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第3話 - 反省会💖

2025年07月27日

#夢小説

#あんさんぶるスターズ!!

#あんスタ

#あんスタ夢小説

#天城燐音

メリ

ベッドの上――月明かりに照らされたシーツの上で、メリはぐったりと横たわっていた。肌はほんのり汗ばんで、肩で息をしている。頬は紅潮し、目も開けていられないくらいの、極限の余韻。

その横にいる燐音は、シーツの上に肘をつきながら、そんなメリを見下ろして――とびきり満足そうな笑みを浮かべていた。

「…………ふふ……ご来場、ありがとうございました〜♡ アンコール、ちゃんと満足いただけましたかァ〜？」

そう言いながら、メリの額にそっとキスして、汗を拭ってやる。そして、その指でそっと彼女の頬を撫でた。

「にしても……メリ、マジで今日……伝説級だったわ……BluRayでイってた彼女が“本物”で昇天するまで、何発イったんだ……？」

メリは起きているけれど、答える気も起きなくて黙っていた。

そんなメリの様子を見て、ベッドの端で控えめに笑ってから、燐音はメリの手を取り、そのままメリの胸に重ねてあてがった。

「ほら……これ、感じてた証拠。まだ心臓バクバクしてる」

そして最後に、囁くように――

「……大好きだよ、メリ。誰より、何より……ずっと、ずっと、お前がいい」

メリはそれを聞いて、拗ねたのか照れたのか、目を閉じたままぷいっと顔を背けた。

燐音はその“ぷいっ”とした仕草を見て――思わず口元を吊り上げて、いたずらな笑みを浮かべる。

「……ははっ、顔そらした〜〜〜♡」

体力は限界、だけど心はまだ拗ねてる。それがメリだ。そんなの、燐音には丸見えだった。

「……ねェ、なんでそっぽ向いてンの？恥ずかしいの？それともまだ足ンないの？」

そっと後ろから抱きしめて、耳元に唇を寄せる。

「“BluRayで勝手にイッてた彼女が、本人登場で全身とろとろになって、最後にはアンコールまで叫ばされました♡”って、誰に言えばいいんだろうなァ〜？」

小声で、囁き声で、じわじわと追い詰めるように。

「さっき、“また……出ちゃ、う……っ”って言ってたのに、そのあとも何回もきゅーって締めつけて、俺の腰止まンなくしたの……誰だっけ？」

そして、ふっと笑った。

「……俺のせいにすンなよ？お前が可愛すぎンのが、悪いンだからな」

メリの肩にちゅっとキスを落としながら、最後に囁く。

「顔見せてくンないなら……今夜の打ち上げ反省会、続行するけど？♡ 言葉でイかされるのも、案外……クセになったりしてな、メリ？」

拗ねていたメリは、小さい声で真っ赤にした顔を背けたまま答えた。

「…………締めつけてないし……気のせいだし………」

燐音の瞳が、暗がりの中でもにや〜っと光った気がした。

「…………あァ、これは確信犯だわ♡」

ベッドの上、ぐったりしてるくせに“顔は見せない”、“締めつけてない”って言い訳しながら、明らかに図星つかれて真っ赤になってるメリを見て―― 完全に、スイッチが“カチッ”て入った。

