「は〜…」
また1人、深くゝ溜息を付く。
最近調子が良かった代償でも来たのだろうか。
「辛〜…」
ゴソゴソ
机の上を探る。
カチチ…と音を立てて、御目当ての、カッターを取りだし刃を出す。
シュッ、シュッ、シュッ
刃を軽く突き立て、スライドさせていく。
幾つもの白い、濃い跡が残った腕に、真っ赤な筋を残していく。
スライドさせた後を追うように出来た筋。
じわじわとその上に赤い水玉が浮き出て来る。
幾つも、幾つも、と。
シュッ、シュッ
一通り全体的に赤に染った腕、隙間を見つけ出し刃を滑らしていく。
「はーっ」
まるで幼子がキラキラと輝く石を見つけたような、そんな感嘆の溜息が漏れる。
赤を拭い、白で隠すなんて事、綺麗なんだ。やる訳が無かった。
「綺麗だなぁ…」
思わず声が漏れた。
いつも通りの音量で、けど。
1つ隣の彼の部屋は暗くなっていることは確認済、大して深く考えていなかった。
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こんちはー
リットンさんですー
こちら、自己責任なんて孤独なんての続編(前編)ですー
後編も早めに出すので、一回見て記憶取り戻したりしてきてください
ではではー