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異界組、異界を回る。

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異界組、異界を回る。

2 - 第2話「殺伐としている天界」

♥

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2022年07月20日

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怜「異界を……回る…?」



ぽかーんな2人、はしゃぐ1人。

















ゼ「はい♡異界を回るんです、3人で。」


ミ「いやいやいや…嫌ですよそれは…」


怜「あれ、さっきまで涼しい顔をしてたのに…

ミッドナイト様?笑」


ミ「いや…その…異界というのはつまり…」


ゼ「はい!天界もです!!」


ミ「…



さて、わたくしは今から散歩でもさせていただきますかね」


ガシッ


ミ「う」


ゼ「さあ、まずは天界へ!

れっつごーですよっ!✨(´。✪ω✪。 ` )」


ミ「しかしですねゼロさn」


ガシッ


ミ「ちょ」


怜「まあまあ、少しくらい我慢しましょうよ可愛い可愛いゼロ様のためなんですから」


ミ「れ、怜夜さんまで…!」



















ミ「…武装しましょう」


怜・ゼ「そこまで!?」







はあ。


ミ「…」


ミ「天界へは天使と神と許可を受けた人間しか行けないようになっていましてね」


平静を装う。




おかしい。絶対におかしい。これは夢だ。そうだ夢だ。夢に違いない。


なぜ私はあれほど逃げ出したかった天界へ戻ろうとしているんだ!?


予想もしていなかった展開です…


天界だけn(((



さあ、祈りを唱えましょう。





『創世神様、

我々をどうか、導き給え

神聖なるあなたに忠誠を

最愛なるあなたからの彼方の光を今、

ここで応えん』








☪️怜夜視点☪️


不思議な言葉だった。


まるで光に溶けるような、優しく解けるような、

いたわるような。




しかし、ミッドナイト様はその言葉を大変無機質に発音したように思える。


一切の感情がこもっておらず、


神様に対してではなく…どこか独り言のよう。


ミ「…………




怜「ぅわっ…!」


急に眩い光が目に飛び込む。


明るすぎて逆に降りかかる光が恐怖に感じられる。





まさに神秘。恐ろしい程の。





横でゼロ様がじっと身を固くしている。

ゼロ様もまた、同じことを考えているのだろうか…。




ただ目の前で両手を合わせるミッドナイト様だけが、この空間では異質であった。





ああ、やはり、彼女は天使なのだと。


改めてそれを思い知らされる。










そして、全てが白になった。








✝️ミッドナイト視点✝️



白、白、白。


何処までも、白。


吐き気がしてきた。

私は…。




ゼ「ミドねぇね〜〜?」


ミ「っは…っ…、何でしょう?」




私は我に返り答える。




ゼ「何でしょう?じゃないですよもうっ


…さっきからずっと話しかけt…」





ゼ「あれ、あの人達は〜?」


ミ「っ!ゼロさん何をっ!?」





ゼロさんがとことこ歩いていくのは明らかに殺意丸出しの純の天使達。



って3人もいるし

しかもクソ治安悪い中級天使じゃないですか!




ミ「ゼロさんやめて!やめてほんと!ねえ!」


ゼ「わー!綺麗な羽!!」





うん。聞こえてませんよね。これ。





ゼ「あの〜!もしかしてあなた達は天使さn」



バシュッ



ゼ「!!」


彼女ら…天使達は、

ゼロさんに向けて斬撃を仕掛ける。


ゼロさんは得意の妖力で相殺を図ったが、


天界では特定の属性以外の攻撃は無効になるため防げない。


怜「ゼロ様っ!」


怜夜さんが咄嗟に死神の鎌で斬撃を受け止める。

受け止めたはいいものの堪えきれずに膝を着く。


怜「っ…」


ミ「怜夜さん…」


ゼ「何するんですか…!」




?「勝手に入るんじゃねぇよ堕天使が」


?「堕天使とその従者共かな?笑」


?「ふん、負け犬が逃げただけだろう」


?「てか上司の圧やばいストレスが」


?「こいつらボコって発散します?」


?「そうしましょ笑」


ミ「…っ」




私などは天界から離れた時間が長すぎるため、全てを支配する天界特有の力である【神力】が枯渇状態なので、

中級天使であれど3人を相手に撃退は厳しいでしょう。




どうしてこうなったまじで誰か助けt((





ミ「…だから嫌だって言ったのに…」


怜「ミッドナイト様!」





怜夜さんが私に向かって怒鳴る。


なんで私が怒鳴られてるんですかね







怜「聞いてないですよ天界がこんなハードモードだなんて!ホワイトじゃないんですか!?イメージ的に!」


ゼ「天使さんって優しくて大人しいんじゃないんですか!?イメージ的に!」


ミ「知りませんよ!!なんでもイメージ通りだと思わないでくださいよ!!」





天界がホワイトなのは見た目だけですよ


うふふ(白目)






?「おい、堕天使。天界の負け犬」


ミ「…犬はあなた方、中級天使達でしょう?

一生、天界に尽くすしかできない飼い犬の癖に」


?「ふん、言ってろよ出来損ないの無能が」


ミ「…」


ゼ「ミ、ミドねぇね…」


怜「殺りますか?」





…いえ、ここは……!


死亡フラグを建てるしか!!!!(?)





ミ「先に…行っててください!(死亡フラグ)」



怜「…へ?」


ミ「すぐに追い付きますから…!(死亡フラグ)」


ゼ「…怜にぃ!ミドねぇを信じましょう!(死亡フラグ)」


怜「…っ、絶対に合流するんですよ!(死亡フラグ)」








死亡フラグ。













ミ「なーんてね。私なんかが勝てるわけないじゃないですかやだぁ←?」


ミ「とりあえずあの御二人に被害が及ばないように逃げますか」







?「逃がすと思うか無能」


ミ「…!っあ、」


ガンッ!!!!







