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~これはとある研究者の日記である…~
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◇ステラについて
彼女(ステラ)は、一見慈悲に満ちた素晴らしい天使のように見えるが、実際のところ哀れむだけで救済は一切しない天使である。
だが彼女はその行いについてこう語る。
「私には彼のような哀れな人間を救える力はありませんわ….私など存在してもよいのでしょうか….嗚呼!神よ私にできることはないのでしょうか…!!」
『私には救える力はない』と語るが彼女は天使の中でも上位に入るほどの力をもっている。では何故あのようなことを言うのか、それは私にもわからない。単なる自信のなさかそれとも別の『ナニカ』なのか。
もし彼女が別の『ナニカ』だとしたら私は今と同じように彼女に接することができるのだろうか。私は今日もそのことが心配で寝れないだろう。
最近はステラのことで頭がいっぱいだ、妻との時間も過ごせていない。妻はきっと怒っているだろうな。
だがどうもステラが、頭から離れない。いったいどうしたらよいのだろうか。
おっと妻が呼んでいるようだ
今日はここまでとしよう。