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明日どうしようなんて呟いても、考えても、願っても、私には登校以外の選択肢が残されていなかった
大した負傷もなかったから、休みたいだなんてとても言えない
小学校の頃からずっとずっと女手一つで育ててくれたお母さんにそんなこと言えない
だから__
ky「ここね、もう大丈夫なのかよ?!」
それはこっちのセリフだよ……
翌朝、登校すると真っ先にkyが駆け寄ってきた
自分のことを棚に上げておいて、何を言っているんだか
hr「心配…してたんだよ……っ!」
hrはfjに支えられて何とか立っている
マスクが涙でぐしょぐしょに濡れていた
fj「kyから連絡があったと思えばhrはずっとこんな感じだった。二人とも無事で何よりだ、おかえり」
ksk「今回の件に際して1時限目は全校自習、2時限目は全校集会らしい」
潰れたのは数学と化学か……
ky「どっちも俺大っ嫌いなのによ、嬉しくないなんてことがあるんだな」
喜んでくれた方がいいよ、kyに悲しまれたらこっちまで
その時、教室の扉が開いた
学年主任、担任、教頭の姿があった
教頭「皆さんおはようございます。既に知っているかもしれませんが、昨日本校で男女二人の生徒が屋上から飛び降りるという事案がありました。二人の命に別状はありません」
担任「それに際して今日は全ての学年で一、二時限目の授業を中止しそれぞれ自習と全校集会に置き換えます」
学年主任「追加で、今後屋上は一ヶ月封鎖します」
三人は淡々と事実だけを告げ、去っていった
それと同時に何人かの表情が明らかに固まった
担任「kyさん、月宮さん、来てください」
あ……はい
ksk「ky、呼ばれてる」
ky「すまん。行ってくる」
私はkyとともに教室を後にした
担任「それで……今回のことは全て事実なのですね? いじめがあって、追い詰められて飛び降りたということが」
はい、そうです
担任「では一つ気になることがあります。kyさん、あなたはどうして?」
担任は酷くもやもやした様子でkyを見た
担任「まさか道連れとか、心__」
ky「道連れ、って言いました?」
kyは担任が言い終わる前に鋭く切り返した
担任「はい、kyさんがいじめられているとは聞いたことがないので」
ky「ここねはそんなことしない。俺が自分から行った。先生は事が起こってから、誰かに聞いてからじゃないと何も分からない。生徒のことを見ていない……」
そこまで言ったところでkyは一気に力尽き、大きな手で顔を覆った
担任「それは……本当に、申し訳ないです」
ky、わざわざありがとうね。でもここにいるみんな悪くないって、私は思うよ
ky「そうか、そうだよな……先生すみません、あんなこと言ってしまって」
担任「いいえ、ここまで放置してしまった私にも責任はあります。それで今回のようなことがあったので」
合唱コンクールは中止になります
コメント
3件
うわ、第9話めっちゃ重かった……。kyが担任に「生徒のこと見てない」って言い切ったシーン、グッときた。自分から飛び降りたって言い張るkyの覚悟と、hrの涙にもやられた。合唱コンクール中止の知らせも切ないな。学校の空気がひしひし伝わってくる回だった。ちゃんと向き合おうとしてるkyたちが尊いよ。