注意
既存の曲をモチーフにした話となります。
曲パロ、死ネタなどが含まれます。
原曲やご本人様には関係ありません。
解釈不一致などの可能性有。
楽園市街様 トピアリー を参考にしています。
prolog
回送列車のなかは僕らだけ。ふわさんと僕。二人の最終話を迎える準備を回送列車のなかで進めていた。二人で罪を背負って罪悪感と二人だけの世界でなんとか僕らは人の形を保っていた。今すぐにでも崩れそうなのに。人間の振りしてる醜い僕ら。きれいな人の形を汚い罪でかたどった。
嗚呼まるで
「トピアリーみたい。」
第一章 博奕
ひどく怯えた様子だった。僕の部屋に押しかけた彼は。息が整わずずっとなにかから怯えていた。どうしよう、どうしよう、と呟く姿にいつもの飄々とした空気は感じられなかった。
「晴、はる、甲斐田おれ、ひとのこと、っ…、」
殺しちゃった。
絶え絶えに言葉を紡ぐ彼の口からは確かにそう聞こえた。
「……、え、?」
「ごめんなさい、ごめんな、さいっ、殺すつもりじゃあ、…っ」
子供のように泣きじゃくりながら謝る彼は酷く幼く見えた。守りたく思った。
ふわさん、と呟く僕に彼は顔を上げた。
「逃げましょうか、二人きりで」
博奕な提案だった。博奕な恋にお似合いだろう。諦めていた彼への恋情をこの二人きりの逃避行で溶かしてしまおう。叶うか分からぬこの恋を。賭け金ではないけれど僕の全てを賭けて。
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コメント
2件
これ時差デカいかな?デカかったらごめんなさい。いままで曲パロ避けてきたけど、今日興味本位で初めて開いてみたらまさかの推しcpで1番好きな曲でびっくりした…ほんまに良すぎます……だいすきです✦.*