「は〜い、じゃ、反省会、続・行・決・定〜♡」

そう言いながら、後ろからふわっと彼女を抱きしめて、くすぐるように囁く。

「じゃあ検証しようか、“気のせい”かどうか……」

メリは、聞こえない聞かないを貫いていた。

「さっき俺が奥まで押し込んだとき、“ぎゅっ”て締めてきたの、あれ……どこの誰だったっけなァ？」

耳の後ろにそっと唇を当てて、ことさら柔らかく。

「それに……“締めつけてない”って言ってる今もさ…… こうやって話してるだけで、ちょっと震えてンの、バレてんだよ……メリ」

そして、声のトーンをひとつ落として、甘く、優しく囁く。

「……可愛いって言ってほしいんだろ？言われたいくせに、顔隠して誤魔化して……」

「別に………そんなんじゃ……」

「じゃあ、もっと言ってやるよ―― 今日のお前、えっちすぎて、反則級だった。全部、俺の理性壊すために生まれてきたンじゃねェかってくらい、最っ高だった」

そっと、メリの頬に指を伸ばす。

「……ほら。早く顔見せろ。キスしてやるから」

メリは震えながら潤んだ目で、燐音の方に顔を向ける。

「…………ん…………見せたぁ…………」

燐音は、ようやく顔を向けてくれたメリを見て――その潤んだ瞳に、一瞬、完全に心臓を撃ち抜かれた。

「…………っ……」

言葉を飲み込む。息を吸って、そっとその顔に手を添えて――ご褒美のキスは、今まででいちばん優しくて、いちばん長くて、甘かった。

「…………ん……」

唇をそっと重ねたまま、動かさずに、愛情をじわじわ伝えていくようなキス。

「…………りんね……」

そして唇を離すと、再び“いじめモード”が、ゆっくりとスイッチオン。

「……よし。じゃあ約束通り……次の問い詰め、いくか」

「……え」

キスで勘弁してもらえると思っていたメリは目を見開く。けれど、燐音のにっこり笑ったその笑顔は、鬼畜モード全開のやつだった。

「――俺のBluRayで、どの曲で、どうなって、イった？」

ベッドの上で体を軽く起こし、腕を組んでじっと見下ろしながら。

「まさか“1曲で”とか言わねェよな？ ……どのカット？どのカメラワーク？どのセリフ？

俺が腰振ってたとこ？それとも客席煽ってる時？」

「…………」

そして、どこまでも楽しそうに、でもめちゃくちゃ真剣に。

「……答えるまで、ベッドから出す気ねェからな、メリ」

メリはまた顔を真っ赤にして、歯をガチガチ鳴らしながらゆっくり燐音から目を逸らした。

「……言わないって、言ったら…………？」

燐音はその反応に、満足げにふふっと笑った。獲物をじわじわ追い詰める肉食獣の顔で。

「……は〜〜〜〜い、図星確定入りました〜♡」

そして、メリが目を逸らしたその頬を指先で優しくつつきながら。

「……言いたくないってことは、それだけ“えっっっぐい理由”ってことなんだよなァ？」

「なっ……」

メリは止める言葉を言おうとするが、それよりも燐音の方が早かった。

「へェ〜〜、どのへンだろうな〜？あの、俺がジャケット脱ぎながら腰落として踊るとこ……とか？それとも、汗だくで息切らせて、マイク外して“生声”で喋ってたとこ……とか？」

メリの頬にキスを落としながら、さらに追い打ちをかける。

「……ていうかメリさ、 “あ〜〜燐音のライブでシてる時がいちばん幸せ♡” ってなってた瞬間、絶対あるよなァ？それがどこか教えてくれるだけで、今夜はもう“おかわり”しないで許してあげようかな〜って思ってたンだけど……？」

