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指輪をつけたら、知らない部屋に飛ばされた。壁も床も天井も真っ白で、部屋の真ん中にはダブルベットが置いてある。
なんか見たことあるぞ、こんな部屋。
不思議なことに部屋には鍵付きのドアが一列に13個並んでいる。多すぎやしないか?
ベッドサイドの棚の上には手紙が置かれていた。
中には小さな鍵とメモが入っていた。
「1人を選んでセックスをしろ」
これってよくある「出られない部屋」というやつでは?
ドアは全て鍵がかかっていて、どれも全く同じ形。
叩いても叫んでも反応は無し。
ということは、セックスする相手は完全ランダム。
どうかまともな相手であってくれ、と祈りながら手紙の中に入っていた鍵で1つの扉を開けた。
ガチャ…
扉を開けるとヤンキー座りで壁を睨んでいたアモンが居た。
「うわっと、主様!?」
私を見ると慌てて立ち上がり、姿勢を正した。
「主様が来てくれて嬉しいっす。こんな変な所に閉じ込められて、何しても扉は開かないし壁も破れそうになくて困ってたんっすよ」
アモンはにこやかに笑っているが、私が来たせいで私とセックスしないといけなくなっている。
状況が悪化していないか、と顔が引き攣る。
『アモン…申し訳ないんだけど、私が来たせいでちょっと良くないことになっちゃったかも知れなくて…』
「そんなことはないっす!
…もしかして主様は俺じゃ頼りないっすか?」
『そういうわけじゃないんだけど…ここから出るための条件が悪いと言うか…とにかくこっちの部屋に来てもらっていい?』
「あー、条件っすか…なるほど…」
アモンをベッドサイドまで連れてきて手紙を見せると、一瞬顔が強張ったがすぐにいつも通りの笑顔になる。
「なぁんだ、そんなことでいいんっすね。
主様は俺とするの嫌じゃないっすか?俺、主様がちゃんと気持ちよくなれるように頑張るっすから、安心してくれていいんっすよ?」
アモンはニコニコとしながら私に近づいてくる。
庭仕事でちょっとガサついている手のひらで頬を撫でられる。
『アモンは嫌じゃない?私なんかでいいの?』
その手に甘えるように擦り寄ってしまう自分が恥ずかしい。私なんか、と言いながら私じゃないと嫌だと言って欲しいと思ってしまう。
「主様、「私なんか」なんて言わないでほしいっす。主様だからこんな条件でも受け入れてるんっすよ」
『…ありがとう』
頬に手を当てられているから、私の頬が熱くなっていることなんてすぐに伝わってしまうのだろう。
真っ赤になった私の後頭部に手を滑らせ、ぐいっと上に持ち上げられる。
眼前にアモンの顔が迫ってきてぎゅっと目を閉じる。
ふ、と笑った気配がした後、唇が重なり何度か角度を変えて口付けられる。
ちゅちゅ、とリップ音を鳴らして、口を開けと舌先で催促される。
薄く唇を開くとピアス付きの舌がねじ込まれた。
硬いピアスが上顎を撫でていく感覚に背中がゾクゾクする。
舌が絡み合って唾液が混ざり合い、ぐちゃぐちゃと音を立てる。
頭の中で水音が反響するような感覚で脳がだんだんと麻痺していくような気がした。
「キスだけでこんなに蕩けてくれて嬉しいっす」
長いキスが終わって、すっかり息を乱して意識も曖昧になってきた私を見てアモンは嬉しそうに笑った。
「ベッドに行きましょうっす」
手を引かれてベッドに上がる。
「主様、俺のピアス好きっすよね?コレでクリとか舐められたらどうなっちゃうんっすかね」
私を押し倒したアモンは舌ピアスを見せつけるようにぺろりと唇を舐める。
それだけで私はピアスが陰核に当たってゴリゴリと削られるのを想像して愛液を垂らす。
『アモン…舐めてほしい…』
そう言うと、アモンはスカートを捲り上げてショーツを顕にする。
クロッチ部分を撫で上げられてじっとりと湿っているのを確認されて恥ずかしい。
「ちゃーんと濡れてるっすね、いい子っすよ」
そう言いながらショーツを脱がせてぽいっとベッドから落とした。
アモンからの刺激を待ちわびてひくひくと震える秘裂に顔を寄せる。
じゅるじゅると蜜を啜られ、健気に勃ち上がった陰核に舌先が当たる。
「主様、トんじゃダメっすからね?」
『う、うん…』
その瞬間、ピアスが私の陰核を押しつぶす。
『ぅあああああっっっ!!!』
予想よりも強く押しつぶされて、更に皮を持ち上げられて裏筋までゴリゴリと舐められて、私は嬌声と言うよりは悲鳴に近い叫び声を上げる。
