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「ま…魔物?」尻もちついた自分を起き上がらせ、ミオの前に立つ。もしかしたら、魔物が入り込んできたのか…

(…それにしても可愛い)

「クスクスクス…ベリタ」

驚いて尻もちついたり、臨戦態勢を取ってしまった俺を見て、後ろでミオが笑っていた。

「ベリタ!!」

ミオはうさぎに近づき、頭を撫でた。うさぎは嫌がったり、暴れたりしなかった。どうやら、危険性はないようだ。

「よかった…」

「クスクスクス」

「うっ…ミオ///」

ミオは面白かったのか思い出し笑いをし、ずっと笑っている。

(恥ずい///)

「ベリタ!!」

ミオは俺の手を引っ張りウサギの額に手をやった。

「うおっ!!」

これは…これは…

「モフモフだ!!」

撫でれば撫でるほど毛がふわっとなりモフモフの塊だ。

ギュッ…

「おぉ☆」

抱きしめてみると、うさぎは大きいので全身でモフモフを感じることができる。

(最高だ!!)

「クスクス」

「うっ…///」

見られているのはわかるけどこのモフモフはやめられない。このままでは、やめられない止まらないになるので一度離れた。

すると、うさぎは

ぺこり…

とお辞儀をし、そのままどこかに向かった。あれは何だったんだろう。うさぎも何か仕事をしていて俺たちの様子を見に来たとか…

(モフ神かな…)

何だったんだろうとそんな事を考えていたら…

「ベリタ!!」

俺がうさぎのことを気にかけているのを見抜いたのかミオは俺の手を引いてうさぎの後をついて行った。

進んでいった先には、野菜などの作物があった。

「これは…農場?」

畑の周りには、何かがチラホラいる。大きくて、耳が生えてるあれは…

「あっ!!さっきのうさぎ!!」

緑色のエプロンを着たうさぎがいる。先程のうさぎとはエプロンの色が違うが同じなのだろうか。

それにしても全員モフモフだ。これは、モフモフに包まれたい。社会人の疲れた汚れを落としたい。癒やしに包まれたい。

(モフモフ…モフモフ…モフモフ…モフモフ…)

シュッ…

「失礼します。御二方様…昼食の準備ができました」

「あっ…冥土さん」

冥土さんが目の前に来た。いや…いた。どうやって目の前に来たんだよ。飛んででも来たのか…

「ベリタ」

「もうそんな時間か…」

はやいな~と思っていたら…

「よろしければ庭園で食べますか」

庭園、そんな綺麗な場所で昼食とか貴族みたいだ。一度は憧れていたんだような。お茶会とか呼ばれていたことがあった(仕事として)。接客やら今後の話ばかりで庭を見ることも無く、会話で終わった記憶しかない。まじで、どこの会社員だ。

「ベリタ!!」

「じゃあ…庭園でお願いします」

「かしこまりました」

ん?

「あれ…冥土言葉がスムーズになりましたね」

朝までカタコトだったのに今ではスムーズに話している。さっきから、話して違和感があったが…

「えぇ慣れましたので」

(そうですか!!)

そんな簡単に慣れるとは流石です冥土様。…俺もさっと言葉を覚えてミオと会話をしてみたい。聞きたいこともあるし…

そんな関心や思いを抱きながら庭園に行く。庭園の方もよく見たら、色違いのエプロンをしたうさぎ達がいた。

「冥土さん…あのうさぎ達は魔物ですか?」

「魔物ではありません」

「えっ…じゃあ着ぐるみ!!」

「キグルミ…が何かはわかりませんが、あれはゴーレムの一種です」

「ゴーレム!!」

(まさか…ここでお目にかかれるとは)

ゴーレムは元の世界で言うAIロボットのようなものだ。仕事を事前に登録していればその通りに動いてくれる。一つあるだけで、長持ちする。使い勝手も良い。仕事を面倒くさがる人間には有り難い品だ。だが、手に入れるのに問題がある。もし、作るとしよう。その場合作るための素材、製作者として魔術師や錬金術師がいる。また、硬い素材や柔軟性のある素材それらを揃えるだけでも手間暇がかかるのに、それプラス組み立ての際に魔法陣を入れる必要がある。ゴーレムは魔晶石をエネルギーにし、魔法陣を辿って動く。いわば、魔晶石が電池で魔法陣が電子回路などを意味する。一つでも工程を間違えれば失敗作へと変わる。留めに費用がバカ高い。購入するにしても、家が買えるほどの値段だ。ついでに、修理費もほぼ買い直すのと同じ値段。うちの領地でも取り入れたいと両親は言ったがそんな金は無いのにどうしろというのだろう。結局、俺がケチだから買ってくれない…意地悪をするなど被害者のふりをして暴れまわっていた。あの時は、家が壊れるかってぐらい破壊して駄々をこねていた。

(そんなに欲しいなら自分で稼げって話だよな)

でも、欲しい理由は権力の見せつけ合いだからな。ゴーレムがある程うちは裕福ですよって自慢をしたい。どうせ買っても放置する状態が目に浮かぶ…

だからこそ、ここはゴーレムが多くいること驚きだ。王宮でも、ここまでの量を見たことがない。それに、こんな可愛い見た目をしていない。見たことあるものは全て、石で出来ていたり四角い見た目をしたものばかりだ。それはそれで異世界ぽいのだが…これはなんか違う。カッコいいもいいが可愛いも欲しくなる。肉もいいが魚も食べたくなる感じ…おっさん臭い例えな気がする。

だからこそ、ここにあるゴーレム達は可愛い!!やはり、俺はこっちの方が良い。

可愛いゴーレムのうさぎ型を見ながら、ミオという可愛い女の子そして、姐さんこと冥土さんこんな素敵な光景を見ながら食べるサンドイッチはうまい。目の保養…などと思いながらベリタは昼食の時間を安らいでいた。

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