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わどぴーʚ🌶 ɞ
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ミユキアルカラム
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僕の名前は、寿崎航。
主から (偽名です。)
とある職業に就いている学生だ。この職業はとても辛いし、肉体労働だし、何より危険が多い。正直言って人間の体力じゃ、この仕事は務まらないと思う。
でも、九人の仕事仲間がいるんだ。みんなの笑顔を見れば、仕事疲れなんて一瞬で吹き飛ぶ気がするんだ!
そんな僕はみんなよりも仕事が早く終わることが多いので、いつも休憩室でみんなを待っている。僕の好きなユーチューバーさんは「クロネコの部屋」。よく観ながら、みんなを待っている。
「寿さん、何観てるの?」
この人は蝶さん。金髪に緑眼という、なんともキラキラな見た目をしている美少女。僕の仕事仲間であり、親友である。ドヤァ!
「クロネコの部屋だよ。最近見始めて」
「私も観ていい?」
「いいよ♩」
そう言って、食い入るように観ている蝶さんはいつも美しい。目が輝いている。
「私、この赤髪の女性が推し、かな」
そう言って、指を刺したのは「カフェアビアント」の店員のショコラ・アルカラムさん。
赤髪の三つ編みに、オリーブの髪飾りが特徴的なアルカラム家の長女だ。
「あ〜、疲れた」
そう言って休憩室の扉を開けて入ってきたのは、同じく仕事仲間の現さんと宵さんだ。
現さんは目が見えないのに、見えてるような素振りだし、宵さんだって喉が潰れて声が出ないのに、普通の人のように難なく生きている。現さんと宵さんは、お互いを支え合って生きている。
「・・・」
宵さんが指を刺した。声が出ないので、すかさず現さんが通訳を買って出る。
「宵は、【私、このビターさんって人が推し】て言ってるぜ?」
口も動かせないのに、どうやって通訳しているんだろう。しかも合っている。凄い。
「じゃあ・・・俺はこのカカオって奴!」
現さんが言葉を発した瞬間に、残りの六人が一斉に休憩室に飛び込んできた。
「アタシが、一番ですね」
服の乱れから察するに、走ってきたのだろう。そして、一番の心さん以外の五人の顔は悔しそうに歯を食いしばっている。つまり、
「休憩室に誰が一番早くつけるかで競争して、一位の人には自販機のジュースを最下位の人が奢る、かな」
「エスパー?」
予想が当たったようだ。一言一句間違わずに。驚いているのは、最近仕事仲間になって日が浅い淵さんだ。とある一件でお世話になった森さんと行動を共にしていることが多い。まだまだ未熟だが、才能を大いに秘めている一人でもある。
「今、クロネコの部屋っていうチャンネルをみんなで観てて、推しを探してるんだ!」
「成程。アタシは、このヴァイスさんという方が性に合いますね。因みに、ボンバートリックスターツインズの好みは少々ですが、気になりますね」
「ボンバートリックスターツインズじゃないよ、心っち。そうだよね、豊蒼」
「そうだよ、豊朱」
この人たちは豊さん。双子で同じ名前を共有しているから、区別がつくように、朱、蒼の名前が付けられている。
「そもそも、ボンバートリックスターツインズってなんだい?説明しておくれよ、心」
「ボンバートリックスターツインズとは、彼らの行動を見てればわかるはずでしょう?特に、振り回されている楔さんは。いつも悪戯ばかりの小童ですよ。最近は、週五でアタシが叱るハメに・・・💢」
「御愁傷様、だな」
「ちょっと龍さんまで!?アタシを見捨てる気ですか!」
いつも以上にわいわいとバカ騒がしくしているその瞬間、背筋を嫌な予感が通り過ぎようとしていた。いや、通り過ぎなかった。その予感は当たった。
「な、何だよあれ!?」
現さんの声で後ろを振り返ると、そこには「この世にはあってはいけないナニカ」があった。ブラックホールのような、裂け目のような・・・?そのナニカは、徐々に引力を帯びていて、休憩室の椅子やお菓子などを吸い込んでいった。次第に、僕らも吸い込まれていった。やがて、意識は深い深い闇へと落ちていった。
次に目を覚ました場所は、休憩室でもどこでもない、でも見覚えはある場所だった。
「知らない天井だ・・・」
明るい照明に、暖かな雰囲気。椅子を何個も横に並べた簡易的なベッドで横になっていた。どこかの建物の中みたいだ。横には、赤髪を三つ編みに結んでいる、美人。・・・ん?いや、待てよ。別人の可能性だって。
「ショコラ。起きたみたい」
この真っ直ぐだけど落ち着きのある声・・・灰色の髪、エプロン姿。え、嘘だ。
「失礼ですが、ここ、何処か聞いても?」
「カフェアビアントよ」
「・・・・・え?」
「大丈夫、どうかした?」
「えええええええ!!」
どうやら僕、クロネコの部屋に来てしまったみたいです。
コメント
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第1話、読み終わりました〜!🖤 最初はわちゃわちゃした仲間たちの日常で「ほのぼの系かな?」って思ってたら、まさかのブラックホール?裂け目?からの異世界転移…しかも推しユーチューバーの世界!?「知らない天井だ」のオマージュ、笑っちゃったけど、ちゃんとゾクッとくる展開もあって、続きがすごく気になります。キャラ多めなのに一人ひとりに個性があって、すぐ覚えられそう。次話も読ませてください🌙