番外編
最後のシーンでは2年経っているので、おんりーが15歳、おらふくんが18歳です。
儚い夜。もう、星空は見る事ができない。世界は、変わってしまったのだから。
2年前、よく君が住んでいたアパートの屋上から見上げた宇宙。
今、自分は全く同じ地で、輝きの失せた宇宙を見上げている。
『ぁ、蒼くん‼︎見て、流れ星みたい‼︎』
〈あれ、飛行機じゃない?w〉
君は、きっと何処かで自分の心に偽っている。
本当は、自分のせいだと思っている。本当は、ちゃんとした本物の星が見たい、と。
クルッと振り返って話しかける姿が、8.6年前の姿を思い出させる。
確か、自分が9歳、莉音が6歳だった。
『蒼くんっ‼︎見て見て、あれ、シリウスだよ‼︎』
〈シリウスなんて知ってるの?莉音、物知り〜‼︎〉
『えへへぇ…ねぇねぇ?そういえば、シリウスは8.6光年かけて、また地球から肉眼で見えるようになるんだよ‼︎』
〈じゃぁ、8.6光年後、ちゃんと見ないとだね…見れるかな?〉
『忘れなければ、きっと大丈夫だよ‼︎』
そっか、もしも星が見られたなら、シリウスが見えたんだ。
でも。精一杯笑ってくれる君の方が、ずっとずっと綺麗だよ。
そう言えば、きっと君は笑ってくれるよね。
推しの新ビジュと歌って見た神すぎる
コメント
5件
今ちょうど何も音流れてないけどイヤフォンしてたからちょっと涙目になったじゃねぇか…
今ちょうど隣で悲しい音楽が流れてたから号泣しちまったじゃねぇか...