☯️ゼロ視点☯️


ゼ「大丈夫でしょうかミドねぇね」


怜「大丈夫なんじゃないですか?


天使様って治癒力やばいですし。」


ゼ「まあそうですけど〜」


怜「さあ、僕らはとりあえず安全そうな場所(そんな場所はない)に逃げますよ!」


ゼ「はぁい怜にぃn」


ミ「お待たせいたしm」


怜・ゼ「早」


ミ「酷」


ミ「え、なんですか早いって。

言葉通りすぐに追い付きましたけど」


ゼ「いやそれ負けて死ぬフラグじゃなかったですっけ」


怜「1級フラグ破壊神…((ボソッ」


ミ「いや負けはしましたよ?負けましたけどね?」


ゼ「でしょうね!?

めっちゃ頭が大怪我ですよミドねぇね!?」



ミ「ふふ、【コマンド:作者の権限】を使えば勝てるんですよ」


怜「なるほど!!メタイので次行きましょう!」


ミ「あ、は、はい…笑」














数十分後。


ミ「天界案内するところない(´・ω・`)」


怜「まあ今見たところ日本のブラック企業みたいな場所がほとんどでしたもんね…笑」


ゼ「じゃ、じゃあ質問いいですかっ!✨」


ミ「う”…質問コーナー…」


ゼ「え、何かありました…?」


ミ「なんでもございませんよ」


ゼ「なら良かったですっ!(´。✪ω✪。 ` )」


ゼ「さっき中級天使って言ってましたよね?天使さんに階級ってあるんですか?」


ミ「もちろん上下関係が命みたいなものですから、それなりにはありますよ」


ミ「例えば低級天使は人間の能力者(ただしチート)程度の力しか持っておらず、数も無数に生息しています。フリー素材みたいなものですね。」


ミ「神代なんかは低級天使に登録しております」


ゼ「救さんは低級天使さんだった…!?」


怜「ちなみにミッドナイト様は…」


ミ「わたくしは…まあ後で御説明します」



ミ「そしてその上が中級天使ですね。数で言うなら割かし希少なほうで、だいたい年に10兆ほど創られております。一番の苦労人ポジです。クソ治安悪いです。上級天使より強いです。さっき襲ってきたヤツらです。」


ミ「力で言うとまあ…宇宙滅ぼせる程度には…」


怜「飛躍してますね…!?」


ミ「まあ天使ですから(?)」





ミ「次は上級天使です。創造神様の御前に出ることを許された天使達ですね。」


ゼ「お偉いさんですか✨」


ミ「それほどではないですよ」


ミ「天界のシステム管理人やほとんどの企業の第一人者は上級天使です。彼らは天界を担う非常に貴重な天使で、だいたい年間100万ほど創られております」


ゼ「つよつよさんですね…!」


ミ「申し上げておきますが上級天使なんて戦闘はカスですからね?地球も破壊できませんよ?頭が良いだけで強いのは中級天使です」


怜「な、なるほど…」





ミ「そして更に上には即戦力になり、知能指数も申し分ない最上級天使が位置しています。機能的には上級天使と変わりませんが力の差が力の差してます(?)多分余裕で神を殺せます。」


怜「ミッドナイト様は最上級天使様ですか」


ミ「…ふふ、違いますよ」


怜「え」





ミ「最後は壊天使です。


壊天使は生まれつきの欠陥品、無能、出来損ない、壊れた天使だと言われています。全ての魂、存在、概念、理は神様が創り出すのですが、その中途で何かエラーが発生するとこのような存在が生まれます。


持って生まれた能力は非常に高く、神をも凌駕するほど。しかし、天界に必要な順応性や共感覚、強靭な体力、集中力などが欠けていて、世界の使い物にはならない」


ミ「全く、残念な天使です。


…もう少しマシな天使に生まれたかったです」


怜「…!!それっt」


ミ「はいっ!このお話はお終い!」


ゼ「え、ちょ、まだあるんじゃ」


ミ「退屈でしょう?他にも10種は居ますが」


怜「神様にも種類があるんですよね?」


ミ「そうですね、同じく10以上は」


怜「( ‘ω’)ふぁ」


ミ「…」











ミ「案内してくださいお前ら!!!!」


怜・ゼ「唐突のキャラ崩壊」


ミ「天界は終わりにしましょ!!?ね!?」


ミ「怪我はしましたし!狙われやすいですし!カフェに残してきたダージリンが心配ですし!まず私天界に居たくないですし!!」


ゼ「わ、わかりましたよ!わかりましたから落ち着いt…」


怜「じゃあ次は幽界でも案内して頂くということで」











ゼ「え?」







𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹…

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コメント

20

ユーザー

ミドさんは宇宙1です。これ絶対(_・ω・)_ やっぱりあの天使嫌いですね…羽だけもぎ取ってやろうか…← 救さんは低くてもいいんです!かっこいいし優しいし可愛いんですから!(´>///<`)💦

ユーザー

あぁぁぁ……天界に対しての夢が崩れていきます…(元々なかった気もしますが)   あの見た目だけホワイトなのほんとにやめていただきたいですね、地獄見た目も中身もブラックだから天界の見た目に釣られてマシかもと思う同僚が哀れです() 投稿お疲れ様です。天界を壊すの手伝いますよ(((

ユーザー

天使に負ける神ね...そんなもの存在するんですねそれほんとに天使?(?) 一度常識(?)を疑ってみては??一度天界を純白ホワイトにできないのだろうか... 私の知ってる天界とは違う展開なのだが....←?

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