伸び悪い定期
テラーノベル辞めようかな
続き⤵︎ ︎
第四章:朝焼けと、ベッドの中で
眩しい朝日が、薄く開けたカーテンの隙間から差し込んでいた。
柔らかな光が白いシーツを照らし、ベッドの上、二人の裸の体を包む。
ジヨンは仰向けに寝ていて、スンリはその胸に顔を埋めるように抱きついていた。
静かな部屋。
遠くの車の音と、鳥のさえずりだけが聞こえる。
🐲「……おい、起きてんのか」
ジヨンがぼそっと呟いた。
スンリは、むにゃむにゃと顔を動かしながら、まだ夢の中のようだった。
その唇が、ジヨンの鎖骨にふわっと触れる。
🐲(……反則だろ、こんなの)
昨夜の記憶が、鮮明に蘇る。
甘い吐息、重なる肌、スンリが必死にジヨンの名を呼んだあの瞬間。
🐲(……俺、アイツで……本当におかしくなりそうだ)
ジヨンは無意識に、スンリの髪をそっと撫でた。
サラサラとした柔らかい髪が、指に絡む。
🐼「……ヒョン……?」
スンリが、目を細めてジヨンを見上げた。
その無防備すぎる顔が、たまらなく愛おしく感じてしまう。
🐲「お前、起きてんだったら……離れろ」
🐼「……やだ。まだ、こうしてたいです」
🐲「っ……はあ? なに言ってんだ、お前……」
顔を背けながらも、ジヨンの腕はスンリを抱き締めて離さない。
🐼「……俺、昨日のこと……嬉しかったです」
🐲「……お前さ、わかってんのか?」
ジヨンの声が、少しだけ低くなった。
🐲「……こんなことしちまった以上、もうお前、俺以外とどっか行くとか許さねぇからな」
スンリは目を見開き、すぐに微笑む。
🐼「はい。俺、ヒョンだけがいいです」
🐲「……バカ」
ジヨンは目を閉じて、スンリの額にキスを落とした。
そのあと、布団の中で指先が絡み合い、もう一度ゆっくりと唇を重ねた。
昨夜とは違う、穏やかで優しいキス。
でも、熱はまだ、静かに残っていた。
──恋は、もう引き返せない場所まで来ていた。
ははは下手