震える太腿で顔を挟んで、髪の毛を掴んで必死に抵抗してもアモンは刺激を緩めるどころか気まぐれにぢゅっと陰核を吸ったり、刺激に緩急をつけて私が刺激に慣れないように嬲り続けた。
「ナカも慣らすっすよ〜」
陰核への刺激はそのままに、膣内に指が侵入してくる。
『待って、そんな、両方なんて無理!』
しかし、アモンの指は無慈悲にも私の膣にするりと入ってくる。
しばらくぐちぐちとナカを掻き回され、お腹側の浅いところを重点的に刺激されるようになった。
「ここ、ぷっくりしてて分かりやすいっすね。
クリを下から持ち上げて上は主様が大好きなピアスで可愛がったらどうなっちゃうんっすかね〜」
『やだっ!そこ変になりそうなの!クリ持ち上げるのダメっ!』
必死に止めてもアモンは舌ピアスで陰核を嬲るのも膣内から陰核を刺激するのも辞めてくれない。
『やだやだっ!イクっイクっ!』
腰を反らせて絶頂しても、強く吸い付かれた陰核から唇は離れないし、膣内で食んでいる指も抜けることはない。
私は何度となく絶頂させられ、終いには潮を吹き上げてアモンのシャツを濡らした。
ナカを持ち上げられると、尿道に残った潮がぴゅっと飛び散った。
もう声も出ないほどの快感を叩き込まれて私は完全に性感帯を弄られてイキ続けるだけの玩具にされてしまったようだった。
「さて、そろそろ頃合いっすかね」
ぐったりとした私を見下ろしながらアモンがベルトを外した。
そしてズボンから反り返ったグロテスクな陰茎を取り出してにんまりと笑う。
「しっかり耕して、水をやって、雑草を抜いて、大事に育てた自分の花って他の花よりも格段に綺麗に見えるっすよね。主様だって同じっすよ。手間暇かけて慣らしてイカせて…とっても綺麗で美味しそうっす」
そう言いながら秘裂にすりすりと亀頭を擦り付け、ゆっくりと膣内に入ってくる。
恥骨同士がぶつかると、ナカを慣らすように腰を揺らして私の最奥を刺激する。
膣壁は散々イカされ続けてようやく最奥まで届いた刺激に歓喜してぎゅむぎゅむとアモンを締め付ける。
「あー…マジで気持ちいいっす…もう動いていいっすか?」
『ふぇ…?』
返事を求めているような口ぶりだったが、それはもう動くの宣言だったらしくアモンはパンパンと腰を打ち付け始めた。
「ここ、気持ちいいんっすよね?クリも一緒に触ってあげるっす」
亀頭でGスポットを抉りつつ、片手で陰核を男性器を扱くように摘んだまま上下に動かされて私はまた潮を吹いて絶頂する。
もう可愛らしい喘ぎ声など出るはずもなく、汚い悲鳴と呻き声を漏らす私にアモンは一層興奮したように腰の動きを早める。
「ずっとイッてるから締め付けヤバいっすね…射精そうっす…」
アモンもようやく射精を迎え、私の最奥にどくどくと精を放った。
汗で濡れて張り付くブラウスごとぎゅっと抱きしめられ、私はやっと終わったんだと安心した。
がちゃん、と鍵の開く音が聞こえた。
これでここから出られる。やっと快楽地獄から解放される。そう思った。
「主様、主様…」
私を抱きしめたままアモンが耳元で囁く。
「主様は俺とヤッたって意味、分かってるっすか?執事と主がこんなことして良い訳無いっすよね?
もし、悪魔執事を貶めたい輩に知られたら悪魔執事全体のイメージダウンにも繋がりかねないっす」
私はひゅっと息を呑む。
そうだ、私は主でアモンは執事。恋愛関係になんてなってはいけない関係だ。
「それに、主様は気づいてなかったかも知れないっすけど、主様を狙ってた執事は少なくないんっすよ?だからもし俺とシたって知られたら主様は執事達全員に体を許さないといけなくなるっす。全員平等に扱ってきたツケっすね。
…それで提案なんっすけど、お互い今日のことは秘密にしましょうっす。口止め料は主様の体ってことで。俺だけに抱かれるのなら悪くないっすよね?」
私は執事達全員を平等に愛していたつもりだった。
特別な執事なんて作らないようにって心がけていたのに、アモンに恋してしまった。
もし、この恋心がアモンの居た部屋を選ばせたと言うのなら、これは運命だと受け入れるしか無いのかも知れない。
『いいよ、こういうことしたいのはアモンだけだから』
「嬉しいっす、夢みたいっすね。もしそれが嘘でも本当にしてやるっすからね」
2人きりの部屋の中できつく抱きしめ合う。
離れられない関係はこれからずっと続くのだろう。
後ろ暗い秘密の関係になってしまったアモンの瞳はまるで悪魔のように紅かった。