星野一歌さん 体調不良
地雷さんは東京タワーまで逃げて
いい方はGo
一歌視点
一歌「ふわぁ..朝か..」
私はベットの上で小さく呟いた。
昨日は夜遅くまで歌詞作りをしながらミクの曲を聞いてたからかいつもより朝の目覚めが悪い。
一歌「今日は学校…は無いか..休日だし..咲希たちと練習..あッ!」
今日の予定を色々思い出してたら思い出した。
一歌「歌詞作り..まだ全然終わってない..」
そうだった昨日は夜遅くまで歌詞作りしてたけど中々思い出せなくてミクの曲を聞いたあとすぐ寝てしまったんだ。
一歌「ど..どうしよう..」
みんなには中々思い浮かばなくて、できたら、見せるって言ったけど曲の練習の日は今日なのだ。
とりあえず遅れると連絡しなくては。
一歌「スマホ..スマホ..あった!」
机の上から探しあて食いつくようにスマホのメール画面を開く。
早く連絡しといたほうが歌詞作りにも集中できる。
咲希は起きてないかもしれないけど志歩と穂波は起きてるはずだ。連絡しなくては。
一歌『ごめん!歌詞遅れる。練習も遅れるかも。』
志歩『わかった。』
咲希『了解しました!頑張って!』
穂波『一歌ちゃん、頑張ってね。』
一歌『ありがとう』
咲希起きてたんだな。
みんなのメールの返信を見て少し安心する。
さて歌詞を作らなければ。
3時間後
歌詞を作っていたらいつの間にか3時間が過ぎていた。
もう練習の時間だ。歌詞もちょうど終わった。練習に行かなくては。
一歌「ふぅ..」
無事終わったことに安心して、一息つく。
一歌「今日の練習場所はセカイか..」
スマホの予定表を見ながら独り言をつぶやく。
パタンとノートを閉じカバンに入れる。そういえば起きてから水は飲んだがご飯は食べていない。
お母さんとお父さんは出張で今いない。何か食べてから練習に行こう。
そう思い椅子から立ち上がった。
一歌「ッ..!?」
いきなりの立ちくらみと頭痛が自分を襲う。
ガタッっと静かな部屋に音が響く。私が机に寄りかかった音だ。
ずっと座ってたし昨日はミクの曲を聞いていたときに画面をかなりの時間見たから、ただの疲労的なものだろう。
そう自分に言い聞かせリビングへと急いだ。
咲希視点
咲希「いっちゃん、まだかなぁ。」
志歩「遅れるって言ってるし待てば来るでしょ。」
咲希「でも心配だよぉ..。」
穂波「一歌ちゃんならすぐ来ると思うよ。」
そう言ってほなちゃん私達の方に微笑む。いっちゃんを信頼してますっ!って感じがする。
咲希「でも、そうだよね!いっちゃんなら絶対来るッ!」
穂波「ふふっ。咲希ちゃん一歌ちゃんを信頼してますっ、って感じが出てるね。」
志歩「それは穂波もでしょ。」
志歩ちゃんはほなちゃんと私の方にを見て笑う。
確かにほなちゃんは信頼してますっ、ってって感じ、出てるけど志歩ちゃんも出てる気がする。
みんないっちゃんのこと信頼してるんだね!
私もって言われるとちょっと恥ずかしいな。けど嬉しいな!
穂波「咲希ちゃん、セカイ行くよ?」
咲希「あっ、ごめん!すぐ行くね!」
穂波「大丈夫?体調悪かったらすぐいってね?」
志歩「穂波の言うとおりだよ。すぐいってね。」
少し真面目に考えてたみたい。ちゃんとみんなの話聞いてなかったから心配顔でほなちゃんとしほちゃんに言われちゃったな。
話はちゃんと聞かなきゃいけません!ちゃんと話聞きなさい!
そう心の中で言って自分に言い聞かせ、セカイに行くためのボタンを押した。
一歌視点
一歌「はぁッ..はぁッ….ッ」
おかしい。さっきから変な汗と頭痛が止まらない。
一歌「..ッ..!?」
さっきより数倍強い頭痛が襲う。
なんでだろう。一体いつからこうなった。
…ただ単にご飯を食べ準備をしてただけだ。おかしいことはしてないはず。
でももうすでにみんなを待たせてるから早くいかなくちゃ。
そうだ念の為頭痛薬を飲んでおこう。
一歌「ゴクッ..はぁッ..」
ちょっとヤバいかもしれない。
とりあえずいかなくては。
私はセカイに行くためのボタンを押した。
志歩視点
咲希「いっちゃんまだかなぁ」
穂波「一歌ちゃんならすぐ来ると思うよ。」
そう言って穂波は咲希へと微笑む。
さっき、咲希が一歌の事信頼してるって言う顔してたけど、本当にそう見える。
シャラララ〜
咲希「この音はっ!」
咲希が音のしたほうに振り向き、探偵のようなポーズをする。
変なポーズをするのは天馬家の特有なのだろうか。非常にわかりやすい。
一歌「..ごめんッ!」
咲希「いっちゃ〜ん!」
一歌「..咲希..ッごめん遅れて….ッ」
一歌走ってきたからかのような感じだ。セカイだからボタン押すだけなのに。
..今日の一歌はおかしい気がする。気のせいだろうか。
まあ歌詞作りで疲れてるだけかもしれない。大丈夫だろう。
志歩「じゃあ練習始めるよ。」
一歌、咲希、穂波『うん!』
一歌視点
一歌「はぁッ..はぁッ..ッ」
なんでだろう…?頭痛薬を飲んだにもかかわらず、家にいたときよりも頭痛がひどい。
痛い..。練習も足手まといな感じがする。ちゃんと志歩についてくって決めたのにッ..!
一歌「…ッ..」
あれ..?誰かに呼ばれてる…?
咲希「..ちゃん!」
咲希「いっちゃん!」
一歌「ッ咲希…?」
咲希「いっちゃん..?大丈夫?」
咲希が心配そうにこちらを見ている。志歩と穂波もみている。
穂波「顔色悪いよ..?」
志歩「一歌熱あるんじゃない?」
ミク「確かに顔色悪いかも..」
みんなが心配そうにこちらを見る。
頭が痛い。いやな汗が頬を伝わる。
..ぁれ..?意識が..?
みんなが私の名前をよんでる。
その間にも地面は目の前まで来ていた。