コメント
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うわ、好きすぎます!!見てた人出てきましたね!そうか、運命の人を探してなのかー、これからどうなるのでしょうか、とても楽しみです!
好き過ぎる.ᐟ.ᐟ たのしみ~
うん…最高デェェェス! 次のストーリー楽しみに待ってます!
エセ関西弁です!
苦手な人は🔙
[ci視点]
公園まで来たところでやっと自己紹介の流れになった。
em「私はさっき言ったようにemです!さっきの緑のパーカーの人はzmさんです!zmさんは吸血鬼で、私はパートナーやね!」
パートナー……。なんやろ、羨ましい思うんは変なんかな……。
ci「…あっ!僕はci!えと、私立wrwrd高等学校の1年です!あとは、sypくんとは友達で、やけど血吸わせてて……」
em「あぁ!知っとるよ!knさんが屋上の会話盗み聞きしとったらしいから…。」
そういうと申し訳ないようにこちらを見る。悪い人…では無いのだろう。でも、なぜ僕を連れ去ったのか、なぜ盗み聞きをしていたのか。聞こうとした時。
ci「……ぁ」
em「knさんはな、パートナーが欲しいんやって。この歳でパートナー居ないんは俺だけや〜言うとるんやって…。」
ci「…」
emさんが話し始めた時、空を見上げて、少し悲しそうな顔をしていた。
em「やけど、knさんと同年代の吸血鬼の中にもパートナー居らんのは数人おるんよ。」
ci「ぇ…、…knさんは、その事知らんのちゃいます?」
そういうと今度はこっちを見る。無いはずの瞳が、怒りと悲しみ、同情と寂しさ。そんな感情が渦巻いているように感じた…。
em「…知ってんねん。」
ci「え、じゃぁなんで……」
em「…knさん小さい頃、運命の人と出逢っとたんらしいんよ。やけど、相手が何も言わずに引越し、それ以降相手の人の事を引きづって居るんやて。」
少し怒っているような声色で話す。
運命の人。じゃぁその人を探すためにsypに頼んどるんか…?やけど…そうやったらemさんがそんな顔するんおかしいやん……
そう思いemさんの顔を見上げる。すると察したかのように話し始める。
em「運命の人ってな…複数人おるんやて。」
ci「……えっ!、じゃぁ、knさんはっ」
em「相手の人の事、忘れるために探しとるらしい。ほんま、あの人のこういう所好きじゃないわ……。」
な、なんや。knさん昔会った運命の人好きなんやろ……じゃぁなんで探さないんや!そんな、諦めるような……。…せや!僕だけでもなにか、なにかその運命の人を探し出せばっ!
ci「emさん!!」
em「おぉっ!?なん、なんや?」
ci「その、knさんが出会った運命の相手、どんな人やったんすか!!…こう、性別〜とか、見た目〜とか。」
言った手前、初対面。ほぼ知らない人にこんなことを聞いていること自体がなんだかむず痒くなった。そんな中、もごもごいっているとemさんからふふっと笑い声が聞こえた。
em「ふ、ふふふ。ci君はええ子やね!」
ci「え、え??」
em「んー、性別は男やって言っとったな。見た目は片目を前髪で隠してて、眼鏡をかけてたって!」
ci「男で、片目を前髪で隠してて、眼鏡……ん?」
…あれ?ut先しか出てこうへん。いやいや、なわけ……。ほらっ!人は十数年たったら顔も変わるしッ!
ci「……ちょ、その人の名前とか…」
em「あー、んー。《う》から始まる人らしいで!」
utやん……。完全にutやん。え?ちょメールして確認して見るか?
ci「ちょ、ちょっとまっててください!」
em「ん?、おぉー」
ut、ut。あ、メールしたところであいつ見ぃーへんな。電話したろ。
プルルルル
ut「あ”ぁ”?、」
ci「いや機嫌悪過ぎん?」
ut「いや、女に逃げられてさぁ。ホテル代払わなきゃ行けなくなっんよー!」
ci「…」
相変わらずクズやな。まじなんでこんな人と親戚なんやろ。ちょっとややな。いや、ちょっと所やないわ、めっちゃいややわ。
ut「でぇ?なんか用あるんけ?ないんやったらきるよ。」
ci「あっ!まってまって!utってちっさい頃から前髪で片目隠してた??あとメガネつけとった???」
ut「はぁ?まぁ隠してたし、つけてたけど……だからなんやねん?」
え。マジで、まじのまじでutやん。
ci「……ut、knって分かる?」
そう聞いた時、utがシーンと静かになったあと言葉が帰ってきた。
ut「なんでそいつの名前知っとるん?」
ci「友達繋がりで…知り合ってut探してるらしいねん。」
ut「…俺は会わへんぞ。どうせそれが目的なんやろ?もー昔のやつの事なんか覚えてへんし、」
少しイラだっているのがわかる。多分これ以上詮索したら縁が切られるだろう。それは今の生活からすると、かなりキツイ。親戚だからと少しでも生活費をくれるut先のことは少なからず尊敬の気持ちもある。
ci「…わかった。utがそれでええんやったらいいわ。やけどknがどう動くかは知らん。やから学校に来るかも知らへんし。街中で会うかもしれん。それは保証できんよ。」
ut「……わーったよ。んじゃきるわ。」
ブチ___ピ– ピ–
スマホをポケットにしまってemさんの所へ向かう。
ci「すまんねemさん!友達に話すことあって話してたわ!じゃぁそろそろ夜やし帰るな?」
em「……。せやね。帰ろか!」
emさんは空気を読み何も聞かずにファミレスに行きsypたちを迎えに歩き出した。
力になれんくてホンマにごめんなさい。emさん、zmさん、knさん……。そして、syp。