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この先、irxs様のnmmnが大丈夫な方のみお進み下さい!
結構長めです
桃×水 水×桃 要素あり
BL、自傷、過呼吸などの激病み表現あり
同居してます
また、irxsとして活動してない世界線です
自衛等よろしくお願い致します!
桃side
カーテンの隙間から差す
眩しすぎる朝日が
俺の包帯だらけの痛々しい身体を
嘘みたいに真っ白に照らして
いつかの惨状を思い出させる
うるさく聞こえてしまうようになった
子鳥のさえずりが
まだ働いていない、
いや
どれだけ経っても働くことの無い
俺の頭をガンガン叩く
きっと
もう、色付くことは無い
そんな
灰色の朝を迎える
桃「…ぃむ、?」
まだ眠っているみたいだ
こんなに澱んでしまった朝でも
君だけは綺麗に
鮮やかに見えることを
今更、不思議だなと思う
小さく丸まって寝ていて、
後頭部に酷い寝癖ができているいむ
かわいーなと思いながら
優しく頭を撫でて、
いつも以上に酷い、頭痛と倦怠感を無視して
エネルギーを注入した気になる
桃「…できる」
そう呟き、キッチンへ向かった
水side
気持ち悪い
毎朝
毎朝、
1番にこの5文字が頭に浮かぶ
まるで鉛にでもなってしまったかのように
僕の身体はビクともしない
全部思い通りに行かない
ほんとに
どうしてしまったんだろうか
僕の五感も
思考回路も
水「…なぃ︎︎゙ちゃ、」
寝起きの
カッスカスの声で
大好きな彼の名前を呼ぶ
彼だけを求める
程よく焼けたパンの美味しそうな匂いから
彼がキッチンにいるとわかる
それと同時に
今日の僕は戻さないかな
と不安になり
また無理をさせてしまった
と後悔する
どうしても朝、辛くなってしまう自分が
また醜くなる
水「ごめ…ん、なぃ︎︎゙ち︎︎、ゃん 泣」
桃「大丈夫だよ」
さっきの小さな声が届いていたみたいだ
優しく、温かく抱きしめてくれる君
桃「何回でも言うけど、」
桃「いむのせいじゃないし」
桃「俺は無理して欲しくないの…」
優しすぎるよ
君の声を聞いて
温もりを感じて
僕にも、やっと今日が始まるんだと
また気づかされる
水「…ぅ︎︎゙ん、」
水「あり、がとう」
桃「ん」
そのまま君と抱きしめあって
ベッドに2人で倒れる
桃「今日、しんどいね」
水「…ぅん」
桃「ご飯少なめね、」
そう言って背中を撫でてくれる
彼の顔がいつも以上によく見えて
少し恥ずかしくなる
水「?」
水「なぃちゃん、」
桃「ぅん?」
水「今日、結構沈んでるんでしょ」
今日のないちゃんは少しおかしい
いつもより
僕を抱きしめる力が強い
声のトーンが低くて、弱い
瞬きが多くて、顔色もちょっと悪い
こういう時大体苦しんでる、無理してる
桃「よくわかったね笑」
桃「さすが俺のいむ」
水「ふふっ笑」
水「僕、すごいでしょ」
だってないちゃんの僕だもん
ないちゃんが辛いのは良くないけれど
気づけたことが嬉しくて笑みが零れる
桃「ありがとね」
水「うん、」
今日も一緒に耐えようね
桃「よしっ、」
桃「ご飯食べれそう?」
水「…うん、ちょっとなら」
桃「歩ける?」
水「う~ん…」
桃「…抱っこする?」
水「…ぅん、笑」
そうして、朝兼昼ご飯を食べて
桃「美味しい?」
水「ぅん…美味しい」
またベッドに戻って
水「…ぎゅーして」
桃「ぅん、笑」
好きな漫画読んで
桃「どの人が1番好きなんだっけ?」
水「えっと~…これだよ」
2人でだらだらしてたら
桃「かわいい」
水「かっこいい」
水「しんどいね」
桃「…しんどいね」
大分体調も良くなって、
気づいたら外が真っ暗になっていた
水「もう1日終わっちゃうね」
