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これは途中です。
今日ははるあきが学園へ初めて行く日。
遅れた為挨拶する暇もなく時間が経ちはるあきの初仕事は終わる。
そのまま職員室に入ると人数は少ないが、その分四者四様な反応が見れ、はるあきの緊張している様子も見れた。
そんな中、神酒がこっちに向かってきては声をかけてくる。
はるあきが声を掛けられた事により固まった為、俺が変わりにこいつの事を話し始める。
「嗚呼、こいつがその教師だよ。名前は安倍晴明」
「あ、べ、はるあ、き……?な、なんで……さ、佐野君?あんた、一体何したん?」
「あ?学園長から聞いてないのか?」
「聞いてへんけど……君はこれでええんか?彼やって、何も知らんのやろ?……僕やったらこんな惨いことしたないわ…」
惨いこと?
こいつは確かに何も知らない。きっとあいつは俺が晴明とこいつを重ねているとでも思っているのだろう。
俺は重ねてなんかいない。こいつはこいつとして見ていて、晴明は晴明として見ている。重ねてない、重ねてなんかないッ!
俺だって考えてこいつを連れ出したんだ。何も知らない、それでいて晴明の事を考えてないやつがクソみたいな事を言うなよ!
…こいつが晴明の変わりになれるわけない。
「あ、あの命君?さっきの人の名前って……あっあと!周りからの視線がいたいんだけドォッ!」
突然はるあきが変な声を出し、俺も驚き目線をやる。
秋雨だ。
秋雨がはるあきに突進したんだ。
「せいめいか?せいめいだよな!あいたかったぞー!!せいめい!!!おれな!教師になれたんだ!せいめいのおかげで!だからずっとお礼が言いたくっフゴフゴ」
咄嗟に秋雨の口を塞ぐ。
「秋雨。こいつはあいつとは、違う。こいつの名前は確かにあいつと一緒だが、違う、からな」
「なぬ!そうだったのか!急に抱きついてすまんぞ!えーとはるあき?」
「うっうん!大丈夫ですよ!ちょっと驚いただけですから!」
「そうか!よかったぞ!」
「あの……さっき言ってたせいめい?って誰のことですか?」
嗚呼、やらかした。
「えっとな!せいめいはおれの、おんし?ってやつなんだ!」
「そうなんですね!でもなんで僕と名前が一緒なんですか?僕の名前はせいめいじゃないですよ?」
「あー……えーっと?うぅ……なんていえばいいかわからんぞ!」
やめろ。
「あだ名みたいなもんだよ。そいつのクラスの生徒は皆、そう呼んでた。」
頼むから、これでおしまいに…
「そうそう!そんなかんじだ!ちなみに佐野もそうよんでたんだぞ!」
ッ…やめ…
「へ?命君も?ってことは命君もその人の生徒だったんですか?」
頼むから、
「ああ!多分だが佐野にとってもせいめいはおんしだと思うぞ!あと佐野は…」
これ以上晴明の話をこいつにするな!!
「秋雨!!もうやめろ!!」
「あ、ご、ごめんなさいだぞ……」
「あっ、いや……俺のほうこそ急に怒鳴って悪かった」
「……」
…怖がらせた。
なんで、上手くできないんだろ。
晴明、助けて
手伝って
もうわかんない…
はるあきが場の気まずさをどうにかするために学園を見て回らないかと提案をする。
気を遣わせた。
次はさせない。
「この学園は広いから頑張って覚えるんだぞ!」
「わ、わかりました!頑張ります!」
「他の教師達の名前と顔は覚えたか!?」
「あっご、ごめんなさい……僕、人の顔は認識出来なくて……命君や自分は大丈夫なんだけど……」
「そ、そうなのか……じゃあ、俺の顔もわからないんだな……」
「わー!大丈夫ですから!雰囲気で覚えられますから!安心してください!」
「うん……」
あ、悩んでる、晴ッ…はるあきが。
気、遣わせないようにしないと
「晴明」
「!」
「普通に接してたら段々と秋雨も慣れてくると思うから。無理に頑張らなくても大丈夫だ」
「……うん、わかった」
…納得いってない?
なんで?
なんで?
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
…また上手くできなかった。
「はるあき!ここが階段だ!気をつけろよ!」
「さすがに大丈夫ですよ……」
「はるあきは危なっかしい?だからな!」
「えー…僕、信頼ないなぁ…ちょっとしょげる…」
「何お前、しょげ明なの?」
「…大丈夫だよ、別に」
「…はるあき!ちょっとこっち来るんだぞ!」
え、?
あ、だめ。
ふたりっきりは、危ないから。
はるあきの軽い体が持ってかれる。
「えっ?な、何!?」
「ッ…おい、俺もついて行く…」
「佐野はそこで待ってろ!はるあき!早く行くんだぞ!」
「わ、わかりました!」
そのままはるあきと秋雨は先に進んでいく。
「…は?」
あ、置いてかれた。
置いてかれた。
あぁ…!
晴明!!!
────────────────────
「命君怒ってるかな…」
命君のいた場所までの道を少し急ぎ目で歩いて行く。
「うーん、まぁ大丈夫だろ!」
「そうですよね!」
「……むー…」
秋雨先生が不満そうな顔をする。
「ど、どうかしましたか?」
「その敬語辞めるんだぞ!」
「え、で、でも…」
「でもじゃないぞ!!」
「わ、わかった!」
「フフン!はるあきはもう俺の色も顔もわかるんだもんな!なら友達だぞ!」
きらめく笑顔で言われると心がぽかぽかして、安心する。
「えへっ!優しいね!」
「優しいのはお前もだぞ!」
「へ?僕?」
「そうだぞ!ずっと人の事を思って行動してるだろ?思いやりがあるいいやつだぞ!」
「そ、そんなこと初めて言われた…」
「じゃあ今まではるあきと関わったやつらみんな見る目がないんだな!」
「!…ねぇ、秋雨先生は名前なんて言うの?」
「言ってなかったか?」
「うん、聞いてない」
「そうか!俺の名前は秋雨玉緒!種族は猫又!担当教科は国語だぞ!」
「玉緒君…!改めてよろしくね!」
「こちらこそよろしくだぞ!はるあき!」
続き思い浮かばんくてこうなってました。投稿した理由は続きの案が欲しいからです。よろしくお願いします。
コメント
1件
うわぁ…めっちゃ切ない回だった…😢 命君の「晴明と重ねてない」って必死に自分に言い聞かせる感じとか、心の中で「やめろ」って連呼してるところ、めっちゃ伝わってきた。秋雨先生が無邪気に触れちゃうから余計に辛いんだね…。はるあき本人は何も知らないのに、周りの反応に戸惑ってる感じも切ない。2人が教室見学でちょっとほのぼのしてたのが救いだったよ🥀 続きの案かぁ…命君が「また上手くできなかった」って落ち込んで終わったから、次ははるあきが何か言って命君の心を動かすとか…? でも急にデレるのも変だから、日常の中で少しずつ命君が「晴明とは違う」って気づいていく流れがいいと思う!