テラーノベル
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同棲して付き合ってる大人山月。昔の恋人(男)からつけられた傷が癒えない月島くんと、それを全部知ってて独占欲つよめの山口くん。共依存1歩手前ですかわいいね。最後は山口視点です
続けたいと思っています。
⚠・モブ月
・DVを受けてる月島くん(可哀想)
・嘔吐描写有
ぱぁん、と頬を叩かれる。ジンジンとした痛みが口の中に広がり、口の中で血の味がする。目の前の男がなにかを叫んでいた。眼鏡を落としてしまったのか、視界がぼやけていく。
周りを見渡すと、家が綺麗に整頓されていて、窓の外の景色が歪んでいる。そこで、あ、夢だな。と気づいた。
あの人の家は汚かった。空き缶につまづいて転んでしまった時は酷く怒られたな。あと、殴られた。
頬の痛みが引かないうちに男に肩を掴まれる。そのまま僕は後ろに倒れ、フローリングに頭が打ち付けられる。男の吐息が首にかかって気持ち悪い。最悪なことになる前に早く目覚めたいのに、瞼が上がらない。
そのまま無理やり服を脱がされて、地獄の時間が始まる。これは何回やっても痛みに耐性がつかない。男は僕の嫌がっている姿が好きなんだろうな、きっと。いくら目覚めようとしても、やけにリアルな痛みと気持ち悪さが邪魔をする。
お願いだから早く、早く終わってくれ。
「っ!」
飛び起きる。酷く汗をかいていた。まだ真夜中で、隣では恋人が寝息を立てている。その瞬間、過去の記憶が濁流のように押し寄せてくる。
「っは、ふ、ひゅっ、 」
息が上手くできない。苦しい。息をしようと思うほどに、呼吸が浅く早くなる。
「かひゅ、っん、う゛…っ」
胃のあたりが気持ち悪くなって、唾液が口の中に広がる。ここで吐いたら駄目だ、と思いトイレに行こうとしても力が出ない。視界がチカチカする。
「…つ、っきー?起きたの…?っちょ、大丈夫?! 」
「やまぐ、ち…っう゛、げほっ、」
「ツッキー落ち着いて、大丈夫。もう大丈夫だよ。」
暖かい手が背中を優しくさする。
「吐きそう?」
こくりと頷くと、山口はベットの横のゴミ箱を取って僕の前に置いた。それと同時に、喉からごぽりと嫌な音が鳴った。
「お゛ぇ…っう゛、え…っ」
口を抑えていた手の隙間から吐瀉物がゴミ箱に零れ落ちる。手で抑えられなくなって、行き場の無い手がゴミ箱の縁にしがみつく。感情的なのか、生理的なのか分からない涙が溢れる。
「う゛ぇ、ッふ、ひゅ、」
吐くものが無くなりえずきだけが出る。上手く息を吸えなくて、喉からひゅうひゅうと音が鳴る。喉の酸っぱい感じが気持ち悪い。
「落ち着いた?じゃあ俺水とってくるね。」
「まっ、て…」
弱々しく山口の服の裾を掴む。
「いかないで」
「ん、分かった。そばにいるよ」
「ごめん…」
「大丈夫だって!気にしないで!」
「ん…」
急に眠気がどっと押し寄せて、瞼が重くなる。
またあの夢を見たらどうしようと思ったが、隣で僕を見つめる山口の目を見て安心して眠りについた。
「…あれ、寝てる」
いつの間にかツッキーは俺の隣で眠っていた。長い睫毛は涙で濡れていて、目元も赤くなっていた。
投げだれた腕をそっと掴み、長袖をめくる。
心配なほど白い肌には、まだ煙草で付けられたであろう火傷が残っていた。他にも薄くなってはいるものの痣が見える。
まだ、消えてない。
たとえこの傷が全て無くなっても、ツッキーはあの事を永遠に忘れなれないのだろう。
俺が君の傷を治す、なんてことは言えないけど。
お願いだから、その顔を見せるのは俺だけにして欲しい、なんて思う。
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9,468
#佐久古
レタスが、取れたっす
240
月城 ゆう
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