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元治時代 (1864年)
3月 お初と平助の間に女の子が生まれた。
平助は、伊東甲子太郎の左右の手ともされる優秀な八番隊隊長であり、総司 永倉新八 斎藤一 平助で
新撰組四天王である。
お初は実家に戻ると言い、またね!また会おうね!の言葉で最後にした。
私の周りには誰もいなくなった。
最近ぼーっとしていたからか、お馬の事を忘れていた。
4月中頃 7名が帰ってきた。平助はお初の実家に向かったらしい。
「おかえりなさい!よくぞご無事で」
私は夕餉の支度をして、各部屋に運んだ。
咳が酷くなっている総司に、
「総司お話があります。無理をしない事を約束してくれますか?」
「どうしたの、急に。」
「私は今5ヶ月です。」
「え?なにが?」
「総司が無理をするなら、お兄ちゃん達に言わないのなら、この子は生まれて来ません。」
「え?まって!ほんとに?」
「約束してくれますか?」
総司はすぐに全員を呼び沖田総司は労咳になり身体が弱ってきている事を伝えた。それから、少し仕事を減らすと勇と歳三が約束してくれた。
「遥ありがとう」
「俺夢叶った!」
「え?」
「遥との子供が欲しいが夢だったの。ねぇ、ずっと気になってたんだけど、遥の夢はなんなの?」
「私は、そ…じのゆ…めを」
「なんて〜聞こえな〜い」
総司はニヤニヤしていた。
「もう!私の夢は!総司の夢を叶える…こと」
その日は2人で眠りに落ちた。