしてから君だけに恋をしてきた僕の目に他の人は映りません。
”千の秋をいくつ重ねて 君を想う
喉を枯らせて叫んでも この気持ちはずっと届かない
白い月夜に消えてった
君が居た”
君と過ごした秋を重ねて君を想います。どれだけ大きな声で好きだと叫んでも君にはもう届きません。君が生きている間に伝えればよかったと後悔し君がいる月を見上げます。
”好きでした”
僕は月にいる君に思いを伝えました。
清風明月
私ー女性
君ー男性
”白く光る月が
照らす影が二つ”
白い月が私と君を照らし、その影が映っています。
”決して戻らない砂時計も
逆さにできたなら”
私の死期が近づいてきます。私はいつまでも君といるため時を戻したいと感じます。しかしそれは不可能なことでした。私もそれを感じています。
”こんな袖を濡らすのなら
恋も愛も君も知らないままで”
自分が死ぬのがこんなに怖くなってしまうのなら、恋も愛も君すらも知らないままでいればよかったのに。そうすれば死ぬのも怖くなかった涙を流す必要もなかったのに。そう感じてしまいます。
ここで「越冬の年月が強さとなりて
咲き乱れるは朱
月夜が照らす千日草
朧げな春を迎える
彼岸の花」という文章が流れます。これは死んでしまった私による死後の世界の景色ではないでしょうか。君とともに越えた冬の年月が強さに変わり、咲き乱れる朱色の花。月が照らしている千日草。ぼんやりとした春を迎える彼岸の花。千日草の花言葉は永遠の恋。それに対して彼岸花は悲しき思い出。千日草は月が照らしていた2人の希望、彼岸花は私を失った君の心情をあらわしています。
”月夜に光る君の花微笑
空鏡有れば恋焦がれ”
月夜に照らされた花のような微笑を私は見ていました。
私は空に浮かぶ月がある限り君に一途に恋をしていました
”千の夜を数えて
揺蕩って消える 私はきっと咲かない
恋をした”
君は今までの季節を数えていましたが私は君といられる夜を数えていました。私は死期が近づいているのを感じ君といられる今を大切にしています。そして自分の死を受け入れます。死が確定している私は絶対に叶わない恋をしました。
”もしも神様がいて願い叶うならば”
もしも神様がいて願い叶うのならば君を幸せにしてほしい。
そう願います。月白の僕は君が生きることを神に祈っていました。私は君の幸せを願い自分の死を受け入れます
”忘れられないのまた
触れたいよ”
死を受け入れたとしても君にもう一度だけ触れたい。君のことが忘れられない。完全に死を受け入れてるわけではありません。
”動かない針 白露降る刻 夜寝
荒野で頬を伝うのは秋時雨”
もう君との時間は動かず、私が永遠の眠りについた9月8日ごろで止まっています。
君の居ない、この荒野で頬を伝うのは秋時雨であって涙ではないと言い聞かせます。
”天邪鬼な天に祈る声は
どうか幸せになってね”
私が神に願ったのは君の幸せでした
”覚えてね
照らす月夜に舞った願い
暗い闇夜に去った想い”
覚えててね、そんな願いは月照らす夜に消えていきました。
幸せになって欲しいという願いも闇に消えてしまいました。
”2人よがりな想い出の場所
愛そう最期に交わした「大丈夫もう」”
2人だけでいい、他の人はいらない思い出のあの場所で交わした「大丈夫もう」という言葉さえも愛そう。きっと君意外に私を覚えててくれる人はいないからせめて君との思い出は愛そう。
”終に消えるあの日の夢に
君の好きな春を添える”
ついに消える、君の記憶の中の私に君の好きな春を添え消えていきます。
”決して灯らぬ恋蛍も
玉響の日々をどうか照らして”
決して灯らない恋のホタルもほんの少しの、消えてしまいそうな君の記憶を照らしてほしい。どうか忘れないでほしい。そんな気持ちが見えます。
”白い月夜に消えて
無くなってしまっても 私はずっとここで
君といた”
