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4 - 第4夜

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2022年08月11日

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深夜の思考の時間だ。

久しぶりにこの時間をとった。ぬるま湯の生活に浸かって、楽に過ごしていたのだが、なぜか満たされない。対策のために再び考え始めた次第である。

それにしても世の中はクソを極めている。仮にも自分が納得できる目標を据え、それを叶えたにもかかわらず、得られた報酬がスカスカだ。報酬というのは満足感を得ることそのものである。もちろん、自堕落な生活が人間の幸せの型なわけないだろうという考えも私の中にある。まぁ、私の幸せのためにできる選択肢を絞れただけでも収穫というべきなのかもしれない。

ここで、私が満足できなかった原因をざっくり挙げてみよう。

他の人間との関わりを視野に入れていなかったからだろうか。確かに一因として十分考えられ、否定する材料もない。しかし、実際にそれが得られるかは別問題である。そもそも、私からそれの優先順位を下げている時点で改善案に組み込めない。実際、他人のためにする行為の中で義務感を感じたものはほとんど実行していない。母の日父の日やら誕生日やらのプレゼントは人生の中で一度も贈っていない。有償の愛を強要されて、はいそうですかと素直にあげられるわけがないだろう?

この点の厄介なところは、私自身の育成が有償の愛を受けている点だ。強要こそされていないが、子供の世話を放棄することを考えれば世間の立場的に同義だといえる。そもそも有償の愛を私が受けていて、それについて私が必要な実感を得られていないことが問題である。愛を返す必要も義理もあると思うのだが、実際に行動に移すことはない。この体たらくで更なる愛を得ようというのは浅はかすぎる。

罪悪感こそあれど、自分の他の感情に比べればゴミのようなものである。私は他人を愛することができないのだ。ゆえに、なるべく自分のみで満足感を得る必要がある。

疲れてしまったので今日はここまでにする。風呂に入って思考しているときは頭のキレが良い気がするのだが、文字にしてみると色々と劣化してしまうようだ。

そんなことはいいからはよ寝ろ

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