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年齢/学年:中学2年(14歳)
性格:超内向的、無口、自分を否定し続けてる
外見:黒髪ストレート、姿勢悪め、表情は基本死んでる
趣味/得意なこと:絵を描く(誰にも見せてない)、静かな場所が好き
家庭環境:母子家庭、母は夜勤が多くて家にあまりいない
いじめの内容:無視・小さな嫌がらせ・物を隠される系(暴力はギリなし)
口調:「……うん」「別に」「俺なんかどうでもいいだろ」←自己肯定感ゼロ系
年齢/学年:中学2年(14歳)
性格:自由奔放・うるさい・バカっぽいけどめっちゃ人間観察力高い
外見:茶髪、ちょっと焼けた肌、背が高めでやたら動きがデカい
趣味/特技:サッカー(だけどもうやってない)、ギター(兄の影響)、動物にめっちゃ好かれる
家庭環境:両親は共働きで家にいない、兄貴が一人(高校生)
元の学校での「やらかし」:友達を守ろうとして教師を殴ってしまった(事情あり)
口調:「おい、水島ァ」「オレって天才か?」「わりぃ、ちょっとだけ泣いていい?」←全体的に軽いけど、時折ガチのやつ出る
1静寂を破る男
中学2年の4月、新しいクラスになっても、俺の位置は変わらなかった。
教室の端、黒板から一番遠い窓際の席。人が寄りつかない、透明な壁の向こう。
いつものように朝のHRが始まると思った矢先、教室の空気がざわついた。
「はーい、みんな静かにー! 転校生を紹介します」
担任の声と共に、教室のドアが勢いよく開いた。
入ってきたのは、黒のパーカーを制服の上から着て、片耳にシルバーのイヤーカフをつけた男子。
「南条 陽翔(なんじょう はると)です! 前の学校、ちょっとだけいろいろあって辞めました! よろしくでーす!」
前の学校“ちょっとだけいろいろ”…?
なんだそれ。そう思ったのは俺だけじゃなかったみたいで、教室がまたざわめいた。
でも、本人はまったく気にしてない。
勝手に教壇から降りて、教室を見回してニヤリと笑う。
「で、席どこ?」
先生が「あ、えっと…水島の隣ね」と言った瞬間――
「水島ってお前か!ヨロシクな!」
陽翔が俺に向かって満面の笑みを投げてきた。
俺は何も言わなかった。ただ、目を伏せて、小さくうなずいただけだった。