テラーノベル
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最近誤字が多いです!すみません💦
あべめめをずっと書いてたので今日はニキめめです!
「……はぁ」楽屋の隅、大きな体を小さく丸めるようにしてソファに深く腰掛け、目黒はひとつ、重い溜息をついた。最近の彼は忙しい。ドラマ、モデル、グループでの活動。分刻みのスケジュールを完璧にこなす彼だが、その心は少しずつ、摩耗していた。「目黒、また溜息。どした? お疲れ?」声をかけたのは、リーダーの岩本照だ。彼はトレーニング用のラバーバンドを手に持ちながら、目黒の隣にそっと座った。「……岩本くん。いえ、大丈夫です。ちょっと、眠いだけですよ」目黒は無理に口角を上げて見せる。だが、その瞳にいつもの力が宿っていないことを、岩本は見逃さなかった。岩本にとって、目黒は頼もしい仲間であり、同時に一人の男として、誰にも渡したくない大切な存在だった。「嘘つけ。顔に出てる」岩本の大きな手が、目黒の整った前髪を優しくかき上げる。その指先が額に触れると、目黒はびくりと肩を揺らした。「……っ、そんなこと」「お前はさ、いっつも一人で抱え込みすぎなんだよ。たまには俺に甘えろって、いつも言ってるだろ?」岩本の声は低く、そして驚くほど甘い。普段のストイックな姿からは想像もできないほどの慈愛に満ちたその響きに、目黒の強がりの壁が、音を立てて崩れていく。その日の仕事終わり、岩本は「今日は俺の家に来い」と、半ば強引に目黒を連れ出した。岩本の部屋は、彼らしく整理整頓されているが、どこか落ち着く香りが漂っていた。「シャワー浴びてこい。着替えは貸してやるから」そう促されるまま、目黒はバスルームへ向かった。湯上がりに借りたスウェットは、岩本のサイズだから目黒には少しだけ大きく、袖から指先が少し覗く。リビングに戻ると、岩本がソファで待っていた。「……岩本くん、すみません。押しかけちゃって」「俺が呼んだんだ。ほら、ここ座れ」岩本が自分の隣を叩く。目黒が遠慮がちに座ると、すぐに力強い腕がその細い腰を引き寄せた。「岩本くん……?」「目黒、お前さ。最近、他のやつらと仲良くしすぎ」突然の言葉に、目黒は目を丸くした。「え、それ……。ふっかさんとか、康二のことですか?」「あいつらだけじゃない。ドラマの共演者とか、スタッフとか。……お前が笑いかけてるのを見るたびに、胸の奥がザワつくんだよ」岩本の瞳には、隠しきれない独占欲が渦巻いている。目黒は驚いた。いつも冷静で、自分を見守ってくれていると思っていたリーダーが、そんな子供のような感情を自分に向けているなんて。「……嫉妬、してるんですか?」「悪いか」岩本は拗ねたように顔を背けた。その耳が赤くなっているのを見て、目黒の胸の中に温かいものが広がっていく。自分を求めてくれる人がいる。それだけで、溜まっていた疲れが霧散していくようだった。「……嬉しいです」目黒は自分から、岩本の広い胸に顔を埋めた。「俺、岩本くんにそう言ってもらえるの、待ってたのかも……」目黒の声は震えていた。多忙な日々の中で、自分の存在価値を見失いそうになっていた。でも、ここに自分の居場所がある。岩本の腕に力がこもる。「……もう逃がさないからな。目黒、お前は俺だけのものだ」耳元で囁かれる独占宣言。目黒の背筋に甘い痺れが走る。いつもは「攻め」のイメージが強い目黒だが、岩本の前では、ただの守られるべき存在――「受け」へと変わってしまう。岩本の唇が、目黒の項(うなじ)にそっと落ちた。「……っ、あ……岩本くん」「いいだろ? 今日は全部、俺に預けて」岩本の指が目黒の服の裾から滑り込み、熱を持った肌に触れる。目黒は拒むどころか、さらに深く岩本に縋り付いた。夜は始まったばかり。外の喧騒を忘れ、二人は深く、甘い、秘密の時間を溶かし合っていくのだった。
コメント
2件
ニキめめ尊すぎる🥺 めっちゃ続きが楽しみです!
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