ある日、トントンを見つけて声をかけた。
「ねぇ」
「あ、はい。」
足を止めてこちらを見るトントンは真面目なんだと思う、そして提案をした。
「私今考えててさ。
君らに私の残飯を渡すか。
私の食事を私が頑張って完食するか」
「君らはどっちがいい?…残飯あるほうがお金は貯まりやすいと思う。」
一応、彼に言われてから食べられる量を増やした。
でも質問したほうが伝わるだろうから、普通にした。
「…あの、そんなの完食してもらった方がいいんですけど…?食べ物の感謝忘れないで下さい」
そしたらまた叱られた、はいすいませんでした。
「だよね…、わかった、」
少ししょげていると、トントンは私の肩をもった。
「そういえば、前から残飯無いですね」
…あ、体感はしてたんだ。
頑張っていたのは事実なので認めてしまうか。
「…ごめん相談する前にやっちゃった。大丈夫だった?」
「大丈夫です、寧ろ奴隷の意見聞く主人初めて見ましたw」
「え、そっか」
ヘラヘラと笑う彼に、案外怒ってないのかな…なんて思いながら目を合わせた。
…大丈夫(クリア)、かなぁ?
私はその日しっかりは寝れなかった。
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