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＿＿＿＿
▶【寂れたビデオテープ】を入手。
＿再生しますか？
▶はい
いいえ
──刹那、酷いノイズが静寂を割く。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
嗚呼、＿＿＿ｻﾞｻﾞ＿な、＿ｻﾞ＿ｻﾞ。
す＿ｻﾞ＿＿＿ね、＿＿ｻﾞｻﾞｯ 。
賛、＿＿＿ｻﾞ＿な。あn＿ｻﾞｯ＿＿＿なら…
まるd＿＿＿＿ｻﾞｻﾞ＿ｻﾞ＿＿＿＿……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ビデオテープはインタビュー記録のような物だと推測した。
見た限り、酷く真実を掻き消す様に渦巻くノイズの奥には、白衣の人物と、その作業室らしき場所の壁。白衣と部屋の何処かしこには赤黒く気味の悪い染みが広がって、無機質な白を汚している様だった。
率直な感想を述べるのであれば、不気味。
更に素直に己の心に従うのであれば、その不気味さの中に広がった、ノイズに掻き消された真相は、ボクにとって夢の中のような物だろう。
そのビデオをリュックへ詰めて歩き出す。この建物にはまだ何か真実がひっそりと有りそうで、探究心が尽きない。
爛々と輝いている筈の片目に、金緑石の如く煌めきが乱反射した。
＿＿＿＿＿＿＿
