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[にゃーにゃー]
みかんの鳴き声で目が覚める
「ご飯が欲しいの…?」
今日は休みの日 私の会社は 「成績がいい人は水曜日はお休みだ!!」 と言うルール?がある
休みだからと昼まで寝たかったがそれは許されないらしい 猫は厳しい
「じゃあ今日は特別に猫用のケーキを買ってあげるよみかん」
と言ってみる 何となくみかんの目がキラキラしている気がする
身支度をして近くのペットショップなどを回る
『あ、これいいじゃん』と思ったものを手に取ってレジに持っていく
みかんの誕生日はまだ先だが今日は出会い記念日なのだ ワクワクしながらマンションに帰り
みかんにケーキをあげる
もしゃもしゃ食べている いつの間にか連写している私が居る
もう昼だ と思ったら電話が鳴った スマホを見ると会社だ 何かあったのかと思い電話に出る
【あ、あ、!繋がった!良かった!!今真宵さんが、真宵さんが、…】
「どうしたんですか?!真宵がどうしたんですか!?」
ツーツー
電話は切れていた急いで会社へ走る
普段着だなんて関係ない 友達がどうなったのかが知りたい早く知りたい
会社の目の前には救急車と警察車両 中に入っていく
上司に 「真宵はどうなったんですか?!真宵は?!」
と問い詰める
上司が口を開ける前に担架に乗せられた真宵が真横を通った
真宵の首が無い
真宵の体は真っ白になっている
意味が分からない 昨日一緒にババ抜きをした時は元気にしていたのに
真宵の親が来た 親は警察に話を聞こうとしていた 必死に聞いて泣きながらずっと真宵の名前を呼んでいた
真宵は亡くなった 夕方にはずっと真宵のことを考えていた
親のことが頭によぎった 私は友達と親を亡くした こんなに不幸な事があってもいいのか
ずっと考えていたらもう夜中 次の日は休みにすると言っていた上司の言葉を思い出したが
真宵のことを考えていたらそんな事忘れてずっと泣いていた
みかんもそばに居たが涙で見えなかった