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不破視点
慌てた様子で俺にそう訴えてきたひばりに、なんも言い返せなかった
「…でもあいつとは、もう関係ないって」
〖それでもッ!それでもいいからっ…おねがい…ふわっち…〗
「…わかった、すぐでるよ、でも、少しだけ待ってて 」
俺は空き教室をでて、自分の教室に戻った
「ねぇゆきさん、ちょっと用事が入ったみたい、一緒にまわれん」
<え、そ、そっかぁ…残念だなぁ…>
「ほんとごめん」
<それってさ、大事な用事?>
「……」
「うん、一番」
<じゃあしょうがないね…頑張って>
「ありがと」
そういってひばりと再開したあと、俺は2人であきなを探すためにわかれた
ひばりは、あきなの家を知らないから、家にいるかの確認は俺が行く事になった
ピンポーン
「…あきな?いるか?」
…
返事はない、想定内だな
中にいるのにでてこないだけか…それともただいないだけなのか…
いまはいないと考えるのが普通だろう
とにかく、こんなとこでまってたら絶対あえない気がするし…
ひばりと位置を共有しながら、俺はまださがしていない別の場所を回った
「…ほんとにいんのか…?」
探しまわって約1時間がたとうとしていた
この町の隅々まで探したが、ほんとにいない
〖いるのかって…そう信じたいですよ!〗
電話越しに聞こえるひばりの焦った声
マップを見ながら回ったところを確認していく…
「でももう探してないとこなんて……あ」
〖え?不破さん?どうかした?〗
「…ごめん一旦切る」
〖へ?ちょっ!!〗
ブチッ
俺は見落としていた
確かにこの町隅々まで探した
それでもいなかった
じゃあどこに?
俺は、あいつはあそこにいると思うよ
俺は走りながらあいつに電話をする
繋がらないってわかってても
そのとき、突然スマホから声が聞こえてきた
『…ぁ』
外にいるからか、雑音も一緒に聞こえてくる
「あきな?あきなだよな?」
返答はない
「話を続ける、そのまま切らないで」
俺はしっかり画面を確認しながら話し続けた
「…ごめんな」
『ぇ…?』
「俺は馬鹿だからさ、気づかないんだよ、昔から」
「俺のこと、お前はよく知ってたよな、それなのになんで初日あんな絡まりかたしてきたのかわかんないけどさ、だから最初は苦手だったよ」
「でもさ、俺のこと知ってくれてるならわかってほしかった、もし俺があきなのことほんとに苦手なら、そのときから関わらないってこと 」
『…そ、れは』
「…少し話したいんだ直接」
太陽は沈みかけている
俺の目線の先に、人影がみえた
「…みつけた」
コメント
1件
え〜😭ほんとに素敵です🥲👏