次の日
今日は男女合同の体育だ。
「月!そっち行ったよ!」
「OK!」
私は飛んできたフライングディスクを軽く跳んでキャッチした。
「…」
「ん?」
何故か一条君がこちらをじっと見ている。
「うさぎみたい」
「!」
私は顔が真っ赤になってしまった
「え?月ちゃん?」
ヤバい。一条君にバレる。
「ほら!次いくよ」
ナイス!恋雪ちゃん!
最近今のようなキュンとする出来事が多く、毎回真っ赤になってしまう。
『月、あれじゃきっともうバレてるよ』
部活へ行く別れ際で恋雪ちゃんにそう言われた。
「やっぱそうだよねー」
独り言でそうつぶやくと、
「何が?」
と後ろから聞こえてきた。
「うわ!璃音!な、なんでもないよ」
「ふーん」
私たちはいつも通り部活に向かった。
Rion side
「は〜」
「まーたため息ついてる。どしたん?」
俺は親友であり部活の仲間でもある望月光琉に思わず相談した。
「好きな子とどうすればLINE交換できる?」
「え!?璃音好きな子できたの!?まぁ月だろうけど」
「なんでわかるんだよ」
「親友ですから( *¯ ꒳¯*)」
うわ〜ドヤ顔〜
「じゃあ僕が手伝ってあげる」
「え?どうやって?」
「ひ・み・つ♡」
「うわ〜ゾッとする〜」