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〜第二章〜
「何もないじゃない!」
「…」
彼氏の寮が言った。
「ラムネから見てみろ」
「え?」
「祐希、こっちこい。」
「ラムネとか、祐希、買わないだろ?」
「寮…」
私たちが中を覗くと、あるはずのないひとかげがあった。
「ひゃっ!」
「おいおい」
「おっちょこちょいだなぁ。浴衣の袖、汚れちまうぜ。」
「お〜久しぶり、なにしてんだ〜寮?」
「おう!久しぶりだな!」
「湊⁈」
そう、風香が言った。話を聞くに風香の彼氏らしい。
「風香!昨日ぶりだな!」
「で?なにやってんだ?」
「ラムネの中に写るひとかげについて話してたの!」
「湊!あんたも手伝いなさいよ!」
「おっミステリー好きの俺のためにお誘いか〜風香〜」
「別にあんたのためなんかじゃないんだからね⁈」