桃「そぅだね、」
桃「、」
桃「ちょっと…部屋行ってくる」
水「…わかった」
僕は朝辛くなってしまいがちだけど
ないちゃんは逆に夜、苦しくなってしまう
水「、大丈夫かな」
そんな僕たち2人だから
支え合えるんだろうけれど
今日は朝から調子が悪そうだったから、
ずっと心配だった
それに、
傷も増えちゃったみたいだし
朝、ちらっと見えてしまった彼の腕
昨日よりも包帯の面積が
大幅に増えていた
…少し血も滲んでいた
考えるだけで、涙目になる
しかし、
それなら顔色が悪かったのも
見当がつく
ついてしまう
水「ないちゃん…」
心配で心配で仕方がない
僕は辛い時ちゃんと助けを求めるけど、
ないちゃんは正反対
必死に隠そうとする
心を保つために
自分でなんとかしようとする
だから、自分を傷つけてしまう
僕になら、いくら甘えてもいいし
一緒に迷って
悩んで
泣いて
苦しむのにな
(<span style="font-size: 14px">ガチャ</span>)
ドアの開閉音が聞こえて
すぐさま立ち上がる
水「なぃちゃん、?」
桃side
やばい
調子が悪い
そんなことは痛いくらいにわかってた
こうなることくらい
想像ついてたのに
桃「っ、… 泣」
桃「…や︎︎め︎︎、てっ泣」
うるさい
うるさいの
知らないはずなのに
何度も、
…何度も聞いたうるさい声
重たくて醜い声
俺を狂わせる声
桃「ひっ…は︎︎゙ぁっ、泣」
たくさんの大きな影が
大勢の声が
俺を全否定する
存在も
生きる意味も、価値も
全否定して、たくさん刺してくる
桃「ひゅ︎︎゙っ…ぅ︎︎゙ ぁ、~︎︎゙ 泣」
くるしい
こうしていると
いっつも呼吸がおかしくなってくる
これ以上は無理だ
耐えられない
固まってしまった身体を何とか動かして
昨日も使ったカッターを握る
桃「っ…ぅ︎︎゙、ひゅ~︎︎゙、泣」
ごめん、いむ
とにかく楽になりたい
ここから逃げ出したい
全部捨てたい
その願望に従って、ただ切った
ぽたぽた血を流した
それなのに、
桃「かひゅ︎︎゙、ひゅ~︎︎゙ッ 泣」
いつもなら治まるのに
全部、悪化するばかりで
このときの俺はどうかしてしまっていた
耳元がずっとうるさくて
ずっと息も苦しくて
床に座ってるはずなのに倒れそうで
もういいやって
普段なら浮かばない選択肢が
ぽつっと1つ浮かんだ
眩しくって、色づいていて
それを握りしめた瞬間
最後の力を振り絞って、ドアノブを引いた
水side
水「なぃちゃん、?」
初めてだった
水「…ないちゃん、」
水「大丈夫、もう大丈夫だよ」
桃「…っ︎︎゙ひ~ッ︎︎、ぅ︎︎゙泣」
こんなにボロボロになっている彼を見るのも
あんな苦しそうな顔をしているのも
僕に助けを求めるのも
だからこそ、ちゃんと救わないと
やっと全部見せてくれたんだ
ないちゃんの辛さを受け止めないと
そう思って、
ただひたすらに
小さくなってしまったないちゃんを
優しく抱きしめていた
水「頑張ったね、泣」
水「ゆっくり息吐こう?」
桃「ひゅ︎︎゙ッ…っん︎︎゙、泣」
ゆっくり頷いてくれた
良かった
ちゃんと届いてる
でも、
朝見たはずの包帯は
原型を留めていなくて
ボロボロに引き裂かれて、
血塗れになっている
ごめん
その全てから、
ないちゃんの苦しさや頑張りが
伝わってきて
一緒にたくさん涙を流した
ないちゃんと一緒に
ベッドに仰向けになり、天井を見つめる
桃「…っはぁ︎︎、…泣」
目を擦って涙を拭く君
水「大分楽になった?泣」
僕は何か、勘違いをしていたみたいだ
桃「…ぅ︎︎゙ん 」
桃「…なんで、いむも︎︎゙なぃてるの、?泣笑」
ないちゃんのこと
全部分かってるつもりでいたんだ
