💿無し承太郎(スタンドのDISCのみ)
※生存院(みんな生きてる)
6部
「花京院典明さんですね?御足労頂き感謝致します。空条博士を看病できる人はあなたしかいないので」
「ああ…はい、こちらこそ」
(ジョースターさんはボケすぎてて行ったとしても看病まではできないらしいし、ポルナレフは亀だって!?子供の次は亀かよあの電柱…アヴドゥルは占いが凄く評判らしく直ぐには来れないし、イギーは…流石に無理だよな…)
「SPW財団から空条博士と呼ばれているのか君は…」
「…」
「なんとか返事してくれないか…といっても、まだDISCはスタープラチナのみ…無理はないな」
(まあ恐らく、記憶のDISCは入っていないわけだから僕のことは覚えていないだろうけど)
「…..のり…」
「のり?」
(まさか!僕の名前を…..)
「のりが…くいたい」
「のりを!?この辺売ってるかなぁ…」
「財団の方々が買ってきてくれるらしい、気が利くよなぁ」
「…..」
「だーっ!会話が続かないじゃあないか!」
(そうだ!ちょっとしたゲームでも提案してみるか!ジャンケンとか体を動かせなくてもスタンドで出来るし!)
「そうだ!じゃんけんしないか?いつぶりだろう」
「じゃん…けん」
「そうだよ!じゃんけん!しないか?!」
「…..気分じゃあない」
「そっかー、」
「なぁ…..花京院、」
「!!」
(やっぱりぼくの名前覚えてるー!!もっと早く言って欲しかったなぁ…今までの努力とは…)
「大変だったな…おれたち」
「あ、あぁ…そうだな」
「エジプトまでいって…あとお前の地元、杜王町でさつじんきつかまえて」
「ほんと、無茶しすぎ」
(…前々から思っていたが語彙力低下してないか…?子供と話しているような気がする)
「ごめんな…花京院…」
「承太郎…」
「みじめだ…いまのおれ、娘にまで迷惑をかけて、挙句の果てにDISCまで」
「…..なんかつかれた」
(それが本音なのかもしれないな。僕たちにずっと隠していた心の底の本音。僕は君に語りかける言葉が見つからないよ。)
「承太…」
「スー…スー…」
「寝てる!?無理もない、DISCを奪われているんだ、ほぼ仮死状態といっても…」
ぎゅ…
(!??!!?!?!?承太郎がぎゅって…かわいいッ!その赤ちゃんみたいな接し方はなんなんだ…初めてプッチ神父に感謝した気が…いや、話を戻せ花京院典明。看病をするのが目的なわけであって決してその尊さに屈してはいけないこと。寂しいんだ、承太郎は…今僕がジグソーパズルのピースを埋めなかったら誰が埋めるのだ。もう少し…このまま… )
「本日はお忙しい中ありがとうございました。」
「いえいえ、こちらこそ。僕の方からもこんな機会を与えて下さり感謝します。」
「今度、徐倫に電話をかけよう」
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