テラーノベル
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半ば情け無い話だけど、しばらくそうしていると、今度は別の意味で俺の心臓がドクンドクンと言い始める
確かな愛しさと共に、俺の欲望がまた沸々と湧き上がっていた
とりあえず、さっきどろどろになったであろう元貴の口周りと手を拭いてあげたくて、ホットタオルを取りに行く
先に元貴の口を優しくぬぐってから、手をとって、慈しむように拭きながら、元貴に告げた
「…ねぇ…元貴……」
「…練習って、なに……//?」
なに、?
どこで、、?ひとりで…?
………エロい…////…
温かいタオルに手を包まれてほっとしたような、小さな子供みたいだった元貴の顔が、首まで赤く染まって、コイツ…と言う目で俺を見る
元貴恥ずかしいだろうな…とは思うけど、気になって仕方なかった
「…一人で…いっぱいエッチなことした…?//」
「……さっきの、俺のに、元貴が…」
そこまで言ったところで、耐えられなくなった元貴に慌てて口を塞がれた
「……お前…もう、本当やっ!//」
「そういう恥ずかしいことを、平気で言うなよぉ!」
と軽く肩を小突きながら怒られる
「へへ…//ごめんね…。だって…」
だって…
時間的にも体力的にも無理して俺のために練習してくれたのが嬉しかった
それで、さっきのやばい元貴が、これから元貴がしてくれる度に襲ってくんの…//と思ったら、、
もう…、堪んなく愛しかった
途中で離れてしまった手を優しく取って、再びタオルでなぞる
「俺のためにエッチな事する想像の元貴だけで、嬉しくて俺もうイッちゃいそうでさ…//」と告げると
「…ぁっ、また…!、、」
「……もぅ、、本当、ずるい、。…//」
という元貴の顔が、ぅぅっとなってて可愛いかった
拭き終えた元貴の手を取って指に口付ける
今度は真面目に、目を見て告げた
「…抱いても、いい?」
元貴が安心した顔でちょっと照れて、俯きながら呟いた
「…………いいよ。…」
_____……
焦らず丁寧に、キスから始めて元貴を愛撫した
元貴の秘部に触れると、もうぐちゃぐちゃに濡れていて中が熱くなって、きゅっ、きゅっと求めるように俺の指に吸い付く
元貴を溶かしきる前に、元貴に手をのばした
「おいで…。元貴、ぎゅってしよう?」
元貴がちょっと照れながら、俺の手を取って上に乗った
ぐちゅ…
「んっ……ぁ……はぁ、ぁ…」
びしょ濡れになった元貴の秘部が俺のモノをゆっくり飲み込みこんでゆく
すべて飲み込むと元貴が、はぁぁと大きく息を吐いた
愛しさを伝えるように、ぎゅうっと元貴を抱きしめると元貴が俺の頭を同じようにぎゅうっと抱きしめる
そのまま少しの間静止していてから、身体を離し、両手で元貴の頬を包みこんだ
「元貴。いつも、心も身体も幸せだよ…。」
そう伝えると元貴が再び俺をぎゅうっと抱きしめる
動いていないのに、元貴が俺のモノをきゅうぅと締め付けてきて、同じだけ、俺の心がきゅうぅと締め付けた
「……っ…」
身体も限界になっていて、
きしっ、きしっ、 とベッドを揺らす
軽いキスから徐々に深く口付けを交わしながら、徐々にゆっくりスピードをあげて、これ以上ない程にお互いの身体を密着させて愛し合う
「あっ…、ん”っ、…はぁ、わ…かい、わかい…」
俺の名前を呼びながら、喘ぐ元貴
元貴が俺の事を好きなんだと実感して、はぁっ、と息をはいて、片手を後ろ手につき、少し距離をとって元貴を焼き付けるように見つめた
いつかはぎこちなかった元貴の動きもスムーズで、今では俺の動きに合わせて自分のいいところにあてて感じているからもう堪らなくなってくる
元貴が、さっきの続きをするように、腰に添えていた手をつかんで、俺の指を自ら口の中につっこんで、くちゅっ…と音を立ててヌルヌルの舌を絡ませる
多分、わざと、俺の目をきちんと見つめる、切なそうな、どこか挑発的な元貴の目がおれの興奮を昂らせた
「…っふ……っ…元貴、…だめだよ。…」
「あんま、煽ったら、…加減、出来な…ぃ」
自分の感情が昂っていて、今後も仕事が”普通程度にはぎゅうぎゅう”に詰まっているのに、また元貴に無理をさせそうでコントロール出来る自信がなかった
「…っぁ、い…ぃよ…はっぁ、」
「んっ、俺、、っ…俺に狂っ…た、お前、…っ見るの」
「…すきっ…」
心臓が、
“ドクンッ”
と大きく鳴るのが聞こえた
コメント
3件
ちょっと何でどんな風にどんな感じで練習したのかを詳しくお伺いしたいですね……(変態で本当に本当にすみません) そして、セリフの「狂った」が凄く好きです。 「狂った」が既に狂っている姿を見た事があるからこその言葉で、それを見たい、好きだと言える所がその人の事を凄く好きだと言うのが伝わってきて私も拝読して胸がドキドキしました。