水「う~ん︎︎゙、…」
水「なんで、だろうね 泣笑」
だけど、全然知らなかった
あんな顔でないちゃんは苦しむんだ
あんなに自分を傷つけて、血を垂らして
なんとか耐えてるんだ
笑顔の裏で、いっつも…
水「…ごめんね、なぃちゃん 泣」
桃「な、にか︎︎゙、?」
水「僕、ずっと勘違いしてた」
水「なぃちゃんは、大丈夫だって」
水「どっかで思っちゃってた」
水「そんなわけなぃのに 、泣」
何にも分かってあげられてなかった
桃「おれも、大丈夫だって…思って︎︎゙た 」
水「え?」
桃「いっつも辛いとき、」
桃「腕切って、なんとか耐えてきた」
そう言って腕を真上に突き上げる君
所々血が固まってきている
桃「んでも、おれ」
桃「俺が思ってるより、相当限界みたい…泣」
そう言って涙を流す君は、
ほんとに
ほんとに綺麗だった
桃「たくさん血、つけちゃったよね」
桃「ほんと、ごめん…泣」
謝んないでよ
水「ううん。いいのこれで」
桃「?」
水「なぃちゃんのだからいいの」
水「だってないちゃんの頑張りの証だし」
水「僕に助けを求めてくれたから」
より君を知れたから
桃「…そっか」
桃「初めてだね、いむに全部見せるの」
桃「引いた?笑」
笑ってるはずなのに、
ちょっとだけ顔が強ばる君
水「引くわけないじゃん」
水「んでもちょっと、可愛かった」
桃「なにそれ笑」
そうやってちょっと笑ったと思ったら
真剣な顔に戻る君
桃「これからは、すぐいむのとこ行くね」
水「…うん、待ってるから」
ふと時計を見てみると
もう頂上を指す頃だった
…、また朝が来るのか
ずっとこのままでいたいのに
桃「いむは、まだ生きたい?」
いきなり物騒なことを聞いてくる君
ないちゃんはもう嫌なのかな
水「ぅ~ん、」
水「もうちょっとだけ」
まだ君のこと、全部知らないから
ごめんね
桃「…そっか、」
一瞬下を向いたと思ったら
僕の方を見て言った
桃「んね、」
水「んー?」
桃「ベランダ行かない?」
水「…行こ」
窓をスライドした瞬間
涼しい夜風が2人の間を通り抜けた
水「涼しいね」
桃「ちょうどいいね」
僕らの住んでいるマンションは
結構、都会の近くにあって
夜でも騒がしいし、光が絶えない
水「眩しいね」
桃「…しんどいね」
今更だけど、
なんでこんなところに住んだんだろう
でも、
君も同じことを考えていたみたいだね
桃「…もどかしいね」
そうベランダの下を見ながら言う君
水「なにが、?」
桃「だって、」
桃「こんな中途半端な高さじゃ、」
桃「また目が覚めちゃうよ笑」
少し目が潤んでいる
かわいい
でも
そっか、
もうそろそろなんだね
水「たしかに笑」
桃「…だからさ、」
手を引いて、恋人繋ぎをする君
桃「…近いうちに引っ越さない、?」
少し震えている君の手から
心の声が全て伝わってきたみたいだった
ないちゃん限界近いんだもんね
もうそのまんま言っちゃえばいいのに
でも、
もう直に僕にも限界が来るだろうし
2人だけで居られなくなったら
元も子もない
水「うん。そうしよ」
すぐさま了承した
そうする他無かった
桃「え、ほんとにいいの?」
さっきみたいに真剣な顔をする君
あと何回見れるかな
水「うん。」
水「前に言ったじゃん」
水「どこまでも着いていくって」
ないちゃんの大きな手を強く握りしめる
水「…僕は本気だよ。」
桃「…わかった」
ちょっと微笑んだ
桃「んじゃあさ~、」
桃「誰の声も聞こえないようなとこがいい」
2人の声でいっぱいにしたいね
水「自然がいっぱいも追加で」
桃「夜はちゃんと暗くて、静かね」
ここはちょっと刺激が強すぎたしね
ゆっくりできそう
水「すぐ海とか行けちゃったりして」
桃「ここよりもっと高くて」
