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愛を教えて

3 - 第3話

♥

37

2024年04月10日

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〜?side〜

昔から、周りと違って達観してると言われてきた。

「冷たいね」

「酷い」

そう 言われ続けてきた。

僕の周りに人が集まらないことには慣れてきたつもりだった。

高校入学してからすぐ、僕と似た人を見つけた。

でも、僕と違って顔が整っていた。

僕には何も取り柄がないから、それだけでも羨ましかったし、

何となく、自分と彼の間に見えない壁を感じた。

でも、彼との共通点もあった。

同性が好きということ。

噂で聞いたときは驚いた。

僕と同じ人がいるんだって。

そんな彼がいじめられるようになった。

その場面を見たことはなかったけど、つい最近、色々言われているところを見た。

黙ってられなかった。

あまりにくだらなすぎたから。

『子供じみてるね』

言わずにはいられなかった。

過去に僕が言われていることとまるで似てたから。

昔の僕を見ているようで、黙ってられなかった。

ふざけるな。

お前に何がわかる。

腸が煮えくり返るようだった。

あいつらに言い返したのは、ただの自己満足だった。

彼からお礼が欲しかったわけではないし、かと言って、正義の味方と思われたかったと言われればそれも違う。

過去に僕をいじめてきたやつに仕返ししたかっただけ。

本当にただの自己満足だったんだ。

だから、彼からお礼を言われるなんて、思わなかった。



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