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「奏(そう)ちゃん、男同士でするのが大変なことくらい知ってる。でも、それは俺には大したことじゃないの。それより、もっと深い部分で奏ちゃんと繋がりたいの」


「響は何で知ってるの?男同士でしたことないでしょ?」


「あさ美のBL漫画借りて勉強した」


「はぁ?あさ美ちゃん、何でそんなの持ってんだ…。てゆうか、ずっと思ってたけどあさ美ちゃんと仲良すぎない?」


「え、ヤキモチですか。奏ちゃん♡」


「心配するよ。そりゃあ…」


奏ちゃんが俺の肩に腕を回してギュッと自分の方に引き寄せる。


おお…。いま奏ちゃん、Tシャツ脱ぎっぱで上半身裸だから素肌がもろに顔に当たる。


これで何もしないって方がおかしな話でしょ。。


「あさ美とはただの友達だから心配しないで。告白もちゃんと断ったし」


「は!?それこそ聞いてないんだけど。なにそれ、響が告白されたの?」


あれ、話してなかった?


「奏ちゃんと付き合ってるのもあさ美は知ってるし、問題ないでしょ。ダメ?」


俺は思いっきり上目遣いで奏ちゃんを見つめる。


「うーん、そんな可愛い顔で言われると…。複雑だけど…響の大事な友達だしな」


「それより、奏ちゃんだって元カレとどこまでしたのよ?」


よし。告白問題から話をすり替えよう。


「何もしてないよ…中学生だったし…」


今度は奏ちゃんが気まずいターン来た。


「いや、キスはしたでしょ?それ以上何も無かったとか俺の目を見て言い切れますか?」


俺は奏ちゃんの目をじっと見つめる。


「いや、あったかもしれないけど最後まではしてない…です」


あったんだ…。少なくともキス以上の何かは。

自分で聞いておいて軽くショック。


「じゃあ、俺が奏ちゃんの初めての男になるんだね。嬉しいっ」


俺は奏ちゃんの肩に左手を回し抱きついた。

ああ、奏ちゃんの胸板めっちゃたくましい。

良い匂いがする…汗と交じった奏ちゃんの匂いで変な気分になる。


「奏ちゃん…」


俺は、奏ちゃんの胸板を右手で触る。

そして奏ちゃんの左の乳首を口に含んだ。


「ちょっ…!響ダメ!話聞いてた?」


奏ちゃんの頬が紅潮している。


「うん。元カレとしてたとこまで俺にして?」


「響。俺はね、響をすごく大事にしたいの。焦って勢いでしたくないと言うか…」


「奏ちゃん!俺を大事にしてくれてるならそれこそもっと俺に触れて。俺は奏ちゃんと一生一緒にいるつもりだけど、明日事故で死ぬかもしれないよ?奏ちゃんとエッチするまで死ぬつもりないけどもしそうなったら、奏ちゃん後悔するよ!」


「うーん…響ぃ…。」


奏ちゃんが困った表情をしてる。

奏ちゃん、もっともっと困って。俺の事で頭いっぱいにして振り回されて。


奏ちゃんの答えを聞く前に、俺はすかさずキスをした。

そして奏ちゃんの柔らかい唇の中に舌を入れる。


「響…」


奏ちゃんは力強く俺を抱き締めると、キスに応えてくれた。

俺の唇を優しく甘噛みするように自分の唇で包んでくれる奏ちゃん。

最高に幸せ。好き。

ディープなキスを繰り返すと奏ちゃんが言った。


「もう無理…響の粘り勝ち」

「やった…」


キスのせいで二人とも息が荒くなっている。


「響のせいにしちゃいけないね。俺も響のこと考えてエッチなこと妄想してたからね」


「え…なにそれ。どんな事考えてんの奏ちゃん…教えて?」


「引くから絶対に言わない」


そして、また奏ちゃんからキスを始める。


奏ちゃん、奏ちゃんがどんなえっちなこと考えてても引くわけないじゃん。

むしろ嬉し過ぎるでしょ。

その妄想ホントにしてよ。

俺の方がヤバい妄想してると思うけどね。


「奏ちゃん、変態度で言うなら俺の方が上だからね…」


俺は座っている奏ちゃんの下半身に左手で触れた。


「ちょっと響、ダメだって!」

「奏ちゃん、勃ってんじゃん…」


あー初めて触った、奏ちゃんの。。

硬くなってる…俺に欲情してくれてんの?


俺はハーフパンツの上から奏ちゃんの硬くなったモノを手で擦ってみる。


「ダメだって…響っ」


奏ちゃんの顔が歪み、息が荒くなる。

ほおが赤く染まって可愛い。


「奏ちゃん、服の上からじゃ気持ち悪くない?全部脱ぐ?」


「響ぃ〜」


奏ちゃんは呆れたように言うと、俺の制服のYシャツのボタンに手をかけると一つ一つ外していった。

え、何この展開…。


「俺は良いから、今日は響を気持ち良くしてあげたい…」


ボタンを上の部分だけ外されると、奏ちゃんがシャツの合間から俺の乳首を舐めてきた。


「あっ…奏ちゃん…っ」


思わず声が出る。


「奏ちゃん、なんか恥ずかしい…」

「可愛いよ、響。ホントに可愛い…」


今度は俺の首筋を奏ちゃんの唇が這うと強く吸われた。

「響…だいすき…」

と奏ちゃんが囁く。


俺も…俺も大好き。

奏ちゃん、奏ちゃん。奏ちゃん。。。


俺は目を閉じてただただ奏ちゃんに強く抱きついていた。

《恋人編》アダムとイヴの物語

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