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20XX年〇月〇日
今日は始めての日記をつけてみようと思う。
昨日ある廃施設に行ったんだ。そこでは昔なにかしらの実験をされていたみたいなのだけど、血飛沫や実験に使われていたような道具があってね。見るだけでも吐きそうだった。
そこのとある部屋で手紙のようなものを見つけたんだ。手紙と言っても、なにかしらの資料の裏側に『ここには死神がいる』と書いてあっただけだが。俺は気になって色んなとこを探索してみたんだ。
するとある人を見つけた。見た感じ、ずっとこの廃施設に居たのだろう。服がボロボロだった。だが、痩せてはいなかった。がっしりとした筋肉があった。その人は俺を怖がりもせずにただずっと俺を見ていた。その人の隣にもう一人居ることに気づいた。その人はよく見ると所々の肉が抉れていた。まるで喰われたかのようだった。
俺はその人に聞いてみたんだ。『ここでなにをしているんだ?』と。そうしたらその人は『なにも』『俺はここの実験体だった』『引き取る奴も居なかったからここにいる』と言うのだ。引き取る奴が居ないとはどういうことだと思った。見る感じ、汚れてはいるが結構なイケメンだろう。これなら引き取る奴など沢山いるだろうにな。
俺は違う質問をしてみた。『君はなんの実験をされていたんだ?』彼は『1日に一人誰かを殺さなきゃいけない』と言った。どういう実験なんだ…俺は理解出来ないって顔をしていたのか、彼は『ここは殺人鬼を作るための実験をしていたみたいだ』『俺は元殺し屋だったからか狙われて捕まった』と言った。
見つけてしまった以上、このままさようならもなぁと思い、彼に交渉してみることにした。
彼はとても驚いていた。俺だって驚きだったよ。俺がこう思うだなんて。正直俺は人に関心がない。人に向けて可哀想やら可愛いなど思ったことが無かった。だが彼には違った。俺は彼を見て、きっと一目惚れというものを感じたのだろう。無性に俺のものにしたくなったんだ。それを彼に言った。そうしたら彼は笑って
と答えてくれた。
家に連れて帰り、風呂に入れてやった。服は俺の服を着せてみた。サイズは一緒でピッタリだったから俺に似合わない服を何着かあげた。着せてみたら全部似合っていてとてもよかった。
しょっぱなから長くなってしまったな。これからも時間がある時だけになってしまうが書いていこう。