「今日もありがとう」
「ううん、体は大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」
本当のところさっきまで入っていたそこは痛いし、腰も痛い。
でも、それ以上に唯月さんと体を重ねられたことに幸せを感じている。
それに、初めてした夜では感じられなかった幸福感に包まれている。
「ありがとう、愛しているよ」
唯月さんは僕のことを抱きしめながら、そう言う。
その言葉には溢れてしまいそうなほどの愛情と感謝が感じられた。
「僕も、ずっと愛してるね」
唯月さんは『ははっ』と笑いながら僕にキスをする。
「ねぇ、唯月さん、なんでΩが嫌いなの?」
「気になるか?」
「うん、だって……」
僕は言おうとした口を止める。
「だって、女性だけが知ってるの、すごい嫌だったもん!」
あぁ、言ってしまった。
僕は改めて言ってしまったことを後悔する。
今の発言、重すぎだよね、
本当はもっとクールにいたい、
「可愛いな」
「へ!?」
唯月さんからは予想外な言葉が帰ってきた。
「じゃあ、教えるな」
「あ、はい」
唯月さんの鼓動が速くなる。
きっと、怖いのだろう、
「俺は専務なんだ」
「知ってますよ」
「でも、副社長の座を約束されていたんだ」
そんなことがあるのだろうか?
僕はそう思う。
「でも、今は、」
「部下が重大なミスをミスを犯したんだ」
「重大な、ミス?」
副社長の座を降ろされるミスなんてどんなものなんだろう。
「簡単に言うと、建物を壊したみたいな感じだ」
「壊した?」
「設計に欠陥があって、隣の建物が壊れてしまったんだ」
僕の鼓動も速くなる。
きっと、それは有り得てはならないこと。
「それで、俺の監視不足だということで副社長の約束は無くなった」
「部下の方はどうなったんですか?」
「責任に押し潰されて耐えられなくなったんだろうな、亡くなってしまったよ」
「ぇ……」
唯月さんはそれでも専務になるために努力し続けたんだすごいな……
「でも、それとΩが苦手な理由って関係あるんですか?」
「部下がΩだったんだよ」
「それで、?」
「きっと、ヒートだったんだろうな、心身共に限界な状態で設計したんだろう」
おかしい……
ヒートでその繊細な作業はしちゃいけない
「だから、Ωは無責任な奴なんだろうって思ってんだ」
唯月さんはΩに向かって怒りの気持ちがあったのだろう。
「僕は?」
「陽太は違うんだよ」
「何が?」
とても気になる。僕のことはどう思っているのだろう。
「毎朝、コーヒーに真剣に淹れている姿に感動したんだ」
「そんな風に見えてたんだ、」
「それに、最初は陽太のことΩだと思ってなかったよ」
「うそ、」
「それでも、気持ちは変わらなかったな」
そんな風に僕のこと思ってたんだ。
「唯月さん!好き!」
「ははっ、俺もだよ!」
ああ、幸せだな、
僕はどんどん唯月さんの沼にハマっていく。
それでも、ハマり足らないくらいに、






