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俺はこの田舎に引っ越してくる前
ある事情があって逃げるようにここに引っ越した。
ここに来る前の話をしよう
俺には兄がいた兄は親から嫌われていた
兄が口にするものは全て量が少なく満足出来ないだろうというものばかりだった。
兄は高校も行かずにアルバイト。
でも俺はそんな兄が好きだった
いつも優しくしてくれて
俺は兄に食べ物を分けたりしていた。
一緒に寝たりもした
なのにそんな兄はもうこの世にはいない
母さんと父さんが兄の存在をこの世から消した。
ある日の夜母さんと兄が激しくもめていた。
その内容はこうだった
バイトをやめて家の家事をしろと
家から1歩も外に出るなと
兄は当然拒否した
だけどその揉め事は急に終わった
だんだんその揉め事がヒートアップしていった
その時だ大きな何かが割れるような音と共に兄の悲鳴が聞こえた。
その声は今でも頭から離れない。
俺はすぐそこに行きたかったのだが
母さんが怖くて動けなかった。
早く行っていればと後悔した
その音がして数十分が経ち母さんは何も無かったかのような顔をして寝室に戻って言った。
俺は母さんが出てくるのを見て急いでリビングに向かった
そこには頭から血を流して倒れている兄がいた。
俺は信じられなくて数分固まってた。
そして数分たって助けなきゃってなったんだ。
だけど、
兄の脈はもうなくて俺どうしたらいいか分からなくて
そしたら母さんと父さんが来た
泣いている俺を見て何を思ったのか知らないが。
大丈夫だよと言い兄を引きずって倉庫に入れた。
あとは母さんたちが処理するから寝ておいでと
俺はその日から何もかもどうでも良くなった。
こんなヤバいやつのところに生まれ
1番大切な兄を失った
兄の方が辛く、苦しい思いをしているのは分かる。
だけど目の前で大切な人が亡くなっている光景を見たのもすごく辛い。
その後兄はどこかに捨てられたのだろう
数日たち悲鳴のことで警察が来て母さん達はやばいと思ったのか直ぐに逃げた。
この田舎に。
俺はそこからもう何もかもどうでよくなった。
だけど血が好きになったのは何故だろう。
、、、