ちょっと寂しいけどね
桃「そしてね、」
桃「…2人だけになれる場所に引っ越そ」
こんな感情になるのは
初めてかもしれない
今すっごくワクワクしてる
きっと君もそう
水「その条件1番大事だし、」
桃「んふっ笑」
桃「でしょうね」
叶えたい夢がまたできてしまった
叶えるまでまた一緒だね
水「そしてさ、」
桃「うん。」
水「2人だけでいっぱい遊んで」
水「遊んで遊んで、遊び切ったらさ、…」
曖昧にしたのはわざと
ごめん
もうちょっとだけ待ってね
水「…2人で一緒に飛び込もう」
でもきっと叶えるからさ
桃「うん…」
抱きついてくる君
悲しそうな顔しないでよ
桃「だいすき」
水「僕もだいすき」
本当に温かい
僕は本当にないちゃんが好きなんだなって
改めて感じさせられる
そのまま暫くくっついて、
ないちゃんが名残惜しそうに離れた
それでも手は繋いだまんま
桃「んね、」
桃「指切りげんまんしよ?」
そう言って小指を差し出す
それに僕のを重ねる
水「うん」
指切りげんまん、
…最悪の結末が頭に浮かんで
少しよろける
考えたくもない
桃水『指切りげんまん〜』
…恐る恐る聞いてみる
水『…嘘ついたら?』
そう聞くと、
桃「う~ん︎︎゙…」
と顎に手を当てて唸り出す君
そして
ぱっと、
僕の方を見て
桃『相手の分まで生きる。』
確かにそう言った
寂しいような眩しいような
綺麗な笑顔で
そう言った
水「…それ守れる自信ないかも笑」
自信ないどころじゃないよ
ただでさえ息苦しい世界なのに
生き地獄じゃん
桃「大丈夫」
桃「俺も自信ないから笑」
最低だけど、良かった
こんな話しながら笑ってる僕たち、
もう救いようがないね
水「じゃあさ、なんとしてでも」
水「楽しみ切って終わらせようね」
桃「絶対躊躇したらだめだからね」
大丈夫
ないちゃんとならどこへだって行ける
もう1人になんてさせない
これはいつか2人で叶える
世界で2人だけの約束
桃水『指切った。』
水「…こんな世界じゃなかったらさ」
水「約束なんてしないで済んだのかもね。」
桃「そうだね」
桃「…明日もさ、」
桃「またしんどくなってたらさ」
水「うん」
桃「また今日みたいに引き戻してね。」
水「もちろん。」
水「約束?」
桃「…約束」
1ヶ月以上ぶりです😭
愛に逝くの続き、まだかかりそうです🙇
先に謝罪しておきます…
言い訳にしかならないんですが
その時思い浮かんだものを
その時書かないと忘れてしまうので、
先にこの作品が出来上がってしまいました…
たまには遊んでみようかと、水さんを出したら
2人で病みまくってるという
珍しい作品になりました!
またオチ納得いってないけれど、
たまにはこういうのも書いていきます( •̀ω•́ )و
ここまで読んでいただき
ありがとうございました!!
コメント
4件
うわー!お久しぶりです😭お久しぶりといっても私のこと覚えてませんよね!青桃赤のとき?かな!コメントさせてもらいました!今回も読ませてもらいましたがやっぱ水桃彡可愛いですね🙃二人の感情とか分かりやすいし語彙力が読むだけで増えそうなくらいすごかったです😳最高でした!続きもこぺさんのペースで大丈夫ですので楽しみにまってます!
読了しました……重かったです。桃も水も、お互いを大事に想うほどに自分の限界を隠してしまうところが痛いほど伝わってきました。特に「初めて全部見せた」という桃の告白と、それを受け止めた水の「ないちゃんの頑張りの証だし」という台詞に胸が締め付けられました。指切りげんまんの約束が「相手の分まで生きる」という重くて優しい罰になるのも、この二人らしくて切なかったです。続き、心から待ってます。無理しない範囲で、またこの世界を見せてください。