【 わんく! 】
※はい。連載です。(ニッコリ)
連載というか、リクエスト作品がまだ書き終わらない為昔書いたものをあげていきます((
※潔総受け。(今回は千切潔
潔くんかなりのクズ。カス。怒りを込めたくなるような男に仕上がっております()
※学パロ!!!!!!(重要)
サッカー?何それぇ?ふぇ~??です
(訳=サッカーしてません
※潔のどんかァん!!作品が多すぎるんで…僕が新しい扉をぶち破って参ります………
※完全なる息抜き。構成もクソもない息抜きです
____勝利。
人によって、その価値観は違う。ある人は”超えたいと思った人物に勝てること”が勝利とも答えるし、ある人は”勝利うんたらかんたら以前に、勝ち負けなんて好きじゃない”と答える人もいる。
潔世一は、前者側の人間である。逆に後者側の人間は、大層心が綺麗な人間なのだろうと感心したいくらいだった。感心しても、今更女神サマみたいな優しく綺麗な人になろうと奮闘は絶対しないつもりだが。
話を戻すが、潔世一は勝利が大好きだった。勝負けは運だけではない。人脈、富、etc………あらゆるものが味方になったその時だけ、神様は勝者に微笑んでくれる。だからこそ、勝利にしがみついている。いわば依存である。神様が自身に微笑んだ瞬間の初めての快感は、昨日のことかのように覚えている。
要するに?要するに…………
搾取する側の人間になった時、人間は本当の意味で壊れるのだ。
好意。向けられると嬉しいものではあるが、自分がその味を知ってしまうと死にたくなるような飴と鞭の感触。
潔は、今日も今日とて自分自身に仮面を被させ、明らかに自身に好意を持っている”男”と楽しそうに話していた。
…男というのは、同じクラスの千切豹馬である。さっきまでは寝起きだからと言って顔を歪ませ、キャーキャーと自分に向かって叫んでくる女子達を軽くあしらっていたのに、潔の前ではニコニコ顔。これで好意を持たれているということに気づかないやつは居ないに等しい。気づかない奴といえば、少女漫画の可愛らしい鈍感主人公位だ。
「なあ、潔。俺と今度映画館とか行かねえ?」
ちょうどチケット貰ったんだよ、と二枚分あるホラー映画のチケットをチラ見せしてくる。…完全に嘘だ。ちゃんと前売りを買った印もついているし、チケットをわさわざ貰う相手なんて居ないからだ。
(念入りに俺とわざわざデートする為に買ったんだろうなあ。俺のために。)
可哀想に。本当の自分はこんなに汚くて穢らわしい男なのに、表の仮面だけを見て、こんなに恋い焦がれている。操られている千切が、可哀想で可哀想で。
愛想よくいつも通りニコニコ笑って”おう、いいぜ!いつ行く?”なーんて言う。千切はあからさまに嬉しそうな声色で”いつでもいいぞ!”と微笑んでくれた。………と、話が進んでいく内に、約束が決まってしまっていた。運が良かったのか、その日は別に何も用事がなかったから良いが何か予定があったらどうしていたことだろう。
「ふは、ありがと。……楽しみにしてるわ」
千切は、心の底から楽しみそうにニカッとかわいらしくはにかむ。中性的な見た目もあって、これの笑顔が女子に向けられていたのならば、一瞬で惚れさせることが可能だろう。
“うんっ、俺も!”と千切に適当に返事をすると、緩みまくった口角が上がって上がって上がりまくる。
(俺も大好きだよ、千切のある意味鈍感でチョロいところ。)
その後暫く二人で話していたが、ホームルームの時間の合図であるチャイムが流れた時、自然と二人は教室に入っていった。
コメント
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あ好きですッッッッ天才() くず潔っていいなぁ、、、、、(((?))) 今回も最高でしたぁッッッッ、、、((
※勝利とはァ!!のくだりは全部適当です ※リクエスト作品今必死に書いてるので少々お待ちを…!!