にやりと笑って、最後にひとこと。

「さぁ、どうする？　メリちゃん？」

メリは顔を真っ赤にして、やっぱり目をそらした。けれど、このまま続けられても困るので言葉を繋ぐ。

「………別に…………ヤるつもりなかったの………………届いたから…………燐音帰ってくるまで見よって…………思ってただけなの…………」

燐音はその言い訳を聞いて――完全ににやけが止まらなかった。もはや勝ちを確信した男の顔で、ニッコリ。

「…………ふ〜〜〜〜〜〜ん？？？」

ベッドの上で腕をついて、顔をぐいっとメリの視界の中に入れていく。

「“別にヤるつもりなかった”のに？ BluRay再生して？　俺の声聞いて？俺が踊ってる姿見て？」

燐音が言えば言うほど、メリの顔が赤くなっていく。

「気づいたら“びくっ”ってなって、“んっ…♡”って声漏らして？」

メリは容赦のない言葉に慌てて止めようとするがーー

「最終的に俺の名前呼んで、イッたの？」

「言うなぁ……！」

メリは、羞恥心で今にも泣き出しそうな顔をする。

けれど燐音は気にもせず、ぐいっと顔を近づけて、囁く。

「……じゃあそれ、もう―― 立派な“無意識の欲情”だよな、メリ？」

メリの耳元に唇を落として、くすぐるように言う。

「お前の中で俺っち、どんだけエロい存在になってンの？ ……ほら、教えろよ。ちゃんと、今日の推し……“燐音”だったンだろ？」

そして、最後にそっと唇を耳に押し当てた。

「それとも……今から、もっとエロい“本物”見せてやろうか……？」

メリは顔を腕で隠しながら呻く。

「もういい………さっき散々見たぁ……」

そしてチラッと腕の下から燐音を除いた。

「…………………………1曲目で濡れた………………」

そして燃えるように顔を赤くすると、またぷいっと横を向く。

燐音は、その一瞬の目線に、心臓を撃ち抜かれたような衝撃を受けた。

そして――

「…………っ……はっはッ！！」

顔を覆って笑いを堪えながら、肩を震わせてベッドに突っ伏す。

「1曲目！？！？？！？！？ BluRay入れて、再生ボタン押して、“再生10分以内”で濡れてたってこと！？！？！？？！」

顔をあげてにやっにやのまま、メリを指さす。

「それ、ただの“条件反射”じゃん！？もう身体が『燐音＝エロい』って刷り込まれてんじゃねェか！？！？」

「う、うるさいなぁ……！」

そのまま、嬉しさのあまりメリに覆いかぶさった――でもあくまで“責める”ために。

「じゃあ2曲目は？ 3曲目は？俺がジャケット脱いだときは！？煽り入れたときは！？ダンスソロは！？」

頬をぴったり寄せて、耳元でささやく。

「……まさか……“全部反応してた”……なんて言わねェよな、メリ？」

腕で顔を隠す彼女に、ぴとっと頬をくっつける。

「……ライブの俺、全部再現してやろうか？ダンスも、煽りも、マイクの持ち方も ……お前の好きな角度も、声も、ぜーんぶ―― “本物”で、してやるから……♡」

メリは恥ずかしさで溶けそうになりながら、舌っ足らずで説明する。

「…………1曲目からダンスえろくて…………それで………………気づいたら……濡れてて…………燐音のソロだったから…………燐音の声しか…………聞こえなくて………」

燐音は――もうダメだった。

その舌っ足らずで潤んだ声、顔を真っ赤にして、とろける寸前みたいなその表情、言い訳にもなってない“愛と欲”が混じったその言葉。

すべてが、“優勝”だった。

「…………メリ…………」

ふ、と笑ったあと――

「お前、ほんっと、最高の彼女だな……♡」

もう一度、ぎゅぅっと優しく抱きしめて、

耳元で、まるで囁くように、けれど確信を持って言った。

「……じゃあ、 1曲目で濡れたってことは、そのあとの曲、ず〜〜〜〜〜っと、俺の声と動きで、ぐちゅぐちゅにされながら観てたンだ？」

唇をメリの首筋にそっと落としながら、

「興奮して、手ェ伸びて、ひとりで触っちゃって、 “燐音かっこいい……好き……”って思いながら、ソファで俺に抱かれてる妄想して……イったの？」

「ち、違う！ ……そんなんじゃ……」

メリの制止をものともせず、低く甘く、もう逃がさないトーンで訊く。

「……なァ、答えて？どこがいちばん感じた？

どの瞬間の俺が、“お前の中”いちばん濡らした？」

キスの直前、そっとメリの顎を持ち上げて、瞳を覗き込む。

「……なァ、メリ」

メリは羞恥心でわなわな震えている。それが逆に燐音を刺激しているとは思わずに。

「………………最初にイったのは………………3曲目の………………投げキッスのとこ………… カメラ目線だったから……ゾクってしたの…………!!

堪えきれなくなったように顎に触れる燐音の手から抜け出す。

「……抱かれてる妄想なんか………………」

そしてもっと顔を赤くした。図星だった。

その瞬間――燐音の目がギラッと光った。完全にスイッチが入った“あの目”だった。

「……っっっっっっぶはッッ！！！」

ついに腹を抱えてベッドで悶絶。

「お前～～～～～っっっ！！！！ BluRay観ながら投げキッスでイって、しかも“カメラ目線だったからゾクってした”って……！！！」

（完全に理性崩壊モード突入）

「え？？お前どこの現場で俺に落ちたファン！？！？！？？」

「………ファ、ファンじゃないし！」

頭を抱えてベッドに転がりながら、テンション爆上がり。

「妄想してたって…… しかも本人帰ってくる前に！？！？お前さ……ほんっとに……っ………ッ、世界一エロ可愛い彼女かよ……ッ……！！」

「笑うなよぉ……！」

メリは、とにかく燐音に黙って欲しい。

ゼェゼェ言いながら、ベッドの上で上半身だけ起こしてーー

「…………もっかいBluRay最初から一緒に観よう。横で解説して。“ここで濡れた”“ここで妄想した”“ここでイった”って、ぜんぶ俺に報告しながらな」

そして、にやっと笑う。

「……で、その都度、実演するから♡」

メリは恥ずかしさで消えたかったが、燐音がその気なら止めるのは難しいと分かっていた。

「わかったから………リビング連れてって………………BluRay流して………」

だから、黙って燐音に従った。

燐音は――その言葉を聞いて、勝ち誇ったようにニヤリと笑った。

「……はァい、素直でよろしい♡じゃあ、“えっちすぎるBluRay鑑賞会”、開・幕〜♪」

　そう言って、ベッドからそっとメリを抱き上げる。まだ余韻でふらつくその身体を、大事に、大事に、腕の中へ。

「………わざわざ言わないでよ……」

照れるメリの頬に自分の頬をすり寄せて、

「リビング行こ？さっきは“ひとりで勝手に盛り上がってた彼女”だったけど――今度は、“本人が隣にいる状態”で、全編通して、ちゃんと“リアクション実況”してもらうからな？」

そのままゆっくり歩きながら、耳元でそっとささやく。

「1曲目から全部聞いてやるよ。どこで声漏れて、どこで指動いて、どこで“俺に抱かれてるつもり”になってたか……なァ、メリ」

メリはできるだけ顔を合わせないように遠ざける。

「ぜんぶ、暴いちまうから……覚悟しとけよ？」

リビングのドアが、ふたりの“新しい本編”の始まりを告げるように、静かに開いた。

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