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「もしもし、里臣です。 はい……、はい……、分かりました。ダイカー月松店ですね分かりました。」誰かと電話をしながらトイレで着々と中学の制服に着替えている。「ガチャ」京介が入っていたトイレの戸が開いた。なぜか京介からは表情が消えており、レジへ向かっていった。「から揚げと肉まんとピザまん、あとアメリカンドッグ1つづつください」「1245円です」支払いを終え、商品を受け取り退店してきた京介の目から光は失われており、目の奥に黒い炎のようなものがあった。京介はまるで猛獣のような食べっぷりで、コンビニ飯をたいらげ、ダイガーへ走り出した。一方ダイガー月松店では河合がネットで話題になっていた便利を探していた。「着いた」「車のナンバーは、45-36 シルバーの営業車の車内で待ってる。」「わかった」京介は再び誰かと電話をしていた。「あれか……」京介は指定された車を見つけた。京介が乗り込もうとしたその瞬間、「京ちゃん!」と河合の声が聞こえてきた。京介は、殺意に満ちあふれた、鋭い眼光で河合の方を向いた。すると、京介はマスクを下にずらすと、口から何かを飛ばし、河合はその場に倒れた。京介は、河合を抱き上げるとそのまま指定された営業車に乗り込んだ。「そちらのお嬢さんは、いきてるのか?」そうドライバーの全身黒ずくめの男が聞いた。「あぁ、問題はない。一時的に寝てるだけだ」京介がそういうと車はゆっくりと走り始めた。