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こんにちはー!
今日からドクターストーンのBLを書いていこうと思いまーす!!
ペアは1話ごとに変えたり、一緒の時もありますー(気分です!)
では1話目どーぞ♪
今回はゼノ千です!
(夜の実験小屋。外は雨。静かにふたりきり、机を挟んで何かのデータ解析中)
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千空(パチパチとキーボードを打ちながら):「……やっぱり、この数値じゃ収束しねぇな。再計算だ。ゼノ、こっちの数式見とけ。」
ゼノ(目を細めて千空を見つめながら):「あぁ。だがその前に、君の疲労指数が限界に近い。少し休め、千空。」
千空(視線を合わせず):「は? 余計な世話だ。科学者にとっちゃ、寝不足は副作用みてぇなもんだろ。」
ゼノ(微笑):「確かに。しかし、副作用も重なれば毒になる。君が倒れたら、私は非常に困る。」
千空:「……何、保護者ぶってんだよ、気持ち悪ぃな。」
ゼノ:「気持ち悪い? ふむ、それはつまり“恥ずかしい”という感情の言い換えだろうね。」
千空(ビクッと反応):「はぁ!? そんなんじゃねぇよ!!」
ゼノ(ニヤリとしながら):「なるほど、図星だったか。」
(千空、むくれて椅子の背もたれにのけぞる)
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千空:「ったく……いいから黙ってデータ見ろよ。無駄話してる暇があったら、1秒でも早く完成度上げるのが正義だろ。」
ゼノ(データに目を通しながら、ふと):「……だが、正義よりも優先すべきものもある。」
千空:「……は? 何言って――」
ゼノ:「たとえば、君のその集中した横顔を見ているだけで、私の精神衛生はかなり改善される。」
千空:「……っっ!?!?!?」
⸻
千空(顔真っ赤にして立ち上がる):「バッカじゃねぇの!? どこのロマンチック老年科学者だよ、お前は!!」
ゼノ(涼しい顔):「ロマンチックか。ならば、今の君の顔色もロマンチックなバラ色だ。」
千空(机に頭をゴンとぶつける):「……クソ……そういうの、科学的に禁止にしろ……」
ゼノ(穏やかに笑って):「だめだよ千空。君は私の“特異点”なんだから。」
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(少しの沈黙)
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千空(ぽつりと):「……あー……もう……ほんっとに、うぜぇな。……でも、まあ……」
ゼノ(静かに見守る)
千空:「……お前のそういうとこ、嫌いじゃねぇ……よ。」
ゼノ(目を細めて):「フフ。最高の実験結果だ。」