白い月夜になんて消えていない、消えていったのは体だけで心はずっと君のそばにいました。しかし、君は気づいていませんでした。
”眠る私の手を取って ねえ
子供みたいに泣かないで あぁ”
死んでしまった私の手をとって子供みたいに泣くのは君らしくないからやめてほしい、泣かないでほしい。私は生きている頃からずっと君のそばにいたので君の辛そうな表情もすべてみてきました。ただ、子供のように泣く姿は私は見たことがなかった。
”君が好き”
私はどんな君でも愛していました
”月夜に光る君の花笑み
空鏡 有れば 恋焦がれ”
月夜に照らされる君の花のような微笑が好きで、そこに月がある限り私は君のそばで君を愛し続けます
”千の夜を数えて 揺蕩って消えた
私は ずっと 君が 好きでした”
君と過ごせる夜を数えて君の前から消えてしまった私は、君と同じように君のことが好きでした
胡蝶の夢
僕ー男性
君ー女性
”風鈴のような 君の声が
響く 夢の合間に”
君の声が響く夢の中に僕はいます。年をとっても君の存在を忘れてはいません。
”朧に霞む 君の姿
伸ばす手は 空を切る”
存在は覚えていますが君の姿を思い出せません。それでも君に触れたい僕は手を伸ばしますが君は直前で消えてしまい触れることはできません。
”水面映る月を 何度救い上げて
叶わぬこの思いを ただ希う”
夢から覚めた僕は水面に映る月を救い上げ掌の上に浮かぶ月を眺め消えてしまった君に対する思いが実ることを強く願い望みます。
”君の君の最初で 最後の願い事だった
僕の僕の幸せ願う 手紙に花を添えて”
君の最初で最後の願い事だった「幸せになってね、忘れないでね」とかかれた手紙はきっと仏壇のような場所にきっと飾ってあります。でも君の写真はどこにもありません。だから、僕は君の姿を思い出せません。しかしその手紙に花を添え君を思っています
”だけどだけどただ寂しいよ 君のいない現世”
どれだけ月日がたっても君がいない現世を寂しくおもいます。
君が隣にいた頃を思い出し涙を流します
”君がいなきゃ君の願いも 叶わないことくらい
わかってたはずでしょう”
君がいない現世で幸せになれないことはわかっていたはずなのになぜ君はこの世から消えてしまったのですかと君に問いかけます
”夏風のような 君の髪と
似てる 後ろ姿に
絆されてまた 夕暮れ響く
集く ひぐらしの夏”
君に似ている後ろ姿を見つけるたび君を思い出して他のことが考えられなくなってしまいます。秋が近づきますがまだヒグラシの声は夕暮れに響いていました
”朝も昼も夜も 君を思っているよ
何度月が消えても 色鮮やかで”
僕はいまでも1日中君を思っています。何度夜が明けても君との思い出は色鮮やかに覚えています
”僕の僕の最後で 最後の願い事だった
君の君の未来を思う 四つ葉に願い込めて”
僕の最後の願い事君が生きてくれることを願った四つ葉に君にもう1度会うことを願います。天邪鬼な神はその願いを叶えてくれるのでしょうか。
”いつかいつか忘れられたら なんて思えないよ
千の秋をいくつ重ねて 君を思っている”
君を忘れて新しい人とやり直そうなんて思えない僕は、君と過ごした秋と1人で過ごした秋を思い返し君を思います
”今も夢の中で”
今も夢の中で君を思っています。
”君の君の 最初で最後の 願い事だった
君の願い事 一つくらい 叶えて あげたかった”
君の願い事は一つもかなえられませんでした。君の顔も思い出せない幸せにもなれなかった。3曲の中で君の目元が映っているものはありません。僕はずっと見つめていた大好きな君の笑顔も忘れてしまいました。
”何十年経って君を忘れず 恋思えることが
僕の僕だけの幸せで 僕のすべてだった”
何十年たった今でも君との思い出を忘れずに君を思えることが僕にとっての最高の幸せで僕が生きてるすべてでした。そして僕はこれから君に会いに行きます。
”今 瞼を閉じる”
僕は瞼を閉じ人生を終え、君に会いに月へ旅立ちます。