TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
シェアするシェアする
報告する



5年前のある日、彼女は死んだ。


落ち着いていれば勝てた相手に。


親友の仇だった、異能犯罪者に立ち向かった。


やっと、追いついた頃には体中傷だらけの彼女が立っていた。




















__7年前


『篠川が現れた….?何時ですか?』


探偵事務所に良く通る声が響く。


「あぁ。先刻坂口君から連絡があった。」


『直ぐ車出します!』


2年前から行方不明だった篠川___特務課重要犯罪者リスト:1級:篠川朱音。

3年前に、私の親友を事件に巻き込んで殺した張本人だ。

親友__秋原舞歌は、性別も分からないほどにズタズタに切り裂かれていた。


あの時、現場でそれを見た時、どんな気持ちだったか鮮明に覚えている。

驚愕、困惑、そして、抱え切れぬ程の憎悪。

綾辻先生の前でさえ、異能と理性を抑えるので精いっぱいだった。


「前を見て運転しろ。紗雪。」


綾辻先生の声で現実に引き戻される。

ガードレールにぶつかるところだった。


『危なッ。』


「冷静になれ。慌てても何の得もない。」


綾辻先生の声は、努めて冷静で私の心の中を見透かしているようだった。


『分かってますよ。…でも。』


でも、私は落ち着くことができない。

舞歌を殺した奴が現れたのだから、落ち着けという方が困難だろう。

そんな事を考えているうちに、目的地に着いた。

蝶の髪飾りが写した日

作品ページ作品ページ
次の話を読む

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